経験者の言うことを全て聞かない。

マッシュミュージックスクール代表・OFFICE NAMEKO代表の湯澤真人です。

このマガジンでは、これまで３００人以上の老若男女にマンツーマンで音楽を教えてきた経験を生かして「人との関わり方」「人生の楽しみ方」にフォーカスを当てて徒然と奏でていこうと思います。

私も含めてですが、何年も生きていると様々な事を経験します。
そしてある分野を仕事を請け負える練度まで積み上げれば、なかなか得られない経験をする事もできます。

しかし、それでもたった一個人の経験です。
それを別の人に教え・伝えて、その人が同じようにやっても上手くいかない事は多々あります。

ここでは、そんな教わる人・伝えられた人たちへ向けて
「経験者の言う事は話し半分くらいで聞くのがちょうど良いよ」
という考え方をお話しします。

①経験者は経験したことしか喋れない。
タイトルのとおりですが、経験者は経験した事はハッキリと自信を持って喋れるでしょう。
経験した事以外は予測・推測・憶測で喋ります。
おのずとハッキリと物事を伝えている方(経験した事の方)が説得力も出てきます。

しかし、皆が日々生活を切磋琢磨して、テクノロジーが進化して、環境が変われば、対応するために行動の仕方や考え方が変わります。
そうすると前例にない事だってたくさん出てくるのです。
今までの成功例が通用しない事もたくさん出てきます。
前例のない事に対して以前の成功例で対応しようとしてもどうにもならないのは至極当然です。

②聞く耳を持つなと言うわけではない。
かと言って、
「先生(もしくは先輩など)の言うことが今も通用するか分からないから聞く必要ないね。」
ということではありません。

経験者は経験したことによって、
・失敗せず行えた
・失敗から成功への道筋を作れた
・自分の考えや意見を確固たるものにできた
などを得ています。

そこから得られる
・公式や法則性
・歴史の流れや知識
・マインドセット(考え方や取り組み方)
・王道のヒント
・多くの人が考えることや共感すること
などはとても参考になるはずです。

是非、教えられたことを取捨選択してください。

③自分で考えることが大事
何を取捨選択するかはあなた次第になります。
老若男女問わず、これまであなたが過ごしてきた環境であなたの価値観は作られています。

受け取った情報をしっかり分析しましょう。
自分に合った答えがあるはずです。
それを選び取ることができればあなたの環境が豊かなものとなるでしょう。

自分の答えを積み重ねて行った後に、経験者になるのです。
積み重ね方によってあなたの５年後、１０年後が変わります。






いかがでしたでしょうか？
下記に本日のまとめと実践ガイドも書き記してあります。
自分の人生を楽しく、幸せにするために是非実践してみてください。

まとめ
①経験者は経験したことしか喋れない。前例にないことだって出てくる。
②かといって聞く耳を持つなというわけではない。取捨選択して聞く。
③自分で考えて、分析して、自分に合った答えを出すことが大事。

実践ガイド
 ①相手が先生・先輩・職人・総理大臣・社長だろうと一個人に過ぎません。
フラットに聞く姿勢を忘れないようにしましょう。

②フラットに聞く姿勢＝俺様が一番・俺様に決定権がある
ということではありません。
相手に教わる態度が不遜であれば、教えてくれることすらしてくれないでしょう。
皆、社会の中で協力し合って生活している事を忘れないようにしましょう。

③自分が教わった事を、自分で噛み砕いて、自分の答えを出せたら、是非他の人(後輩・これから教わる人)に教えてあげてください。
インプット→アウトプットが自己成長スピードを急激に加速させます。

このマガジンでは音楽教育の現場で学んだ視点・考察などを綴っていきます。
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