みゅぜぶらん八女の蔵書⑦

蔵書No.51
(編著者)Fondation Nationale de Gérontologie
(書名)Gérontologie et Société No.26(La vie associative des plus de 50 ans)
(総ページ数)160頁
(書籍の大きさ)24cm(縦)×15.7cm(横)
(発行所)Fondation Nationale de Gérontologie(Paris)
(発行年)1983年

(解説)
“Gérontologie et Société”は、Fondation Nationale de Gérontologieによって年に4号発刊されていた高齢者(老人)社会学の貴重な雑誌である(ソノ後の体制の変更については蔵書No.52の解説を参照)。ココで紹介するGérontologie et Société No.26は、「50歳を超えたら、アソシアシオン活動を」特集号であり、“みゅぜぶらん八女”にある“Gérontologie et Société”の中でも、最も古いモノである。この雑誌は、蔵書No.10で紹介した Paul Paillat氏が在籍していたFondation Nationale de Gérontologie によって発行されていたものである。

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蔵書No.52
(編著者)Caisse Nationale d’assurance vieillesse
(書名)Gérontologie et Société No.148(Regards croisés sur corps vieillissant)
(総ページ数)152頁
(書籍の大きさ)24cm(縦)×15.7cm(横)
(発行所)Caisse Nationale d’assurance vieillesse(Paris)
(発行年)2015年

(解説)
気が付いた方も多いことと思うが、蔵書No.51で紹介した『雑誌』(Gérontologie et Société)は、2013年までは、FNG(Fondation Nationale de Gérontologie)によって年に4号発刊されていたものである。休刊状態の後、しばらくたって、発行元はCaisse Nationale d’assurance vieillesseに変わり、2015年は1号のみの発刊、そして、16年からは、年に3号の発刊ということで今日に至っている。(写真)は、ソノ2015年の1冊である。郵便事故による欠号はあるものの、“みゅぜぶらん八女”には、約30年間の“Gérontologie et Société誌 ”が揃っている。

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蔵書No.53
(編著者)Eric Bidet
(書名)Problèmes Politiques Sociaux No.798(L’écono,ie Sociale :un secteur d’avenir ?)
(総ページ数)76頁
(書籍の大きさ)24cm(縦)×15.7cm(横)
(発行所)La documentation Française(Paris)
(発行年)1998年

(解説)
“Problèmes Politiques Sociaux誌”は2012年から休刊している(今は復刊しているかもしれない)。毎号特集を組み、その特集に関係する既出の様々な論文を、責任者が再掲載する形をとっている月刊誌である。写真の『この号』は、「ソーシャルエコノミーは未来のセクターになるか ?」という特集であり、そのテーマに合いそうな論文や記事を、各種の雑誌などから、責任者が再掲載する形をとっているのである。「元の論文の現物」や「元の論文のコピー」を手に入れずに読める便利なものであるから、下手をすると「孫引き ??」となってしまう。引用は正しく丁寧に !!

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蔵書No.54
(編著者)Ronan Le Velly (No.982)・・・それ以降のNo.に関しては諸氏
(書名)Problèmes Politiques Sociaux No.982~No.991(Les enjeux de la consommation engagée etc. etc. etc.)
(総ページ数)110頁(No.982)
(書籍の大きさ)24cm(縦)×15.7cm(横)
(発行所)La documentation Française(Paris)
(発行年)2011年(の9冊の写真)

(解説)
どうしたことか・・・、この“Problèmes Politiques Sociaux誌”が、私のところに、しばらく届いていなかった。何度かクレームを、取次店から入れてもらっていたが、音沙汰なしなので、諦めようとしていた。ところが、しばらくたって、「休刊のお知らせがあり、先方より2011年のモノがまとめて送られてきました」という取次店からの手紙とともに、休刊前の9冊が配送されてきた。写真で紹介しているモノは、配送されたままの状態での写真である。蔵書No.53の(解説)で書いたように、特集テーマと編集責任者が、各号で異なることから、ここでの紹介は(No.982)のみについて書いている。“みゅぜぶらん八女”には、10年分以上の“Problèmes Politiques Sociaux”が揃っている。

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蔵書No.55
(編著者)Lucette MALLET(Rédacteur en chef)
(書名)La Revue Française de Service Social--Aspects du Travail Social dans le Monde --1er et 2e Trimestres 1991(Numéro double 160-161)
(総ページ数)94頁
(書籍の大きさ)23.5cm(縦)×16.1cm(横)
(発行所)Association Nationale des Assistants de Service Social(Paris)
(発行年)1991年

(解説)
『この雑誌』は、社会サービスについての制度や、社会サービスの関係で働いている人々の実態・意見等を掲載している。原則として、年に4号発刊されている。写真は1991年の1号・2号の合併号である。30年近く購読していたが、何らかの配送事故による欠号もかなりある。

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蔵書No.56
(編著者)Joran Le Gall(Directeur de Publication)
(書名)La Revue Française de Service Social—Précarité,Pauvreté,Exclusion :Quelles Réponses du Travail Social—No.267-2017-4
(総ページ数)108頁
(書籍の大きさ)23.5cm(縦)×16.1cm(横)
(発行所)Association Nationale des Assistants de Service Social(Paris)
(発行年)2017年

(解説)
写真は、蔵書No.56の未開封状態のモノである。写真撮影の後、開封して、この号に関する諸情報を手に入れた。

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蔵書No.57
(編著者)Yves Saint-Jours
(書名)Revue trimestrielle de droit sanitaire et social—Médecine et Sécurité sociqle(Numéro spéciale)
(総ページ数)221頁
(書籍の大きさ)24.1cm(縦)×16cm(横)
(発行所)Éditions Sirey(Paris)
(発行年)1976年

(解説)
『この雑誌』(-通称RDSS-)は、年に4号発刊されていたものであるが、たまに、特別号もある。私が、『フランス社会保障医療形成史—伝統的自由医療から社会保障医療へ—(北九州大学法政叢書-10)』(蔵書No.21)を執筆する際に、「伝統的自由医療がどのように崩壊していったのか」というコトについては、『この雑誌』を大いに参考にさせてもらった。とりわけ、「コノ号」の113頁以下にある、Christian PRIEUR氏の論文“L’évolution historique de l’organisation des relations entre médecine libérale et les régimes d’assurance maladie :1930-1976 ”には助けられた。大学での仏書購読の授業でも何年かにわたって使わせていただいた。お世話になった愛読書である。

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蔵書No.58
(編著者)Revue de droit sanitaire et social(Directeur-Michel Borgetto)
(書名)Revue de droit sanitaire et social-Organisation des secours et territoire-mars-avril 2018
(総ページ数)192頁(特別号を除いて、雑誌は年間での通し頁になっている:コノ号は193-384頁)
(書籍の大きさ)24.1cm(縦)×16cm(横)
(発行所)Éditions Dalloz(Paris)
(発行年)2018年

(解説)
ひょっとしたら、蔵書No.58は、蔵書No.57とは異なる雑誌なのか。雑誌名からはtrimestrielleがなくなっている。そして、2か月をひと区切りにして、原則として、年に6回発刊されている。イエイエ、そうではありません。蔵書No.58のような誌名になったのは1980年からで、それ以前の1965年から1979年までは、蔵書No.57のようにtrimestrielleが入っていたのです。さらに遡ると、1958年から1964年までは、Revue de l’aide socialeだったとか・・・。そして、1976年のモノ(蔵書No.57)がÉditions Sireyであったのに、2018年ではÉditions Dallozになっている。コノコトにも気が付いた方がおられるかもしれません。『この雑誌』には、毎号、保健・福祉に関する論文、制度に関する動き・コメント、他誌に掲載された諸論文のリスト等が掲載されている。定年前まで、40年近く購読していたが、少しだけ欠号がある。

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蔵書No.59
(編著者)le ministère des Affaires sociales et de la Solidarité nationale (ed.)
(書名)Revue Française des Affaires Sociales(37e ANNÉE Avril-Juin1983)
(総ページ数)204頁
(書籍の大きさ)24cm(縦)×15.5cm(横)
(発行所)Ministère des Affaires Sociales et de la Solidarité Nationale
(発行年)1983年

(解説)
蔵書No.59として紹介する『この雑誌』(写真)の頃は、2か月をひと区切りにして、原則として、年に6回発刊されていた。雑誌を構成しているのは、社会保障・社会福祉に関する諸論文、社会の動向、関係する分野での出版書籍の紹介、関係分野での立法や規則などの動向、である。

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蔵書No.60
(編著者)
(書名)Revue Française des Affaires Sociales—Les minima sociaux en Europe :orientations actuelles et nouveaux défis--(No.3 Juillet-Septembre 2017)
(総ページ数)249頁
(書籍の大きさ)24cm(縦)×16.2cm(横)
(発行所)La documentation Française
(発行年)2017年

(解説)
蔵書No.59でも紹介したRevue Française des Affaires Socialesは、その後、3か月をひと区切りにして、原則として、年に4回発刊されるようになった。雑誌の構成は、蔵書No.59の頃と比べれば、社会保障・社会福祉に関する諸論文の占める割合が大きくなっているが、基本的スタイルは継承されている。

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