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恩を知る人は幸せ😊感謝できる人になろう🙏

本日のテーマは「恩」です。
日頃、使うことが少ない言葉かもしれませんね。

「自分が親になって初めて親の恩を知った」という人も
少なくないと思います。

「恩を知る人は幸せ」と言われます。
今日は、親の恩の話を通して、幸せの秘訣について学びたいと思います!

子どもと歩む人生に真面目に向き合う
子育てハッピーサロンPaOです。
遊びにきて下さってありがとうございます!

今回は、親の恩について、教えていただきました。
親の恩、と言っても、
「親だから無条件に感謝しなさい」
という話ではありません。

「恩を知る人は幸せ」「感謝できる人は幸せ」
と言われます。

読んでくださった方が
何か自分の受けた恩を感じて感謝できる
きっかけをお届けできれば、嬉しいです。

ちなみに放送はこちらです!


親の恩に関するエピソード

最初に皆さんに、親の恩に関するエピソードをお聞きしてみました。

・母親に冷たい態度をとってしまっていた時期があったけれど、それでも世話を焼いてくれた。邪険にされても関わってくれた。面倒見のいい父親だった。
・当時は、「〇〇してくれない!」という気持ちがあったので、今思うと、幼かったなあ、と思う。
・同居している父は、団塊世代で子育てには不慣れなはずだけど今は孫の世話を手伝ってくれる。
・母は亡くなってしまったが、物持ちがよく、残してくれた子供用の食器が家にあることが嬉しい。
・反抗期は、親に反抗していて、親の気持ちなんか考えなかった。今自分自身が小さい子供に反抗されて腹が立つにつけ、当時、親はよく耐えて接してくれたなあ、と思い出す。

皆さん、親御さんに関するいろいろな思い出がありますね。

今日はポジティブなシェアでしたが、
皆さんにとって、親御さんとの思い出は
必ずしもポジティブなものばかりではないかもしれません。

そうした方は、今日のお話を、親を例にした話として
読んでいただければ嬉しいです。
嫌な思い出を水に流しなさい
という話ではないのでご安心ください。

また、
「自分が親にしてもらったことだから、
自分も同じようにしなければならない」
という話でもないですし、
「親たるもの、こうあらねばならない」
という意図でも全くありません。

幸せになるヒントとしてのブッダの教えを
知っていただいて、
日頃考えることが少ない・・・かもしれないけれど、
幸せのタネである
「恩を知る」ということ
について、
一緒に学べたら嬉しいです。

知恩

「親」と言っても、両親の二人だけではありません。
親の親と、代々遡ると非常に多くの人が自分の先祖となります。
先祖の誰が欠けても産まれられなかったのが私です。

ですから、親の恩を知る、
と言っても自分の父と母だけの話ではありません。
そんなこと、なかなか自分では考えませんよね。

でも、「知恩」という言葉もありますが
恩を知る人は幸せな人であり、
恩を知ることはとても大切なことです。
例えば、仕事ができるとか、性格が明るいとか
人を評価する基準には色々あります。
仏教では、
「その人がいかに恩を感じ、報いようとしているか」
ということも非常に大事なことと教えられます。

恩という字は分解すると、
「因」を知る「心」
ということになります。
恩というのは、今の自分がある原因を知る、ということになります。

今の自分があるのは誰のおかげなのか?
両親や先祖はもちろん、いろいろな人のおかげで
私たちは今ここにいることができています。

その恩を知る人になりたいですね。

さて、ブッダは、親の恩について
十通りに分けて教えられています。

私たちは、どのような恩を受けているのか具体的に教えてもらうと
「そうだったなあ」と感謝する気持ちが湧いてきます。
感謝できる人は、幸せなのです。

ですから、繰り返しになりますが、
「親だから過去の嫌なことも全部忘れて感謝しなさい」
というメッセージではなく
また、「親というのは最低限こうしなければならない」
という話でもないので誤解されないようにお願いします。

いろいろな人から受けている恩を知って
感謝するきっかけとして
役立ててもらえたらと思います。

ブッダの説く親の恩

ブッダは、親の恩を十に分けて教えています。
これは、恩というものを知る上で、親の恩というのが
誰もが理解しやすいため、特に丁寧に教えられたものです。

今日はそのうち、いくつか選んで解説していただきました。

◾️赤ちゃんとして守ってくれた恩
妊娠中、母親は、自分の体だけでなく、赤ちゃんのことを第一に過ごします。
薬を控えたり、不自由もありますが赤ちゃんを守ります。
父親も、家事の負担を増やしたり、
やはり赤ちゃんのことを気にかけて過ごします。
生まれる前から、苦労して守ってくれたという恩です。

◾️苦しんで産んでくれた恩・産みの苦しみを忘れて喜んでくれた恩
産みの苦しみは言うまでもありませんね。
そして、出産して元気な赤ちゃんを見ると、
その苦しみをすっかり忘れて喜んでくれた恩です。
普通は、自分をものすごく痛い目に遭わせた人がいたとしたら
怒りを覚えますよね。
でも、赤ちゃんにそのように怒る親はいませんね(笑)
そう考えると、実はすごいことなのです。

◾️食べさせてくれた恩
母乳は、母親の骨を溶かして作られるとも
血液から作られるとも言います。
身を削って、食べさせ育ててくれた恩です。
赤ちゃんの時は一人で食べ物を見つけられませんから、
親が食べさせてくれたからこそ、成長できたのです。

◾️子供のためには悪業さえ作る恩
少し大きくなって、いろいろなことが起こります。
悪といっても色々ありますが、
悪を造れば、必ず自分に悪い結果が返ってきます。
「子供のため」であれば、自分が悪い結果を受けると分かっていても
悪いことさえもしてしまう。
そういう恩です。
(※悪い行いを肯定する意味ではありません)

◾️遠くに行っても憶い続けてくれる恩
「去る者は日々に疎し」と言う言葉もあるように
普通は、遠く離れると、相手のことを忘れるものです。
子供の方はその通り忘れていますが、
親は、離れれば離れるほど私たちのことを覚えてくれていて
気にかけてくれているものです。
離れても気にかけ続けてくれる、恩です。

以上、十種のうち、一部を解説いただきました。
このように、私たちは日頃忘れてしまっていますが、
今ここに生きているまでに
多くの恩を受けている
のですね。
それを思い出して、感謝すれば、またものの見え方も変わりますね。
そんなきっかけとなれば嬉しいです。

なお、ラジオでは話をしていませんが、
お経に説かれている十種の恩は以下の通りです。

一、懐胎守護(かいたいしゅご)の恩
 子を宿し、十月十日、無事な出産を念じ続けて下された恩。
二、臨生受苦(りんしょうじゅく)の恩
 月満ちて、出産の時、陣痛の苦しみに耐えて下された恩。
三、生子忘憂(しょうじぼうゆう)の恩
 子が生まれると、それまでの一切の苦しみを忘れ、喜んで下された恩。
四、乳哺養育(にゅうほよういく)の恩
 昼夜を問わず乳を与え、成長するまで育てて下された恩。
五、廻乾就湿(えかんじゅうしつ)の恩
 おねしょで濡れた処へ自分が移り、暖かい所へ子供をやり、愛育して下された恩。
六、洗灌不浄(せんかんふじょう)の恩
 汚い物も厭わず洗って下された恩。
七、嚥苦吐甘(えんくとかん)の恩
 自分はまずい所や残り物を食べ、子供には美味しい物を食べさせて下された恩。
八、為造悪業(いぞうあくごう)の恩
 子供のために悪い報いを覚悟して、あえて悪業さえして下された恩。
九、遠行憶念(おんぎょうおくねん)の恩
 遠くに子供が行く程、余計に心配し続けて下された恩。
十、究竟憐愍(くきょうれんみん)の恩
 子供がどんな高齢になっても親は、思い続けて下される恩。


忘れがち

私は親を忘れがち
親は私を思いがち

とも言えます。

振り返ると、LINEのやり取りの
返事の速さ、文章の長さ、数が違う、
ということもあります。
皆さんも心当たりないでしょうか?

親思う心にまさる親心

という言葉もあります。

私たちは、両親をはじめとして
いろいろな人からの恩を受けています。
でも、自分が忘れている恩もたくさんあると思います。

今日の話を通して、日頃受けている恩を思い出し
感謝の心や、恩返ししよう
という気持ちが出てくると、また気持ちも変わると思います。

いろんな人の恩の中で生きていることを知って
感謝できる人生にできると素敵ですよね。

終わりに

この子育てハッピーサロンPaOチャンネルでは
自分自身を知り、幸せな毎日を目指すべく、
メンバー自身も学びつつ、発信しています。

記事を読んだりラジオを聞いてくださっている皆さんとも
ぜひ続けて一緒に学んでいきたいと思います。

少しでも興味を持ってくださった方は
フォローしていただいたり、
スタエフの方でコメントをいただくなど、
ぜひお願いいたします!

これからも試行錯誤して、
居心地良く、学び多い、癒しの場を作っていきたいと思っています(^^)



ラジオでは、今日のようなブッダの話、
人生について真面目に考える放送や、
ママたちのゆる〜い雑談も、放送しています😊

子育て中の皆さんに共感いただける内容と思いますので、
ぜひラジオもお聞きいただけたら嬉しいです。

それでは、次回もお楽しみに!

ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。

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