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福祉ニュース雑記2023/02

見出し画像は京都駅佛立ミュージアムで開催中の「社会福祉と仏教展」でっせ!
受付のおばちゃんがやたらいい人なので皆様もぜひ!!

2月に気になったニュースについて適当にしゃべるよね!
きれいな言葉で書くより感情のせて関西弁!
さあ供養供養!!





リーチ制限、自閉症の真似…TikTokが通った恥ずかしい過去(障害者.com)

まじでこんなん知らんかった。
子どもが障害のある子の真似をして笑ってるような、そんな程度の低さを感じる。




どう見る、不妊強要のグループホーム(障害者.com)

リエゾンのポッドキャスト収録の時に、話したけどあまりにも熱くなってしまって全カットしたこの話題。
色んな意見があるやろうけど、
人権問題が「きれいごとだ」とか「そんなん言うても現実問題無理やん」みたいな理屈でで蔑ろにされるのはシンプルにヤバいなと思った。

何でもかんでも政治のせいにするのはアレかもしれませんが、入所施設で暮らしてる人たちが結婚して子どもを産んでも、全てまるっとケアできる体制があればいいんかな。

そもそもよく考えれば、「ケアを受けている知的障害者が子どもを産んで育てる」ということが想定されていない制度が当たり前って
人権の観点ではめちゃくちゃヤバいんやろうなって。
北欧とかどんな感じになってるんやろこういうとこ。

ただ知的障害のある人が普通に子どもを産み育てられる社会になって
こういう問題が取り上げられること自体なくなっても、その向こう側にはきっと、
記事で触れられてるような「知的障害に育てられた子ども」問題のフェーズになるだけかもしれない。

子育てが上手くいった例として、テレビ番組か何かで知的障害の母親と成人した子どもが並んだ画像がネット上には存在しますが、「子どもの目が死んでる」「親の独りよがり」「子ども自身の人生がない。一生介護で終わるのか」などと言われたい放題です。
どう見る、不妊強要のグループホーム(障害者.com)

でもそのまずフェーズ進むのが健全なんやろう。




「差別はよくないけれど、障害者施設建設には反対」-「施設コンフリクト」をどう乗り越えるか。(Yahoo!ニュース)

随分前の記事やけど、コテンラジオの障害の回を聞いてたら出てきたので読んだ。

「よく分からないもは怖い」というのは人間の性だと思う。

映画『あん』の浅田美代子の「なんかわかんないけど」から始まる台詞・演技がめちゃくちゃそれ。
中身なんてよく分かってないけど、よく分からないからこそ怖がったり虐げたりするんやろう。

大学の時に書いた卒論も、最終的には「発達障害の偏見の解消には能動的な接触体験が必要」みたいな結論になってたと思う。
知ることから全ては始まると思ってた。

ただ記事によると問題はそんな単純ではないそう。

この要因は「障害について知らないからだ」と思われがちですが、ほとんどの人は「障害」について知っています。これが二点目です。日本人は、頭で理解していても、感情の部分で「嫌だ」という人が多いのです。
「差別はよくないけれど、障害者施設建設には反対」-「施設コンフリクト」をどう乗り越えるか(Yahoo!ニュース) 

うーん確かに、「理解してること」と「感情」は別。
感情に落とし込めてるレベルで「理解」しないと難しいのかも。
そこでこれ。

「差別はダメ」と言ったり、「障害についての知識を増やす」ことでは十分ではなく、実際に日常の中で接することで感情的に理解する機会をつくっていくこと。「良い関係性」を築くことをゴールにして、その機会を提供していくこと。これらは、施設コンフリクト以外の場面でも応用できる。
「差別はよくないけれど、障害者施設建設には反対」-「施設コンフリクト」をどう乗り越えるか(Yahoo!ニュース)

「知識の普及」でも「単発の体験」でもなく、
「日常に普通に存在する体験」が必要なんだけど、
それが地域の中で障害者が生活することで得られるから、グループホームが作れれば手っ取り早いんやけど...という無限ループ。

グループホームを作る前段階から、余暇活動とかでその地域に出向いて理解してもらって土壌を作っておく...てのが当事者や現場にできることなんかな。

そして話は少しずれるけど、
以下の部分は24時間テレビが発達障害をほとんど取り上げない(取り上げたことはわずかにある)ことにも通ずる。

先日のパラリンピックも、障害者の人に対する見方が変わりました、などの感想もありますが、結局目に見える障害であり、精神障害者はその中に含まれていません。目で見て理解できることは受け入れるけれど、理解できないことは受け入れられない、と捉えられます。
「差別はよくないけれど、障害者施設建設には反対」-「施設コンフリクト」をどう乗り越えるか(Yahoo!ニュース)


テレビとか映像というメディアで手っ取り早くインクルージョンを表現するには目に見える方がいいってことやろう。
ROUTINE RECORDSみたいな作品をCMで起用するとか、実際に「演奏」が起きている様子とともに曲を流すとか、
発達障害についてはまだまだ手段はありそうなのにね。




「社会福祉HERO’S TOKYO 2022」


「こんなんやってるんや」て思ってメモってたけど、結局当日見れてなかった。
アーカイブあるし興味あるとこだけでもちょくちょく見てみようかな。




福祉×芸術を楽しむ冬に!「アール・ブリュット展」、藝大生作・感覚過敏疑似体験動画、障害のある出演者による舞台ほか、最新ニュースをご紹介(LITALICO発達ナビ)

えー、アール・ブリュット展関西にもこーへんかなあ…とか読みながら思ってたら、その次の記事がまた面白そう。

「アート×福祉」をテーマとする東京藝大「DOOR」、感覚過敏疑似体験動画「ハルの世界 〜感覚過敏のぼくが電車に乗るまで〜」を制作
福祉×芸術を楽しむ冬に!「アール・ブリュット展」、藝大生作・感覚過敏疑似体験動画、障害のある出演者による舞台ほか、最新ニュースをご紹介(LITALICO発達ナビ)

これまでに川崎フロンターレのVR体験のやつとか、イギリスの自閉症支援団体のやつとか、
何本か見てきたけど、
これも程よい長さで後半に解説風なインタビューシーンもついててわかりやすい。聴覚の表現も特に工夫されてるんかなって。

こういうの少しでも広まって欲しいと思うと同時に、
当事者に見てもらった感想とかも聞いてみたい。




インクルージョンとノーマライゼーション ~どちらが日本の現代社会においてより優先されるべき考え方なのか(障害者.com)


ここっすよね。

ノーマライゼーションすら徹底されていない現状の日本社会において、インクルージョンを推進していくような現在の動向は非常に危惧されるべきものだと筆者は思うのですが、このコラムを読んでくださっている読者の皆様はどのようにお考えでしょうか。
インクルージョンとノーマライゼーション ~どちらが日本の現代社会においてより優先されるべき考え方なのか(障害者.com)

日本学校教育においてインクルーシブ教育が実現していないのもこれが関係あるのかなと思ってしまう。
障害者権利委員会の勧告でもありましたね。

土台としてノーマライゼーションがあってこそのインクルージョン。
ノーマライゼーションなしのままインクルージョンを推し進めていくと、それこそ分断や差別に繋がりかねないんかなって。




社会的養育のこどもとカードゲームで関係づくり「TOKETA」(福祉新聞)

これSSTにも表出コミュニケーションにもつかえるんじゃね......?
めっちゃ良くね......?




仮想空間で福祉物産展 全国から35施設が出展、販路拡大に期待



記事が事後報告……!!



見に行ってみたかった…
こういうのどんどんしてほしいわ…。




番外編
NHK ニッポン知らなかった選手権 実況中!「第12回 オールジャパンケアコンテスト」

友だちから進められて「第6回 DTPオペレーター技能競技会」から見始めたこの番組。
介護のコンテストとかあったんや、と食い入るように見てました。
高齢分野では当たり前の技術なんやろうけど、こういう「支援者によっては自然とやっている配慮」的なことをあえて体系化・理論化して置くことがとても重要やと思う。
面接技法とかもそう。

個人的にはこういうマニアックコンテスト系は
昔テレビで見たアルソックの警備技術 品質向上競技大会が大好きやったからいつか見れへんかな…と思って調べたらもうはるか昔に終わってた。悔しい。




おしまい

めーっちゃ多くなったわ。調子乗りすぎて色々保存しまくってたらこんなことに。
アホなん!?こんな分量で毎月書けへんから!!
別にノルマがあるわけでもないのでこれからもあったら書くしなかったら書かん。

今月は新しいマイクも買ったし、どっちかというとnoteよりポッドキャストに重きをおいた月だったかなと。
と無理やり宣伝を置いて終わる。

ここまで読む人もおらんやろうけどせっかくここまで来たならこっちも付き合ってくれ。泣いて喜びます。

今月は映画『こちらあみ子』の紹介やドラマ『リエゾン-こどものこころ診療所-』の感想を録りました。

リエゾンめっちゃおもろい。
ついに今週から最終章。どんなラストに持っていくのか楽しみ。


おわり!!

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