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【コラム】良い演奏って、どんな演奏?#2

みなさんこんにちは、MUSAKOドラム教室の茂木草馬です。

今日は前回の続き♪
良い演奏とはどんな演奏なのか、またどんな事に気をつけながら演奏しているのか、書いて行きたいと思います。

伝わってナンボである

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伝える。演奏する上で最も大事なことかもしれません。
楽しさや嬉しさ、などがテーマにあるような曲であれば、
その楽しさや嬉しさがお客さん、ほかの演者にも伝染することが理想と考えています。

逆に誰しも、もっと楽しそうに演奏したら?
とか演奏に限らなくとも、嬉しいならもっと嬉しそうにして!
と言われたことがあるのではないでしょうか?

演奏というのはその人を映す鏡です。
実際演奏していて楽しくないのであれば、その人が楽しそうに映ることはないでしょう。

そしてここからが本題なのですが、
結局心の中では楽しんでるから、ではダメだと思っています。

表現の仕方は自由。
これは間違いありません。
しかし心の中に閉まっておいていては、表現していないことと一緒なのです。

伝えるために

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先述したように、心の中では思うことや、色々とこうしたいああしたいはあるものです。

楽しいな、
難しいな、
なんか今ピアノが面白いフレーズ弾いたな、
などなど。

それに加えて
ここは派手にやろう、
ここはガクッと音量を落とそう、
クレッシェンドをかけよう、
などなど、感情とはまた別の音楽的な要素も。

これら全てやり過ぎぐらいでちょうどいいです。

楽しければほんの少し口角上がる、とかではなくて歯を見せるぐらいでやっと伝わります。今だったら余計目が無くなるぐらい笑わないと伝わらないかも。。
喫茶店でテーブル挟んで目の前でお話ししていれば、些細な表情の変化でも伝わると思います。

が、ここはステージ、
どんなに近いステージでもテーブル一枚〜とはいきません。

また音楽的な要素も、やり過ぎぐらいでちょうどいいのです。

音量、自分では落としたつもりだったんだけど。。
その演奏では、ほとんど変化がないと言っても過言ではありません。

おまけにドラムだけ落としてもそれこそ変化しにくいので、アンサンブル単位で落とす必要があります。

自分たち的にはできた、ではなく、100人が100人全員が同じ感想を持つことをイメージしてください。

一言で言えば"極端に"とか、”わかりやすく" なのかもしれません。

ただその演奏を後から見返した時、決して変な出来にはなっていないと断言できます。

よくテレビなどで大きな声を出して!みたいな企画?ゲームがありますよね。(最近ないか)
本気でやってるか、そうでないかってすぐわかりませんか?(笑)

結局全力で向き合わないと、みている人にはすぐ手を抜いているかはわかってしまいます。
伝わるか伝わらないか、という事につながると思うんですね。

まとめ

要は伝えようとする事は、演奏する上で最も大事な意識の部分
伝えたいことや、聴いてもらいたい理由がないのであれば、本来演奏などしなくても良いのです。

そして今度はその意識をちゃんと伝えること。
この人はこんなことがやりたいんだな、こう表現したんだな、ということがお客さんなり第三者に伝わることが大事です。

ただこれはいきなり全てがちゃんと伝わるかと言われたら、それなりの経験や場数が必要になると思います。

やりたいこと、話したいこと山ほどあったのに!イメージしてる半分もできなかった。なんてこと、ありますよね。
衣装ミスったなーとか、あそこでウインクしたらよかった!とかそんなんでもいいんです。
そういう後悔は先述の"伝えたいという意識"があるからこそ生まれるのです。

良い演奏、を心がけて頑張りましょう!

このコラムは次回でラストにしようと思います♪






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