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航空宇宙工学

 こんにちは、今日は私が所属している学科で学んでいる航空宇宙工学についてお話します。読んでいる皆さんに興味をもっていただけたら幸いです。まず「航空宇宙工学」って響きがすごくかっこよくて、わくわくするような名前ですよね。実際、航空宇宙工学科では飛行機やロケット、人工衛星などの勉強をしています。すごくロマンがありますよね!

 皆さんはどれくらい飛行機、ロケット、人工衛星といった航空宇宙工学を身近に感じているでしょうか?旅行によく行く人だったら飛行機は身近なものかもしれません。どうでもいいかもしれませんが、飛行機は翼の近くに座ると離着陸時にフラップやスポイラーの展開が見れて楽しいので、ぜひ。
 さてロケットや人工衛星はどうでしょうか?人によると思いますが、ロケットは年に一度種子島から打ち上げられるくらいかな、人工衛星は気象衛星ひまわりとかは知ってるかな、という感じでしょうか?ロケットは現在日本では年に数回程度打ち上げられる程度ですが、アメリカのスペースXでは2023年では96回の打ち上げに成功しています。4日に一回のペースは恐ろしいですよね… 日本はアメリカより遅れていて、まだ身近に感じないかもしれないですが、アメリカではロケットの打ち上げは当たり前にあるものといった感じなのでしょうか。
 人工衛星は見えないところで人々の生活をとても豊かにしています。気象観測衛星により気象予報の精度は極めて上昇しましたし、GPS衛星による位置情報サービスは今では必須なものでしょう。人工衛星は空から私たちの暮らしを支えているのです。人工衛星についてもアメリカはすさまじく、スペースX社が展開するスターリンクという通信サービスでは、5000基以上の人工衛星が運用されています。

 日本では飛行機は身近に思う人が多いと思いますが、宇宙を身近に感じる人はまだ少ないでしょう。ですがこれから宇宙産業はますます伸びていき、宇宙を身近に感じていくようになると思います。まず今年の一月から三月にかけて日本の航空宇宙産業はとてつもない盛り上がりを見せました。小型月着陸実証機SLIMのピンポイント着陸成功、次世代国産ロケットH3の打ち上げ成功、民間固体ロケットカイロスの民間ロケット射場での打ち上げなど、たくさんのイベントが行われてきました。どの計画もこれで終わりというわけではなく、SLIMであれば今回得た技術をもとにさらに難しいミッションへと、H3は今後年に6回の打ち上げを目指している、カイロスは打ち上げ後爆破指令が出たものの民間宇宙産業の発展が期待され、どれも先があるものです。
 さらにはアポロ計画以来となる有人月着陸ミッションであるアルテミス計画もこれからアメリカを中心に行われようとしています。アルテミス計画では日本人二人が月面着陸しようとしています。まるで宇宙兄弟の世界みたいですね。
 今後間違いなく宇宙が身近に感じる時代が訪れることでしょう。宇宙産業がこれから盛り上がっていくのだということで、皆さんも宇宙のニュースに興味・関心を持ち、応援していただけると、さらには航空宇宙産業に携わろうとする人が増えれば幸いです。それでは、また。


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