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弥次喜多の荒法師

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が始まりました。

三谷幸喜さん脚本。歌舞伎役者さんも出演とあり見続けたいです。初回から彌十郎さんと愛之助さんが登場してテンション上がりました。特に彌十郎さんの大河出演は嬉しい限り。自然すぎる(笑)もっとTVの時代劇でも拝見したいと思いました。

今後、獅童さん染五郎くん、そして猿之助さんが登場します。猿之助さんはいつだろう。。。中車さん(香川照之)さんのビジュアルの汚さを超えてしまうのか心配です(笑)

さて、歌舞伎座の「四の切」は盛り上がっている様子です。今回、猿之助さんの完全復帰の万全を期すためなのか(妄想)、ラストに登場する荒法師6人の筆頭が猿四郎さんだそう。

澤瀉屋の型のこの場面は激しいので若手がしているイメージでした。前回もそうだったと思います。これを50代の猿四郎さんがなさるのは相当に久しぶりではないのでしょうか。観ている側は猿之助さんのケレンがとても安心ではありますが。

今回は、その他に喜楽くん、翔之亮くん、喜介くん、石橋正高さん。石橋さんは俳優の石橋正次さんの息子さんですね。スーパー歌舞伎Ⅱに出演なさっている方です。もう一人、本来は出演予定だった笑猿くんの代わりに尾上まつ虫くんが出演しているそうです。

ベテランから若手、石橋さんは初荒法師かな?珍しいメンバー構成な気がします。次回はしっかり観てこようと思います。

荒法師と言えば。。猿之助さん幸四郎さんの荒法師姿を思い出します(笑)

近年、恒例だった8月の弥次喜多。納涼歌舞伎で大人気になりシリーズ化しました。その2017年の作品「歌舞伎座捕物帖」の劇中劇として「四の切」の一部上演がありました。

これを初日に観た時はびっくりしましたー!まさかこのセットが登場するとは(笑)セットだけでやられた感が満載です。

でもそこは弥次喜多。
源九郎狐は隼人さん、静御前は巳之助さん竹三郎さんだったり、川連法眼の寿猿さんと飛鳥の竹三郎さんが喧嘩してたり(笑)これはこれで面白くて、まさか四の切で大爆笑するとは思いませんでした。

劇中に猿之助喜多さんが「四の切」の解説をする場面もありました。得意なのはあたり前で、観るたびに饒舌になってたのも面白かったです。

ラストの荒法師たちとのシーンは弥次喜多の二人はなんと荒法師!役者が足りないということだったかと思うのですが、急遽演じるというシチュエーション。でも上手いし、途中で狐の振りが入ってるし(笑)もう二度とないだろうというサービスに笑って笑って大興奮でした。

そして、荒法師のまま二人で宙乗り。大量の桜吹雪に文句を言っていて喜多さんワールド全開で笑った。皆が笑顔で見送って楽しい余韻でした。

あの時も猿之助さんならではの演出に脱帽でした。だって、猿之助さんの狐が観たくなりましたもの。その思いが今、叶っています。

一回一回を大事に観ていこうと思います。


aya


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