歴史的経緯を追うこと ー森本あんり「寛容論の中世的本義と現代的誤解」
自分が当たり前に身につけている常識や価値観から、自由になる方法の一つは歴史的経緯を知ることだと思う。
少し長くなるけれど、森本あんりさんの講演を聞いてみよう。
学史研究は大変苦手だけれども、現在の事象だけ見ていては「不寛容な寛容の押しつけ」をしかねないからである。「不参加な参加」でも、「不平等な平等」でも言い換えはいくらでもできると思うけれど。
私の今の価値観が、相手の価値観が対立した時に、それが「いいこと」だと思うのはお互いさまである。「不参加」がいいと思う人も、「参加」がいいと思う人もいる。これを批難したり、強制していても何も生まれない。
「参加」がなぜいいと思うようになったのか、「不参加」がなぜいいと思うようになったのかを考え、お互いを理解していく必要があるのだと思う。そのためには歴史的経緯からはじめることがわかりやすい。
https://www.youtube.com/watch?v=etDogEygvcw&t=1027s
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