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福祉ニュース雑記2023/7


どんどんnote雑記の更新が後ろにズレていく。
7月のニュース雑記が8月の中盤。もはや8月のニュース雑記。
別に誰に頼まれたわけでもないからいいんですけどね。


カバー画像は7月23日に見たWebイベント
「発達障害の"障害"はどこにあるのか?」

最近興味があるニューロダイバーシティの話や
大学の場での生きづらさなどを知ることができて面白かった。

大学なんか特にそうやけど、障壁を取り除くための行動自体が他の人に比べて大きな障壁になっていることは見過ごされがちだと思った。
「こういう配慮があるよ」ということは言われがちですが、
そこにたどり着くまでの手間についてはあまり注目されていないというのは課題だと感じた。

障害者差別解消法における合理的配慮の提供について「障害者から現に社会的障壁の除去を必要としている旨の意思の表明があった場合」という文言がある。
過剰な配慮を防いだり、配慮義務違反の範囲を分かりやすくする文言だとは思うけど、
一方でこれが逆に「意思の表明がないので合理的配慮をしなくてよい」という解釈をさせているのかも…と思ったりした。
声を上げられる人に限定される配慮になってしまうことは怖いですね。
だからといって、言われてもない配慮について「合理的配慮の不提供や!」って叩かれまくる社会も怖いけど。
このバランスって永遠の課題なんだろうなあ。



はい!
7月の気になった福祉ニュースを紹介していくよ!
なんか多かったよ今回も!
もう8月終わるんだけどね!!!
は????????




認知症新薬、米で正式承認 家族の会「明るい兆しが見えた。日本でも早期承認を」(Joint介護ニュース)

これはこれはかなり明るいニュースですね。
ALSや認知症をはじめ、治療不可能とされている疾病や難病が医療の進歩で治るようになっていけばいいなと思う。



『受け入れ』れば楽になるの?(『発達障がい~神からの贈り物~』第80回)(障害者.com)

障害受容ついての話。同時に関係者からすれば告知についての手掛かりにもなりそうな話だと思う。

「できればあと数cm高く170cmあればうれしかったが、そう思う気持ちも現状として認める」
「背が低いことを卑下する必要もないし、身長を偽る必要もない。しかし体重は幾分努力で変えることができる。なので体型にコンプレックスを感じているなら変えれない身長に囚われず体重やその他の変えられる部分に注力すれば良い。間違っても低身長を受け入れることで背が伸びたりはしない」

『受け入れ』れば楽になるの?(『発達障がい~神からの贈り物~』第80回)(障害者.com)https://shohgaisha.com/column/grown_up_detail?id=2809

このたとえ話が受容についての考え方のひとつとしてすごく上手いと思うし、
本当の意味で「受け入れる」ということを端的に表現していると思う。
もちろん、記事でもあるように受け入れることが必ずしも良い結果になるとは限らないという前提で。

例えば自分の障がい特性からくる弱い部分を受け入れた先に「できないことをどうこう考えても仕方ないので、それをカバーするためにこういうことをしよう」というある種合理的な思考で自分の弱みと対峙できるようになれば一番素敵ですよね。

これはまた別で書きたい(と思って全然進んでない)んやけど、
『はざまに生きる、春』という映画に出てくる屋内透の考え方がそういう感じで、
それを見た時に、この思考自体が屋内の性格であると同時に自閉症の特性からくる合理的な判断とも見えるなと思ったんですよね。
ほんでこういう考え方って、とても社会モデル的だなと。
そういう意味ではいわゆる定型発達の範囲に入っている私たちマジョリティよりも
よっぽど先を行っているなと思った。




ニューロダイバーシティへの批判はある?(非営利組織Di-ODEN)

最近はニューロダイバーシティに興味があるので、そのような記事や文献もよく目に入るようになった。
そんな中で見つけた記事と、Di-ODENという面白そうな団体。

「ニューロダイバーシティの考え方が普及することで支援が受けられなくなるのでは」という懸念については、もちろん記事にある通りそんなことはないだろうし、それはむしろニューロダイバーシティの解釈が正しくないと言えるのだけど、
だからといって何も考えずに普及して大丈夫だよ!とはまだいいがたい部分もあるのかも。

最近DSM-5-TRのリリースに伴って、宮川純先生と松崎朝樹先生がライブ配信で話されていた中で、
松崎先生が、性別違和がDSMに病名として残っているのは、手術やホルモン注射を受けたいからどこかで病気として認めてもらっていないと困るという経緯がある、というお話をされていた。
一方で病気ではない一般の語としてのトランスジェンダーがある、とのこと。

(該当部分 1:25:43)

そういう「病気・障害として認められることによって受けられる支援」が社会にある状態では、
障害の有無に関係なく生きづらさを抱えている人に対して、制度がアップデートされないがゆえに結果的に支援の否定が起きるということはまだあり得るのだろうと思う。

ニューロダイバーシティの普及っていうのは、
そういうハード面も含めての普及というのは忘れたらあかんなと思いました。




「自閉症」「脳障害」eスポーツ関連の相次ぐ暴言に、ユーザーはどう向き合うべきか

オフィシャルな立場がどう対応するかがすごく重要だと思う。
干されてもええやろこんなん。

こちらはマイノリティという訳ではないけど、
最近あったバーベンハイマ―問題やDJ SODAの性被害問題への対応についても似たようなもんで、
オフィシャルな立場がこういうことを絶対に許さない姿勢を見せることが何より大事だと思う。

多様性が叫ばれすぎてたまに「多様性多様性うるせえ」みたいな論調も見られるけど、
マイノリティや立場の弱い人もきちんと認められる社会であってほしいし、そういう価値観を持つ組織自体が価値ある組織とされる社会であってほしい。

記事に戻るけど、
個人の発言についてはもちろんカプコンから仕事をもらっているような人が言っちゃってるんやからアウトはアウトやと思うけど、
それにカプコンがどう対応するかが重要で、個人に対して怒りがわいたりはあんまりしないかな…。

SNS見ててもフォロワーで簡単に人を障害者とかガイジとか言う人がいたりするけど、
もはやそういうのも含めて、個人の発言についてはそういうこと書く人のお里が知れるわぐらいにしか思わんかなあ。

私の場合、たまたま中学の頃に「ガイジ」って言葉が学校内で流行って、
私も何の気なしに家で行ったら親に怒られた、みたいな経験があるからそれ以降は言わなくなった。

例えば悲しいかな学校でそういう言葉が流行って、それを誰にもとがめられないまま年を重ねたら、そういう言葉を平気で口にする人間になる人もいるだろうなと。

私も環境がそうなら、あるいは障害のある人と関わる機会がなかったら、そういうことを平気で言う人間になっていたかもしれんし。

そんなわけで、それはもうその人の環境がそういう環境だったんだなと割り切るしかないかな。
わざわざリプ飛ばしてまでとがめる気もないです。
色んなところで知らぬ間に引かれたらいいんじゃないそういう人は。
普通にそんな環境で育ったんだなと勝手に思って終わり。



家具・用具を定額レンタル 「カリ家具」 入居準備の負担軽減(ケアニュース byシルバー産業新聞)

こういう絶妙になかったニーズを満たす事業めっちゃ良いよね。
しかも福祉業界でそういうところを見つけられるのも最高。
グループホームの入居準備とかめっちゃ大変そうやし、
ここまで準備して入れない…みたいなのもめっちゃ怖いやないですか。
逆にもう引き下がれないから何が何でも入居してもらわないと…ってなってもだいぶジレンマ抱えるわけで。
少しでもそういうハードルが下がればいいですよね。



おわりに

以上!
7月はものすごい一瞬で過ぎたイメージだったけど、
カメラロールを振り返ってみたら月初めにKREVAのライブ(声出し解禁!)に行ったり、

Zepp違い対策が公式にあるのがZepp OSAKAあるある

友だちのバンドのライブに行ったり、
Creepy NutsのDJ Mixを作ったり、
DJジョン・サ・トリンサの映画を見れたり、

もう最高よ。イビサ住みたくなる映画

音楽的に充実した1ヶ月だった模様!!

ドラマのツイートもなぜかプチバズりしたほんと謎


あとは国岡イベントに初参加したのも良かったなー
ご本人に会えて喋れたのめちゃくちゃテンション上がった。
国岡ツアーズ新作も買えて最高!!

松本さんがめちゃくちゃ良い人やった

色々よかったな7月...笑


8月もあっという間やけど濃いは濃いかも。

お盆があったのでポッドキャストも2つ編集終わってあげました!
SOUL’d OUT回後編と、
映画紹介!!
8月の話やけど知らねえ!宣伝や!!


嬉しいね人生。
今月もサバイブサバイブ!!!

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