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プロフィール~Museumソムリエ~

「Museumソムリエ」プロジェクトの高山です。
note記事では、案内人 ACとしてお話ししています。

🟡Museumソムリエとは
運営者視点による「運営論」だけでは、問題を見失ってしまうことがあります。
利用者視点による「利用論」はそれを補い、新たな視界をひらいてくれます。
「ソムリエ」というポジションには、運営者の一員でありながら利用者視点でワインを選ぶ、つまり「運営論と利用論をあわせ持つ」という特質があります。
「Museumソムリエ」は、ミュージアムにおいて利用視点を運営視点にあわせ持ち、ミュージアムの新たな視界をひらくポジションとして構想されたものです。

ソムリエのポジション

🟡髙 山 敦 司(AC)略歴

1956年3月 群馬県前橋市生まれ。
1974年3月 群馬県立前橋高校卒業
1980年3月 埼玉大学教養学部教養学科卒業
2013年3月 成城大学大学院文学研究科博士課程前期修了(文化人類学)

★1969年 梅棹忠夫「知的生産の技術」を読み、カタカナタイプライターの代わりに英文タイプライターで活字を打ち始める。
★1970年 大阪万博EXPO'70で博覧会という大規模空間メディアを初めて体感する。
★1977年 埼玉大学在学中に公演プロモート集団「埼玉大学ACミュージック」を主宰。石川セリコンサートなどを、利用者主催形式にてプロデュース。

★1980年 ㈱乃村工藝社に入社。(~2001年)
博覧会、テーマパーク、博物館などの大規模展示空間プロジェクトに携わる。
展示実務と併行し、文化市場における中期マーケティング計画を担当する。
また、文化環境研究所主任研究員・企画プロデュース部プロデューサーとして調査研究・プロデュース活動にあたる。
〈主なプロジェクト〉
・神戸ポートアイランド博覧会 宝くじ館
・東京ディズニーランド(カリブの海賊、ジャングルクルーズ)
・青森市森林博物館
・青森県観光物産館
・青函トンネル開通記念博覧会 EXPO'88青森
・仙台市科学館
・台湾順益原住民博物館
・葛飾区郷土と天文の博物館
・松戸市立博物館
・前橋文学館
・群馬県立土屋文明記念文学館
・かみつけの里博物館
・宮崎県立西都原考古博物館


★2000年 中京大学社会学部講師 博物館学、文化人類学を担当。(~2002年)
★2002年 三重県立みえこどもの城 副館長。機能再構築事業を担当。
★2008年 特定非営利活動法人シアタープランニングネットワーク 代表理事(~2012年)
★2011年 メディアアライブパートナーズ一般社団法人 代表理事(~2014年)
★2017年 柏市民文化会館 副館長
★2018年 港区立郷土歴史館指定管理者 歴史館管掌(~2020年)

★2020年よりMuseum alive 研究所 代表
「Museumソムリエ」プロジェクト を企画プロデュース

中学生だった1970年、大阪万博EXPO'70で博覧会という大規模空間メディアを体感したことがきっかけとなり、大学では文化人類学を学ぶ道に進みます。
NHK浦和放送局(当時)でニュースやイベントのアルバイトをしながら、所属していた美術部を基盤に「埼玉大学ACミュージック」を主宰。利用者主催形式にてプロアーティストのコンサートを主催していました。
これらは、大学卒業後、展示会社に就職し活動をしていく基盤となりました。
以来40年、空間メディアをフィールドに、仕事としての実践と、俯瞰し客観視する理論研究を併行して続けてきました。

研究活動としては、博覧会・テーマパーク・博物館・劇場・ホールの文化空間を、文化人類学の柔軟な視点で「空間メディア」として構造化し、「空間メディアの構造と性質」に、その重層的構造とダイナミズムを明らかにしています。
一方、文化空間での実務経験を重ねる中で、実務と学術、民間と行政、建設と運営、それぞれの対立する領域の境界線にまたがる「視点の複眼化」を実践し、従来の固定された空間概念からの脱却を提言しています。

利用者主体によるミュージアムシーンの形成をめざす「Museumソムリエ」においても、運営論に対する利用論の立場からプロジェクトを構想しています。

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