見出し画像

運の悪い人

「運の悪い人」には、いくつかの共通点を見出すことが出来ます。
 
そのひとつは、「時間の使い方がヘタ」である、という点です。
 
人間の運命というものは、時間の流れと切り離して考えることは出来ません。
 
宿命学では「時間=動き」であると考えています。
 
「動き」とは、すなわち人間の行為行動そのものです。
 
時間の使い方が上手な人は、やることに無駄がありません。一日の時間は決まっているのですから、それをいかに効率良く使うか使わないか、現実競争社会においては、ここで決定的な差がつくのです。
 
そういう方達のお話を伺っていて感じるのは、やはりみなさん時間を有効に使っていないのです。
会話の中身も、同じような事をいつまでもくどくどと話していて、結局何を言いたいのかわからない。
会話にも行動にもメリハリがないのです。
 
動く、ということは例えばA地点を出発点としてB地点を目的地とすれば、A地点からB地点に向かって移動することです。
 
移動するには当然そこに時間が生じます。
行き先がはっきりしているのですから、普通は単純にそこに向かえばよいわけです。
いわゆる「運の良い人」なら、自分にとって最も無難な手段方法で、的確に目的を達成していきます。
 
ところが「運の悪い人」の場合は、そうもいかないようです。
 
そもそも目的地であるB地点がどこにあるのかさえわかっていない、或いは目的地はわかっているのだが、どのような手段方法でそこまで行けばいいのかがわからない、そのために右往左往を繰り返すことになるわけです。
 
結果的に、多くの時間を無駄にしてしまうわけなんです。
 
子供の頃から「時間を上手に使う 」ということを身に付けてこなかった人は、世の中に出てからは間違いなく損をします。
 
また体の弱い人、病気をしていたり体力の乏しい人も不利です。
運を良くするためには、まず健康管理(運動、栄養、休息)、人並み以上に強い体を作らなくてはいけません。
体が思い通りに動かせなくては、時間は有効に使えません(=実行力の欠如)。
 
さらに付け加えれば、子供の頃から頭を使う訓練(知性や感性を磨く、ということ)をしてこなかった人も、人生の目標設定がヘタだったり、計画性が無かったり、発想が乏しく夢や希望が持てなかったりするのです。
 
時間の使い方のヘタな人は、結局チャンスが訪れても見逃してしまう、おいしい仕事も、素敵な人との出会いも、みんな取り逃がしてしまいます。
これでは、運が良くなるはずが無いのです。
 
ですから、今は「運が悪い人」であったとしても、これから少しでも運を良くしたいと思うのなら、まずは体をしっかり作りなさい、もっと体を強くして、健康管理をしっかりやることが第一です。
 
規則正しい生活を心掛ける、これは時間を上手に使う訓練になるはずです。
 
体がしっかりしてくれば、精神状態も良くなるものです。
そうすれば、冷静な判断力が身に付くようになります。
すぐにキレたりしなくなります。
心が安定してくれば、自分に何が出来るのか、これから何をやればいいのか、そういうことに、自然に気が付くようになっていくものです。
 
もし、「時間の使い方が上手な人」が自分の運勢(宿命と運命)というものを的確に把握することが出来たとすれば、それをフルに活かせば今までにも増して、より大きな成功を手にすることが出来る、これは間違いありません。
 
 
人間の運命とは、宿命学では「宿命(先天命)と本人を取り巻く環境との接点から生まれる後天的な運である」と説いています。
後天的な運であるからこそ、これは改良することが可能なのです。
 
運命は時間の中にあるわけですから、 時間を有効に使える人になること、そしてその基本はしっかりとした体を作ること、これが開運のための第一条件となります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?