歌詞読解(自己解釈)「紅蓮花」 客観的な目線の読解がおすすめ

ー情報ー

作詞:LiSA
作曲:草野華余子
編曲:江口亮
アニメ「鬼滅の刃」

ー読解(自己解釈)ー

この歌詞(物語)は、主人公(炭治郎)の目線と客観的な目線の二つで捉えることができる。

〇炭治郎の目線
弱い僕が周りの人を守るために、強くなる必要がある。
僕のつらい過去(家族が殺された)が今の僕を強くしてくれて、今生きている守りたい人を守れるのなら頑張るよ。
だけど鬼にされた人も僕と同じで強くなりたかったんだ。強くなるために間違って道に進んで後悔している人(鬼)を僕は助けるよ。

〇客観的な目線
強くなるために進んだのは、炭治郎だけではなく、鬼も同じ。
世界に打ちのめされたのも、炭治郎だけではなく、鬼も同じ。
このことから、鬼だけが悪い存在だといえるのだろうか?
確かに人を殺めてしまうのは、罪だが、傷つけることは罪で似のだろうか?
このような観点から鬼滅の刃を見直すのも面白い。

ー歌詞(読解ポイント付き)ー

強くなれる理由を知った 僕を連れて進め

「僕・・・弱い自分。強くなるしかない、だから僕を連れていけ」

泥だらけの走馬灯に酔う こわばる心
震える手は掴みたいものがある それだけさ
夜の匂いに(I’ll spend all thirty nights)
空睨んでも(Staring into the sky)
変わっていけるのは自分自身だけ それだけさ

「この世界は、ひどく残酷で立ち止まってしまったら死んでしまうほどの恐怖がある。それでも進むためには、自分が変わっていくしかない」

強くなれる理由を知った 僕を連れて進め

どうしたって!
消せない夢も 止まれない今も
誰かのために強くなれるなら
ありがとう 悲しみよ
世界に打ちのめされて負ける意味を知った
紅蓮の華よ咲き誇れ! 運命を照らして

「消せない夢・・・つらい過去。紅蓮の華・・・託された想い(人)
どう振り返ったって過去や後悔は変えられない。だけど、僕(主人公)の過去が誰かのためになるなら、受け入れる。多くの人に託された想いが僕の想いを叶える指針になる。」

イナビカリの雑音が耳を刺す 戸惑う心
優しいだけじゃ守れないものがある? わかってるけど
水面下で絡まる善悪 透けて見える偽善に天罰
Tell me why, Tell me why, Tell me why, Tell me…
I don’t need you!
逸材の花より 挑み続け咲いた一輪が美しい

「逸材の花・・・強くなるために、鬼になってしまった人。
僕は、強さを求めた。鬼になった人達も求めたのは強さ。何が違うのだろう。本当の強さを手に入れるために挑み続ける人は美しい。」

乱暴に敷き詰められた トゲだらけの道も
本気の僕だけに現れるから 乗り越えてみせるよ
簡単に片付けられた 守れなかった夢も
紅蓮の心臓に根を生やし この血に宿って

「本当の強さを手に入れるためには、困難な道が現れる。僕は、過去を胸に乗り越えてみせる。」

人知れず儚い 散りゆく結末
無情に破れた 悲鳴の風吹く
誰かの笑う影 誰かの泣き声
誰もが幸せを願ってる

「願いを叶えられず死んでいった人達。自分の願いを叶えるために犠牲に問わない人。全員が幸せを追求している。」

どうしたって!
消せない夢も 止まれない今も
誰かのために強くなれるなら
ありがとう 悲しみよ
世界に打ちのめされて負ける意味を知った
紅蓮の華よ咲き誇れ! 運命を照らして

運命を照らして

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