BLEACH、陰陽五行説


BLEACH陰陽五行説

自分は過去の記事でBLEACHは「五行説」で作られている、としながらも「陰陽」要素もあるのではないかと考えていた。
というよりほぼ「確定」だと思っていた。
それを裏付ける物がポツポツとあったのだが結局、裏付ける「点」が無数にある状態でありそれぞれが「線」として繋がらなかった。
今回の陰陽五行説も正直未完成に゙近い。
というよりそもそもBLEACHの作者でもない以上、「自分」の知識と考え方だけでは完成しない。

斑目一角の龍紋鬼灯丸や更木剣八とか自分が好きなキャラについてはかなり掘り下げているが好きなキャラについては殆ど考察していない。
滅却師の星十字騎士団とかは数も多いし、あんまり個人的にソソられていないので個別に深く掘り下げてはいない。
ただそれでも取り敢えず「陰陽五行説」に当てはめれば「当たってる」感じがしている。
これが「絶対確実に合ってる」とは思わないがこういう見方がある、という紹介だ。
見た人がこれから紹介する「公式(というと少し大袈裟だが)」を使って考察の材料にでもしてくれれば良いと思ってる。

前置き:BLEACHとはそもそも何を描いているのか

BLEACHは死神代行の黒崎一護が敵となる虚と戦う物語だ。
ただ「作品のメッセージ性」とは何か、と考えた時に何を描いているのか。
多言語、他種族を用いている事から「多様性」を一つのテーマにしている事は分かる。
また、最初期の黒崎一護の「髪色」からくる周りの偏見なども「差別問題」に絡んでいる。
また種族などの服装や主義主張がそれぞれ異なる故のセンス、ネットのネタ的に言えば「オサレ」的なものも一つのテーマと言える。
だが自分はBLEACHの「漂白」という日本語訳から「白化」という風に解釈した。
以前考察した山本元柳斎重國の「残火の太刀」における「東西南北」の力を五行説の季節に当てはめた際、それぞれ
東→春
西→秋
南→夏
北→冬
それぞれの方角の境界→土用とした。
その上で更にそれぞれに色を当てはめると
東→春→青春→青
西→秋→白秋→白
南→夏→朱夏→朱(赤)
北→冬→玄冬→玄(黒)
境界→土用→黄色
BLEACHではなく五行説の基本的な知識としてこのように括られる。
その上で五行説の元となる中国での季節の移り変わりは冬をスタート地点として春、夏、秋で一年が終わる。
そしてこの季節がそのまま人生の移り変わりとされる。
その上でBLEACHの「漂白」を考えて欲しい。
「白」ではなく「白化」と解釈したのは「季節の移り変わりで白秋へ向かう事をBLEACHは描いていると解釈した。
ここで2つの意味がある。
ポジティブにとらえれば「成長」。
ネガティブにとらえれば「老化」。
「大人になる喜び」を表現と同時に「いつまでも子供じゃいられれない」という表現とも取れる。
天下の「少年週間ジャンプ」のアニメ化もされた人気漫画「BLEACH」が「少年」である事を認めないという風にも解釈しようによっては出来る。
その捉え方は個人の価値観次第だがどちらにしろ「大人」と「子供」という物もテーマの一つとしてあると考えていい。
加えて言えば滅却師絡みの設定にも通じるが「白血病」も関係している。
これも「髪色」などの差別にも通じるのだが病気などの体質の「遺伝」への偏見、差別を取り扱っている。
肌の色への偏見は作中では茶渡泰虎がそれを示している。
BLEACH作品外では作品に迷いを感じていた時期に白血病の子供からの応援のファンレターが久保帯人先生宛に届き、後になってSNSでファンレターをくれた子供に久保帯人本人が感謝の気持ちを伝えたい、と情報を求めるとかいう話があったとか。

白血病に限らず、体質等の差別などに対しても「大人」に゙なってからは固定観念が発生してしまい価値観が定まってしまう。
多様性を認めるのが困難になる。
だからこそ「子供」のような純真さが必要でもある。
先ほど「何時までも子供のままではいられない」という子供の負の側面とは対となる「何時までも子供の純真さが必要」という2面性。
その「2面性」 を見出したからこその「BLEACH陰陽五行説」である。

ここから本題

前置きでBLEACHにテーマに「大人」「子供」が重要な要素として描かれていると長々と書いたわけだがBLEACHに限らず子どもの頃に「この作品のキャラとあっちの作品のキャラが戦えばどっちが強いのだろう」とか、「この作品とあの作品のタッグが見たい」などと妄想した事はないだろうか。
その妄想を具現化した作品として有名なのが現代なら「スマッシュブラザーズシリーズ」。
あとは「スーパーロボット大戦シリーズ」。
少し古めになると「コンパチヒーローシリーズ」になる。
自分はBLEACHというのはコレに近い物だと思っている。
勿論、作中で「人間」「死神」「虚」「滅却師」と様々な種族が入り乱れて時に争い、時に助け合ってはいる。
そのキャラクターが何かをモチーフ、モデルに゙している、影響を受けているというのはBLEACHに限らず、そして漫画に限らず様々な表現者、クリエイターがそうだろう。

自分が言いたいのはBLEACHのこのキャラはこのキャラのパクリだ、と批難するような話ではない。それなら陰陽五行説など必要なく、似たものを上げれば良い。
自分が考えているのはキャラ一人を作るに当たり「陰陽五行説」で10の、あるいは最大12の作品から影響を受けて作られているのではないか、という事。
勿論、1コマ2コマくらいしか出番のないモブキャラに対してはそこまで作り込む拘りを注いでいるのかは分からないが少なくとも死神なら「始解」以上のキャラには10の作品からそれぞれに引っ張ってきて陰陽五行説の理屈で関連性をもたせたキャラ、あるいは能力が描かれていると考える。
問題はそれを主要キャラ全てに整合性を持たせつつ、それでいて「◯◯編」と章が変わるにつれてキャラが変化、成長する事で章毎のキャラのモデルや役割が若干異なってくる。
勿論、基本的にはBLEACHが連載されるまでの2001年より前の作品で基礎が固まっている。
しかしその後、連載途中で新たに発売された作品から少し要素を付け足す。
そんな感じで後づけが増えていき、それが「ライブ感」 として感じられるのだと思う。

陰陽五行説で参照する作品について①

ここからが実際のBLEACH陰陽五行説で参照する作品だが、そもそもとして陰陽五行説以前にBLEACHを五行説に当てはめる際の考え方。

以前の考えた陰陽五行説だが「五行説」としては良いところまでいってる、と思っていたが自信がなかった。
魂→龍のフィクション→ドラゴンクエスト
神→申→猿→ドラゴンボールの孫悟空
魄→白のフィクション→白は金属→ガンダムシリーズ
志→士→職業→ジョブ→ファイナルファンタジー
意→音に゙関係する→変身の掛け声→仮面ライダー 
という事でとりあえず結論付けた。
しかし先述の通りBLEACHのテーマとして「大人」と「子供」が関係すると思って考察しなおした。 
そこで考え直した結果、
子供が好きなもの→大人が作ったもの
として考えた。
そして死神や卍解という大きな枠を考える場合、BLEACHという舞台で動き回るキャラ達がドラクエやFFといった作品から生まれた「子供」であるならその種族とは親となるもの、「企業の名前」として考える事にした。
つまり
死神→エニックス
卍解(虚)→集英社(ジャンプ)
完現術→東映
大虚→バンダイ
滅却師→スクウェア。
それが「五行説」で考えた時の考え方である。

陰陽五行説で参照する作品について②

あくまで先述したのは以前の考え方をまとめたものに過ぎない。
勿論、殆どのキャラは①に当てはめて問題なく考察できるだろう。
だがBLEACHで人気があるのは大抵の場合、「何か他のキャラと違う」というキャラだろう。
主人公の黒崎一護を筆頭に更木剣八、卯ノ花八千流、卍解が不明な藍染惣右介や黒崎一心、最弱卍解と言われる斑目一角、逆に最強候補の始解と言われたりする綾瀬側弓親、そしてアニメで更に謎の深まった零番隊。
死神に絞ってもよく分からないキャラがいるわけだがそれを考察するには①の五行説だけでは足りないものがあるわけだ。
そこで考えるのは「三界」だ。
①で述べた通り、大部分が子供の好きな物、アニメ、ゲーム、フィギュア、漫画、特撮と揃っているわけだが何故世界を3つに分けていたのか。
勿論、BLEACHの作中で描かれた理由はあるが①の五行説、確かに元となるモデルはアニメやゲームとバラバラだが実は共通点がある。
それは作品が「ゲーム化」しているという事だ。
それでいながら①で上げた企業はいずれもサードパーティ、あくまで「ゲームソフト」の方の企業である。
ゲームは「ソフト」があっても「ハード」が無ければ動かせない。
そしてBLEACHの3つの世界。
ここまで言えば分かると思うがつまり3界というのはゲームハードを販売していた「任天堂」「SONY」「セガ」の3つの会社が3つの世界となる。
そして考えた時にBLEACHにおける最もキャラが多い種族である死神。
企業名で言えば「エニックス」、中心となるのはやはり「ドラゴンクエスト」。
そのドラゴンクエストが圧倒的に発売されているのは任天堂ハードが多い。
そしてSONYのプレイステーション系もいくつか。
一方、セガは0。恐らく、ドラクエ以外のエニックスソフトもセガのハードで殆ど発売されていないだろう。
その事から
尸魂界→任天堂
現世→SONY
虚圏→セガとなる。

一応、PCゲームやxboxという選択肢があるが当時のPCゲームのプレイヤーの年齢層、xboxのハードは海外のMicrosoftとBLEACHの「子供の好きなもの」、そして「日本」という舞台を考えると可能性は低いと判断した。

陰陽五行説で参照する作品について➂

大分上で説明したがキャラによっては最大12の作品を参照しなければならない。
①であげた5つの企業、②であげた3つの企業。
残り4つ。
残り4つは謂わば①で上げたものが「光」であるなら「陰」となる存在。
とりあえず死神から考える。
色々と死神にも出所不明な不穏なキャラがいるわけだが1人明確に「光」でありながら「影」でもある存在がいる。
初代剣八、卯ノ花八千流こと、卯ノ花烈である。
尸魂界史上最大の大罪人であり、烈時代の異名は「死剣」。
また烈の字を崩すと「剣八」になるとかいうオサレ。
この「死剣」と「剣八」が示している企業がある。
それが女神転生シリーズやペルソナシリーズでお馴染みのアトラス。今はセガの子会社となっているが。
まずこの「死剣」と「剣八」の共通点である「剣」とは何を意味するのか。
と考えた際に出てくるのはBLEACHにおける「斬魄刀」。
魄を切る刀、つまり大虚を切る刀だ。
そして作中で二枚屋王悦が語ったとおり、浅打はホワイトと成り立ち似ており、「造られた虚」と言える。
そして「死神」が「死を司る神」ならば「死剣」とは「死を司る剣そのもの」。
卯ノ花烈とは「浅打」から死神となった者。
王悦が語ったように「最強の斬魄刀」が「浅打」ならばそこから「虚の仮面」を破り捨てた卯ノ花烈とは「最強の被造破面」。
今回卯ノ花烈の考察じゃないのでこの辺にしておくが、この普通のゲームなら「敵」として倒される存在が「味方」となるシステム、あるいは「敵と同じ能力を持つ」というのはアトラスの代名詞だ。
そして「剣八」の八だが、アトラスは社名はギリシャ神話の巨人「ATLAS」からきているのだが社名のスペルは「ATLUS」となっている。
4文字目のAをUに変えているのは「カタカナでも英語でも縁起の良い8画にするため」の変更。
またエニックスではドラクエシリーズはセガハードでは販売していないがアトラスはいくつかセガハードで発売している。
即ち、BLEACHにおいては虚圏にも関連性があると言う事だ。

陰陽五行説で参照する作品について④

次は滅却師だが、五行説の五神の概念、志→士、職業、「ジョブ」からファイナルファンタジーシリーズ、そしてスクウェアとしたわけだがそもそもとして戦士やモンク、黒魔道士など様々なジョブが登場するファイナルファンタジーだが全てのジョブに通じるのはなんだろうか。
そう考えるとやはり「敵を倒す」。BLEACHではそれが滅却師のジョブの役割だ。
そう考えた時に滅却師のジョブの役割を他のゲームやアニメなどで言えば何と置き換える事が出来るか、と考えた時に出てきたのが「悪魔狩り」である。
つまりデビルメイクライ、「CAPCOM」が滅却師の影の存在と言える。
BLEACH連載開始時とほぼ同時期に発売されたためデビルメイクライ自体の影響は開始当初には反映されていなかったかもしれないが滅却師の特徴とも言える「飛び道具」という意味ではCAPCOMには昔から「ロックマンシリーズ」や「バイオハザード」もあるし、「魔を狩る」という意味では「鬼武者シリーズ」もあったわけだ。

陰陽五行説で参照する作品について⑤

次は大虚についてだが、大虚が「ガンダム」がモチーフだと思ったのは初代ガンダムの作中での異名というものが「白い悪魔」と言う物であり、チャドの完現術の「悪魔の左腕」が「大虚に゙近い性質」であり「白い腕」であったことからそう考えたわけだ。
もっとも、それを「バンダイ」と枠を広げたために「ガンダムを含めたロボット」 と解釈も広げているが戦争を繰り広げているガンダムとはいえ基本的には主人公機、子供の視点から見ればヒーローと言える。
そうした上で考えると子供の視点からすると「敵対者」となる虚とは真逆である。
しかしこれもまたチャドの話だが最初に完現術として宿った「巨人の右腕」とは「守るための力」。
だがその本質は「悪魔の左腕」の「攻撃の力」。
完現術として発現した順番こそ「守」→「攻撃」であるが本来の時系列としては「攻撃」→「守」である。
それはチャド自身、子供の頃は暴れん坊で祖父に咎められて変わったというエピソードからも分かる。
つまりはガンダムと逆で「兵器」ではなく「生物」、「人類の敵」から「人類の守護者」 となった。
つまりは「ゴジラ」であり、会社としては「東宝」と言える。
東宝は任天堂の最初のゲーム機が発売された1977年より遥か前、1954年に「ゴジラ」を放映している。
これまでの説を置き換えるとBLEACHが三界に分かれる以前から「虚」が存在していた事を考えると当てはまる。

陰陽五行説で参照する作品について⑥

最後は土用。
完現術や斬魄刀の解号、様々な種族や能力に゙備わっている。
土用は五神の「意」であり、意→音、音を発する事で力を発揮するという事からそうした言葉を発する繋がりから「変身!」などの掛け声がある仮面ライダー、つまり「東映」と言える。
東映が「光」に対して「影」とは何なのか。
先に答えを言えば「ウルトラマン」の「円谷プロダクション」だ。
東映の仮面ライダー、スーパー戦隊シリーズと同じく特撮物だが、明確に゙差があるのはヒーローのサイズの「デカさ」だ。
霊王の左手こと、ペルニダがデカい、という事が一つ。
霊王の因子を宿した完現術者が特定の物から力を引き出せるのかといえばその特定の物に゙宿る魂魄自体が巨大化、即ちウルトラマン化しているから。
そこに黒崎一護から吸収した力、自分自身のウルトラマン化、ウルトラマンのスーツを纏う力を重ねる事で完現術の対象となる物と自分自身を融合させている。
楔となった霊王自身や霊王の右手のミミハギ様が小さいのは戦闘形態、つまりウルトラマンに変身していないから、という理由からだと思われる。
これでとりあえずBLEACHにおける陰陽五行説で参照すべき12の要素を上げたことになる。

卍解と虚の違いとは何か?

死神、滅却師、大虚、完現術、それらの陰陽は挙げさせてもらったが五行説の火、BLEACHにおける卍解については陰陽はない。
明確にBLEACH自体で同じものとして卍解と虚が挙げられているのにそれは何故なのか。
卍解が光、虚が影、確かにそうだ。
しかし卍解について①で「集英社(ジャンプ)」の事だと占めした。
ジャンプには光と影が混在しているから卍解に相当する企業だけは一社のみだ。
ジャンプの光と影、つまりは「完結作品」か「打ち切り作品」かである。
BLEACH作中で描かれた人が死んだ後の虚は言い換えれば「 生前やり残した事」、しかも現世に強い執念がある、つまり「後悔」だ。
後悔がある、という事はまだ叶えていない「夢」があったという事だ。
歴史ある少年週刊ジャンプの中には作者が思い描いた「夢」を描き切る事無く人気低迷、モチベーションの低下、編集との折り合いがつかないなど様々な理由によって打ち切られた作品が多々ある。
逆にドラゴンボールのように超人気作品故に引き伸ばしを打診されたものもある。
そして久保帯人自身もBLEACHの前に「ゾンビパウダー」という作品が恐らく納得いかないまま終わった、つまり打ち切られたと思われる過去がある。
しかしそれは共通して「ジャンプに連載していた作品」という事実がある。
だから卍解も虚も「本質的には同じ」なのである、と思われる。

BLEACH陰陽五行説まとめ

死神→光がエニックス、陰がATLUS
滅却師→光がスクウェア、陰がCAPCOM
大虚→光がバンダイ、陰が東宝
完現術など→光が東映、陰が円谷
卍解と虚→集英社(ジャンプ)。光と陰は「完結」か「打ち切り」か。

尸魂界→任天堂
現世→SONY
虚圏→セガ

あとはこれを連想ゲームのようにして考えていき、それぞれの会社の作品で連想できる作品、システム、キャラクター等を繋げていく。
そうすると作中に描かれていない要素が出てくるが最低限
・キャラクターの名前
・キャラクターの見た目
・キャラクターの種族
・能力の名前
・能力の見た目
・能力の効果と6つは出てくる。
細かい考え方は適当なキャラを使って別の記事にするつもりだが12のうち6つ、しかも三界のうち跨っているのは稀だし、霊王由来が限られていることから実質9つ。
作中に描かれていない考察するべき要素は3要素であり、大分限られてくる。


零番隊について

こうやって社名をあげていくと零番隊について見えてくるものがある。
兵主部一兵衛は名前や能力といったものからセーブデータ、つまり冒険の書の具現化。
裏破道などからわかるようにセーブデータの書き換え、消去で相手を1からやり直させるものが能力の由来。
修多羅千手丸はアニメ化で登場した卍解の情報を加味すると死神としては最初の死神であり、本来の斬魄刀は双極。エニックスそのもの。
二枚屋王悦とは斬魄刀を作り上げたから零番隊にいるのではなく破面の概念を生み出し存在。
ドラクエの「仲間モンスター」の概念。
麒麟児の回道とはつまり次世代ハードへのリメイク版の制作。
曳舟の義魂の概念とはゲーム、得にRPGなどにおけるプレイヤーキャラの「オート戦闘システム」。
コレが死神、つまりエニックス由来と考えるとドラゴンクエストの「作戦」である。
もっと言うのなら「仲間モンスター」、ドラクエモンスターズシリーズだと思われるが。

そして零番隊そのものが「卍解」。
だから倒されても名前を呼ばれれば出てくる。
まっとも作中で倒されてるのは死神としての姿だから「始解」相当。痛くも痒くもない。
卍解の本体を倒されない限りはいくらでも復活する。
それはゲームや漫画、アニメに「子供」が「飽きるまで」何度でも、何時間でもやり直すのと似ている。
「制作側」の「大人」だから何度でも子供達に遊んで貰えるように何度でも繰り返す。新しく作品を作る。
個別に掘り下げれば零番隊は現世→SONY、虚圏→セガ以外の10の要素を調べ挙げられる。
例外としてエニックスそのものである修多羅千手丸はスクウェアエニックスとなったことで現世にも関連性はあるわけだが。


補足:卍解と大虚について

卍解の具象化が実体化して動き回るアニメオリジナルエピソードがあるがその中で少し違和感はないか?
「女」が多いのだ。
BLEACHだけを見れば特に何も思わないかもしれないが卍解が「週刊少年ジャンプ」と言う事を考えると「男」であるべきだ。
しかしジャンプ漫画だからこそ女である必要がある。
それはジャンプのロゴ、「ジャンプパイレーツ」と呼ばれる物である。
アレは一見普通に見ると海賊の顔なのだが少し角度を傾けると「女の横顔」に見える。
コレはネタではなく公式に意図されたデザインであり、自由な作品の象徴として「海賊と女」をイメージされた物。女の名前も「ジェイミー」と名前がつけられている。
一方で大虚は男が多い、それも大人の。
勿論ガンダム由来だからだ。
ガンダムの名前は元々は「ガンボーイ」だったが「子供に拳銃を持たせた少年兵」と言う非常にネガティブなイメージが生まれるため「ボーイ」を削り、「フリーダム」から「ダム」をとって合わせて「ガンダム」とした。
だからこそ大人の男が多い。
こうした理由から卍解と大虚は性別が偏っているのだがジャンプパイレーツをジェイミーとして見るには角度を変えなければいけない。
それはつまり隠された物がある、と言う事で「女の卍解」の多くは何かを隠している。
一方で大虚、作中では破面となってしまっているが大半が男。
それゆえそのキャラ自体が「ガンダム」と言えるのだが一部の女の大虚、女の破面は「帰刃」が「ガンダム」、そして女自身はその「パイロット」と言える。
女破面は死神の卍解で言えば狛村左陣の黒縄天譴明王の中身。
黒縄天譴の本体は鎧。
つまり女破面の本体とは帰刃であり、主従関係が逆。
女破面から帰刃が生まれたのではなく、帰刃から生まれたのが女破面としてのキャラクターである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?