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むるめ辞典
■渾名
[読]あだな
子供の自由な発想にケチつけることほど、貧相なことはないでしょう
[例文]
近所に「まーくん」が二人いて、ややこしいからどっちか一人は2号にしよう、ということになった。
どうやって決めたか覚えてないけど、小太りのほうが「まーくん」を踏襲した。細長いほうは「まーくん2」になり、いつしかちぢんで「マークⅡ」になった。なので野球の田中選手は僕の中では「まーくん3」であり「幻のマークⅢ」である。
高校生になると「まーくん」はどこにでもいるまーくんになり「マークⅡ」は近隣の学校にも噂される美男子に成長した。〇〇高校のマークⅡて知ってる?すごいかっこいいらしいよ。美人のあの娘はマークⅡにぞっこんらしいよ。マークⅡを街でみたら良いことがあるらしいぞ。
肩で風切るマークⅡ。きっと彼の最高速度はこの頃にマークされたんじゃないかと、愚推します。
もう20年も会っていない。お互い旧車みたいな年齢になったけど、元気にしてればいいなと思う。
サポートしていただいたお金で、書斎を手に入れます。それからネコを飼って、コタツを用意するつもりです。蜜柑も食べます。