五行説で考えるBLEACHと虚と大虚とウルキオラのモチーフの考察



虚のモチーフ、その1

ここで言う虚は大虚になる以前の虚の事を指す。
虚のモチーフとなるのは3つ。
中国の伝承における竜生九子から龍の9体の子供のうち、龍に似た生物である蒲牢(ホロウ)と呼ばれる生物。
この蒲牢は「吼えることを好む」とされる。
「吼」の文字が指すように口の他に「孔」がある。
また、この蒲牢が吼える時というのは鯨に襲われている、あるいは鯨を襲っている時。
つまり虚が蒲牢なら鯨は敵対関係にある滅却師となる。
またこの蒲牢は龍の姿に似ていて吼える、という事から「音を出す」、釣り鐘を支える土台部分の装飾としても使われた。
そして東洋の龍は海、河川、そして天候なと「水」から発展した幻獣である。
一方で西洋のドラゴンはどちらかと言うと「火」を吐いたりするイメージが強いようだがその源流を辿れば「ケートス」と言う鯨の幻獣が元となったとされる。
つまりは鯨も龍も同質の存在であり、そうなるとこの龍の子である蒲牢もまた同じ存在と言える。
この蒲牢が虚のモチーフとして考えた時、「滅却師、ユーハバッハ、虚説」に繋がる。
コレは五行説で言う所の「火」であり、「神」に相当する。

虚のモチーフ、その2

虚のモチーフを五行説における火が龍の子である蒲牢。
そして二つ目、五行説の金に当たるものが恐らく琺瑯(ホウロウ)。
琺とは釉薬、瑯とは金属や玉が触れ合う音を指す。
ここで注目したいのはホウロウという響きよりも琺瑯の性質、英語で言えばエナメルと言えば分かりやすいか。
基本的に金属などに釉薬を塗り加工する事で腐食を防いだり、色や匂い移りなどを防いだりする事ができる。
この「他の物質からの干渉を跳ね除ける」性質こそが虚のモチーフ、その3になる。

虚のモチーフ、その3

五行説において水は始まり。
水は金から生まれる(五行説では金属に付着した水滴からの発想されたもの)が琺瑯の周囲の釉薬がこの水に当たる。
五行説の内包する考え方で五神、と呼ばれる精神的、霊的なものを5つに分けた考え方がある。
・木は魂。精神を司る霊。死んだ後は天に向かう。BLEACHにおいては恐らく整。
・火は神。精神の司令塔。アイデンティティ、情熱、あるいは愛など。BLEACHでは恐らく卍解
・土は意。行動、挑戦、勉強、他者への思いやり。冷静さ。BLEACHでは完現術に相当する。
・金は魄。肉体を司る霊。死んだ後は地に向かう。BLEACHにおいては恐らく虚。
そして水は志。これはユーハバッハの行動理由や藍染惣右介の反旗を翻した理由、そしてチャドの「巨人の右腕」などの発現した理由でもある。
「夢」、あるいは「欲」。
行動の全ての起点となるものであり、それは人間のみならず動物も持っている。
食欲や性欲、睡眠欲といったものから親子の愛、恋愛感情、ユーハバッハが企てた野望、藍染の理想、チャドが一護に感じた友情。
そうした「夢」が五行説の水。
釉薬として金属などの表面に加工されているように虚の身体となる金、「魄」に纏わり付いているのが生前の「夢」「欲」である。
しかし、この釉薬も完璧ではない。
現実世界でもそうであるように「防腐加工」をいくら行っていても時間経過や強い衝撃が加えられたりすると釉薬の効果は弱まり、そこから腐食していく。そうして虚の腐食が進み虚同士が溶け合う事で融合するのが大虚である。

BLEACHの意味

虚が溶け合い、大虚となると3つの階級に分かられる。
下から
ギリアン、アジューカス、ヴァストローデとなるにつれて身体は小柄に、それとは反比例するように戦闘力は高まる。
モチーフ、と言うか名前から連想されるもの。
その前にBLEACHと言うタイトルについて自分の考察を述べておきたい。
このBLEACHはタイトルをそのまま和訳すると「漂白」となるわけで作中でも白色は重要な役割を示してきたからそれも一つの意味ではある。
しかしこのBLEACHが示すもう一つの意味は「戦争」あるいは「聖戦」であると自分は考えている。
B→世界調和
L→愛
E→爆撃
A→全知全能
C→強制執行
H→灼熱
滅却師の聖文字の意味をそれぞれ当てはめた。
「世界調和の名目で愛という名の爆撃をした。」
「全知全能を冠する者が強制執行して灼熱の地獄と化した」
とあくまで自分の妄想が入ったものではあるがそんな感じはする。
BLEACH→ブリーチ→BREECHで銃尾、拳銃という意味への転換も可能。
また黒崎一護の一護も「15」へと転換していくと
15→ジュウゴ→銃後となる。
銃後とは銃を前に構える者。
もしくは銃を撃ち合う後方で非戦闘員だが戦争に関わる支援を行う国民の意味がある。
BLEACH全体から感じられるのは「反戦」と「終戦後の復興」、そこから立ち上がるための「夢」とそれに向けた「勇気」を表現したものではないか、と思う。

大虚の階級のモチーフ

大虚にはギリアン、アジューカス、ヴァストローデと3つの階級があるわけである。
結論を言えばモチーフは楽器である。
そしてギリアン、そしてヴァストローデは名前の響きだけで比較的簡単にその楽器が見つかったのだがアジューカスだけ困難だった。
まず一番最初に見つけたのはヴァストローデでそれはバストロンボーン。「神の楽器」とされるもの。
次はギリアン。ギリアンは前後を入れ替えたものでアンバーグリス、マッコウクジラの体内で生成される龍涎香と呼ばれる所謂「カラストンビ」
嘴に似た楽器、としてカスタネットのような物がモチーフと思われる。
そしてアジューカス。
最初からこのアジューカスも「楽器」と仮定して考えていたがどうにもこのままでは見つからなかったが先述のBLEACHのスペルに聖文字を当てはめる事を考えた時に出てきたのが「バズーカ」。
バズーカ、といえば大砲のようなものを直ぐに思い浮かべるかもしれないがそもそもこのバズーカはラッパの仲間であり、そのバズーカという楽器に似ているから名前をつけられたのが武器、兵器としてのバズーカである。
そしてこのアジューカスはバズーカからB、調和を取り払った物、だと自分は考えている。

ヴァストローデについて

サラッと流したがヴァストローデがバストロンボーン、「神の楽器」とされているわけだが同様に「神の◯◯」とされている滅却師の完聖体とヴァストローデとは同質の物。
ただ問題は虚のヴァストローデはあくまでヴァストローデ「級」であり、ヴァストローデそのものはいない。
過去、霊王が生きていた時代に存在した物が基準となっていると思う。
そしてヴァストローデ、アジューカス、そしてギリアンの仮面が白色。
チャドの「悪魔の左腕」も白色。
仮にこの「白」を「悪魔」とするならば「白い悪魔」がヴァストローデとなるわけである。
白い悪魔、といえばフィクションではそこそこ出てくる表現だが恐らく「機動戦士ガンダム」がモチーフになってるんじゃないかな、と考えている。
アジューカスがバズーカ、ならその進化先となるヴァストローデはガンダムの武装となる「ハイパーバズーカ」とでも言うべきか。
それともビームライフル、ビームサーベルか。
単に白い悪魔だからガンダム説が浮かび上がったわけだがヴァストローデだけではなく、鬼道の詠唱で出てくるワードの「君臨者」だとか「ヒトの名を冠する者」だとか、あるいは詠唱そのものがどうもガンダムシリーズ絡みのように感じられる。
そもそもあのアニメも舞台は宇宙だが「戦争」を描いた作品である。
ガンダムシリーズはBLEACH以上ににわか知識しかないので明確にはどの鬼道がどの話、どのシリーズ、という話は自分には出来ない。
ただ、虚と同質とされる斬魄刀の解放についてもいくつかソレッぽいものがある。

自分の龍紋鬼灯丸の考察で「核兵器」としたが
ガンダムGP02、コードネームが鬼灯を意味する「サイサリス」という機体が核弾頭ミサイルを武器としている。
他にも更木剣八の野晒は「西」を意味している。
西は五行説では死を意味している、と過去に考察したがこの西を英語にするとWEST、頭文字がW。ガンダムWではないか?となる。
武装としても更木剣八に憧れる斑目一角が核弾頭のサイサリスならガンダムWの代名詞となるバスターライフルは核弾頭を越える兵器だ。
他にも斬魄刀では若手の砕蜂の雀蜂雷公鞭、護廷十三隊の伝統に囚われない浦原喜助の紅姫や涅マユリの疋削地蔵。
破道の80「黒棺」や91「千手皎天汰炮」あたりの詠唱などもガンダムシリーズを参考にしている、考えると「それっぽい」ものが出てくる。
そして霊王自体もガンダムの主人公、アムロレイがモデル、というよりその能力「全てを見通す」力はニュータイプを参考にしているのではないか、と考えている。

ウルキオラについて。

ヴァストローデ、ガンダム説は正直なところ自分にガンダム知識が無いので今のところ深掘りは出来ないのでとりあえずウルキオラに。
さて、このウルキオラだが1人だけ帰刃第二層なんて事をしており、過去を描いたエピソードでもおかしな虚の一族と一緒にいたわけである。
破面となり死神の力、五行説でいえば「木」の力、成長する力を得たのに「心」を持たないのである。
そして帰刃の名前、「黒翼大魔」。
読みのムルシエラゴは蝙蝠を意味する。
蝙蝠には童話で鳥と獣が争った時に勝てそうな陣営を行ったり来たりする「どっちつかず」の話があるがこれは鳥と獣の「境界線」にいる存在と考える事ができる。
五行説において季節、春夏秋冬の境界線となる「土用」を示す「土」の力を持っている事になる。
自分の考察では土は完現術者の力となるわけだがさらに破面となる前は大虚、つまり金の力も備えていた事になる。
その上でウルキオラの超速再生である。

ウルキオラの考察

ウルキオラの名前、ウルキオラ・シファー。
このシファーの響きと黒翼大魔の姿からキリスト教における最大ともいえる悪魔の中の悪魔、「ルシファー」をモチーフにしているのではないか、という話はネットを見ると割と出てくる説だ。
雷霆という雷を操る力もある。
その上で光を意味する「ル」が無いこともルシファーが堕天したことで光を失ったから、という話もあったりなかったり。
シファー部分については一端置いておく。
ウルキオラ、という部分である。
検索をかけるとスペインのバスク自治州とされる所にあるウルキオラ山脈がヒットする。
ウルキオラ自然保護区も含まれる。
BLEACHにおいて魂魄、虚には生前は人間以外にも動物と思わしき存在もいる。
死神、破面、滅却師の中には自然を操る力を持った者もいる。
とするならば「自然」が死に、「虚」や「死神」となった存在がいてもおかしくないのではないか。

4番

ウルキオラは藍染惣右介から破面の4の番号を与えられているがその4という数字、日本語では「四」だかもとを辿れば「シッ」という呼吸の音からきており、つまり四とは「息」が始まりとされる。
息は「自」に 「心」、「自らの心」と書く。
そしてウルキオラの生前が山脈、自然とするならば「自然」とはその「自」の字に「然」と書く。
この「然」の文字は「燃える」ことを意味している。
「燃」が物理的な現象を意味するなら「然」の字は奮い立たせるだとかそうした意味合いの「燃える」こと。
自然は人間が手をかけずとも自ら芽吹き、成長し、実をつけ、そして枯れ、そしてまた芽吹く、という循環を行う事ができる、自ら燃える事が出来る存在であり、ウルキオラが消える直前に手にした心で藍染惣右介によって与えられた「4」、ではなく「自分の心」を手にした事で五行説全ての要素を手に入れて破面、虚としてのウルキオラが死神の力を借りず自力で魂葬されたと思われる。

黒翼大魔と虚の一族

破面が成長する死神としての「木」の力。
消える間際に手に入れた「心」は「火」の力。
ウルキオラ・シファーという名前から「自然」そのものの虚であると思われる事から「土」の力、そして虚という「金」の力もある。
残る五行説は「水」の力である。
同時に死神にとっての始解の「土」、あるいは卍解の「火」の力である筈の帰刃がウルキオラには当てはまらない。
消去法であるが黒翼大魔とは「水」の力となる。
その水の力と過去のエピソードに出てきた黒色の虚の一族の姿が似ている事。
そしてウルキオラ山脈、自然という物とムルシエラゴという蝙蝠。
ウルキオラ・シファーそのものが自然における水ならば山脈における川の虚化したもの、と言えるがそれならば帰刃ならハリベルのような水棲生物をモチーフのほうが妥当だがあえてムルシエラゴ、蝙蝠となっている事。
山脈、蝙蝠、水。
そして光を失い地の底に落ちたルシファーを彷彿とさせるシファーという名。
山にあって蝙蝠がいて水があって地面より下にある物、つまりは「洞窟」がウルキオラ・シファーのモチーフである。

龍泉洞

大虚のギリアンはアンバーグリス、マッコウクジラの中で作られる「龍涎香」がモチーフと思われるのは説明したがこの龍涎香の響きに似た洞窟が日本にある。
岩手県にある「龍泉洞」という場所だがこの中には中には「蝙蝠穴」と呼ばれる複数種の蝙蝠が共存している環境であり「月宮殿」といわれる鍾乳石と広い空間が作り上げた「月の世界」を思わせる空間がある。
龍涎香がマッコウクジラがイカなどの食べ滓を元にして生まれて固まった物質である。
一方で龍泉洞の鍾乳石もまた長い年月を経てカルシウムなどが結晶化した物質である。
似たような経緯で生まれた物質だが龍涎香を生み出したマッコウクジラは巨大16m、寿命にしても70歳以上と動物としては長寿ではある。
しかしこの龍泉洞を一つの生物として考えた場合、その全長は4000m以上、あるいは5000m以上ともされる上、その体内で作られた鍾乳石はマッコウクジラの龍涎香などよりも遥かに巨大であり、そして途方もない時間がかけられて作られた物。
月宮殿は虚圏で藍染らが拠点としていた虚夜宮に通じるものがあるし、龍泉洞に暮らす蝙蝠達は黒翼大魔、ムルシエラゴに通じる。
と言う事はウルキオラ・シファーはこの龍泉洞に似た何処かの山脈の洞窟、その地域一帯の自然環境が虚化した物と考えられる。

ウルキオラ・シファーはヴァストローテか否か

上記の考察を元に考えていくとウルキオラがヴァストローデか否かの問いは「ヴァストローデではない」という答えになる。
というよりもそもそも大虚ですらない。
「破面もどき」である。
ただし、人間や動物の寄せ集めて出来た大虚など比較にならない力を持った「自然環境」から産み落とされた「虚」を元にした為にエスパーダでも上位の実力となる「破面もどき」となった。
そしてそう考えると過去のエピソードの虚の一族とは蝙蝠を筆頭にした自然環境の一部であり、つまりウルキオラの一部。
あれは一族ではなくウルキオラが大虚、ギリアンの仮面ならばその身体となる黒い部分の擬人化、具象化したものと思われる。
それを殺したウルキオラは自らの手足となる部分を切り捨てたわけで通常のギリアンが仮面だけで歩いているような物と言える。
黒翼大魔は帰刃ではなく虚から大虚になる「ギリアン化」という事になる。

龍飛岬、白神山地とブナ

龍涎香から岩手県の龍泉洞を連想したわけだが日本には龍の名前のついた場所が多い。
龍や蛇の名前がついた土地は水難、水害で甚大な被害があった土地とされているらしい。
そんな中で岩手県から北上し、青森県の龍飛岬。
この龍飛はアイヌ語のタム・パ、「刀の上端」が転化したもので「突き出た場所」を意味する、という事から来ている説がある。
ウルキオラが自然環境、「龍泉洞」に由来する存在とするならこの「龍飛」もまたウルキオラの一部、ウルキオラの斬魄刀と考えられる。
さて岩手県の龍泉洞と青森県の龍飛岬だがその中間、正確には青森県と秋田の県境だが日本で初めて世界遺産として登録されたブナの天然林のある「白神山地」がある。
「白神」という地名は雪解けの水が「白い神」とされた、とも山の中腹に白髪の老人が住んでいた事が由来ともされているが龍泉洞の虚であるウルキオラが自然を求めて北上、白神山地に辿り着いた、という話として過去のエピソードが描かれたのではないか、思うのだがその辺は割とどうでもいい。
問題はこの白神山地にあるブナの天然林。
ブナは水分を大量に含む性質があり「天然のダム」「森の女王」と異名がある。
ただ水を多量に含んでいる故に木材としては腐りやすく柔らかく、そして乾燥などによる変化で測量が狂いやすく過去の技術では役に立たないものとして木材としての「木」として価値が「無」、「橅」と呼ばれる事に。
現在では先述の通り世界遺産登録など自然保護の観点などから大切にされる事になった。
そしてブナを示す漢字としては「橅」以外にもいくつか漢字があり、「椈」というものがある。
椈そのものは単にブナに字が当てられたものであり意味は特にないらしい。
ただこの椈から木偏を除いた「匊」という字は手で掬う意味がある。
ウルキオラが最後に手の中に「心」を掬い挙げた事を意味するのではないか、と思われる。

ウルキオラのその後

ウルキオラのその後については
・地獄に落とされた
・斬魄刀で斬ってもらえずに消えたため輪廻転生の輪から外れた
というような憶測がされている。
しかし自分のコレまでの考察からウルキオラは自力で「心」を手に入れ、自力で「魂葬」に至った。
いわば「天寿」を全うした事になる。
そのため自分の予想ではウルキオラは輪廻転生していると思われる。
そしてその中で重要になるのは「ブナ」である。
ブナは花を咲かせるがそのブナの花言葉には「独立」「勇気」がある。
独立を一人立ち、「一」という数字に置き換える事ができる。
「一」「勇」、つまり黒崎一護と織姫との間に生まれた黒崎一勇はウルキオラが輪廻転生を経て生まれ変わった姿であるとするのが自分の考察である。

まとめ

・虚は龍の子供の「蒲牢(ホロウ」、エナメルで加工した「琺瑯(ホウロウ)」、そのエナメルとは生前の「夢」で作られた存在。
・BLEACHとは戦争を意味している。
・大虚は楽器がモチーフ。
・ヴァストローデ、白い悪魔とは「機動戦士ガンダム」かもしれない説。
・ウルキオラ・シファーは人間や動物の虚ではなく自然環境の集合体の虚であり、岩手県の龍泉洞がモチーフ。
・ウルキオラは下級大虚のギリアンですらない「破面モドキ」。ただしスペック自体はエスパーダ上位に匹敵。
・黒翼大魔は帰刃ではなく虚から大虚になる「ギリアン化」。
・ウルキオラの最後は心を手にして輪廻転生をするという描写。そのモチーフは世界遺産の白神山地のブナ。
・黒崎一護の息子、黒崎一勇はブナの花言葉、「独立」と「勇気」からウルキオラが生まれ変わった姿。
ウルキオラの感情の希薄さ、過去のエピソードや帰刃の第二層という異質さ。それらはある程度矛盾なくモチーフを考察できたのではないか、と思う。

ガンダムの知識があればウルキオラの能力と似た物などももしかしたら考察して行けたのかもしれないし、さらには転生先と思われる黒崎一勇の能力も考察出来たかもしれない。
ただしそうなると黒崎一勇は「次世代」と言う事でガンダムが能力のモチーフになるとするならばBLEACH連載開始以降、2001年より後のガンダム作品に成りそうではある。

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