SNS時代を俯瞰できる一冊 【書評】詭弁論理学

今回は書評です。
取り上げるのは「詭弁論理学」という本で、SNS時代にふさわしい、興味深い内容の本です。

この本はタイトル通り、詭弁について解説しています。
詭弁とは、主に「説得を目的として、誤った情報を用いながらも正しいと思わせる推論のこと」を指します。つまり、誤った理屈を巧みに用いて、相手を納得させる技術です。

また、本では「強弁」という概念についても触れています。Googleの辞書によると、強弁とは「無理に理屈をつけて自分の意見や言い訳を通そうとすること」です。
本では、詭弁と強弁の違いについても詳しく説明されており、詭弁は自分の意見を詐欺的に通すこと、強弁は強引に自分の意見を押し通すことと区分けされています。

本では、世の中に溢れる詭弁の例を挙げ、それらにどう対応すべきかを考察しています。また、論理パズルの事例も紹介されており、非常に面白い内容になっています。

本の内容を参考に、1つ詭弁の事例をご紹介しましょう。

例えばAさんが1万円の香水を購入しました。しかし商品に満足できず、翌日に香水を持って販売店を再度訪れます。
Aさんは香水を店員に渡すと、2万円の香水を手に取り、そのまま店を出ようとします。
すると店員は慌ててAさんを追いかけ、次のように話しかけました。

店員「ちょっと待ってください、会計がまだですよ!」

A「いえ、会計をする必要はありません」

店員「なぜですか? 先ほどあなたは1万円の香水を返品し、今度は2万円の香水を持っていこうとしているのですから、差額の1万円を払っていただかないと困ります」

A「いやいや、昨日私はあなたに1万円を支払い、そして今日は1万円の香水を渡しました。合計2万円になるのだから、この2万円の香水の会計をする必要は無いですよ」

読んだだけでも「どこかおかしい」とは感じますよね。
だからといって、どう反論すればいいのか即座に考え付かない。

現実の場面では、そんな面倒な問答をせずとも、警備員なり警察なり呼んで対応するのでしょうが、そうではない場面で、こういった詭弁を弄する者に出くわしたらどうでしょうか。
この問題点をどのように指摘し、相手を納得させるかを考えるのが、本書の目的かと思います。

***

続いて強弁です。
これは自分の意見を無理やり通そうとする行為であり、同じようにいくつかの事例が紹介されています。
本書を参考に、また事例を考えてみましたので、ご紹介しましょう。

Aさんはマンションに住んでいます。最近、上の階に住むBさんの子どもたちがうるさく走り回っていることに対し、不満を抱いていました。
そこでAさんはBさんに文句を言いに行きます。

A「お宅の子どもたち、ずっと走り回っている音が下まで響いて迷惑ですよ。静かにさせてください!」

B「あなただってよくピアノを弾いているではないですか。ピアノの音の方がうるさいですよ。あなたこそ静かにしなさい!」

このように、話題をすり替えることで相手の主張をかわすのも強弁の一種です。

***
この本を読んでいると、「あぁ、こういうこと言う人、身近にいるよ!」と実感させられます。さらに、それに対してどう対応するのかを真剣に論じていて、対策を取るための練習問題も付いています。

詭弁・強弁に振り回されず、冷静に言葉で応対できると、カッコいいですよね。
こうした思考訓練をしているのは、本書の著者だけではありません。僕はこの本を読んで、統計のお姉さんことサトマイ氏を思い出しました。

この動画でも、「詭弁論理学」で取り扱っている詭弁・強弁について解説されています。
ひろゆき論法が丁寧に解説されていますので、彼の論破(と呼ばれているもの)を見たこと・聞いたことのある方は楽しめる動画なのではないでしょうか。

***

ライターである僕は、文章を書いたり人の話を深堀りしたりすることはあっても、他人の詭弁・強弁に振り回されることはありません。
会社員の時はそういう機会はあったし、僕自身も詭弁・強弁を用いることはあったかもしれませんが。
だから詭弁について理解を深める必要なんてないのかもしれません。

だけど、時には言葉を交えて戦わなければならない時はありますし、実際にSNSやネット上のコンテンツでも詭弁・強弁を見かけることは多いでしょう。物書きにとって、詭弁・強弁を見抜いて指摘できるスキルは、持っておいて損のないスキルではないのかと。



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