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能力の自己認識がズレてる人

こんにちは、ムロヤです。

人材育成とか、人が育つこと、成長すること、人が個性や持ち味や才能を遺憾無くを発揮すること、成長のメカニズムそのものに関心があります。


人材マネジメント関連では、以前にこのようなnoteを書いていました。



で、ふと成果がなかなか出ていない人って、だいたいズレがあるよなぁと思ったので、図にまとめてみました。


それがこちら。

まずは縦のズレについて。これは前にnoteでも思考をまとめたことがありますが、要は「本当に強くなるためのトレーニング」ができていないことがあると思います。

「卓球は回転のスポーツで、こうきたらこう返すパターンが一定きまってるから、その練習がいい」「実践的な練習をする。そんな動きばっかり練習してるけど、実際のところ試合ではそんな動きしないだろというのはしない」ということ。水谷隼さんより。

「本番の試合でそんな動きしないだろ!」「そんなふうに球技種目でボールはコートに返ってこないでしょ!」っていう練習を一生懸命にしてしまっていることは、意外と多いと思います。私も中高の部活はそんな感じでした。もっと早くこのこと知りたかった…。

あとは当たり前ですが、ハイパフォーマンスを発揮するためにも、この図解の上から下のステップへ移る必要があり、そのために必要な知識を取り入れようと勉強したり、出来るようになるためにもトレーニングを繰り返さないといけませんよね。本気じゃない人はここの時間投資ができないので、そもそも上から下へはいけないでしょう。




横のズレについてはシンプルで、自己認識のズレです。

例にも書いたとおり、本当は本質的なことをわかっていないのに「カスタマージャーニー、完全に理解した!」とか、「カテゴリーエントリーポイントってこんな感じでしょ?」とかの浅い理解など。

これは人間誰しも持っているバイアスだと思うのですが、自己評価って他者評価と比べて高くなりがちですよね。

でも、現実世界で高い成果を出そうとするならば、冷徹な自己認識が重要。マーケ戦略を描くときも、残酷に冷徹に自社の構造とか強み弱みを見つめますよね。現実を直視しますよね。

あと自分のことって自分ではよくわからないからこそ、他者から自分はどう映っているのかを知るために、フィードバックをいただいて、取り入れる大切さもこの構造からわかります。

それによって「的確な現実の把握」ができ、目指すところにどうやって一歩一歩近づけるかの精度が高まるのです。

そんな感じで、この図解は特定スキルの習熟状況でしたり、自分はこの領域についての成長具合はどうかなーと自己認識を深めたり、改めて戦略やコンピテンシーに沿った人材育成システムを構築できているかを確認するいいツールになるなぁと思ったので、ご紹介しました。

参考になれば嬉しいです!

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