見出し画像

救ってくれたのは、本でした。

もともと私は本を習慣的に読む人間ではなかった。本を読むようになったのは、社会人2年目の終わり頃、22歳くらいの頃だ。(高専卒っす)

2009年に就職のために北海道から上京して、初めは京王線仙川駅にある社員寮で暮らしていた。

仕事帰りに、仙川駅ビルの啓文堂書店にはよく行くものの、よく行く棚はファッション誌と音楽誌。ビジネス本コーナーで立ち読みしているサラリーマンをみては、「俺は違うぞと」斜に構えていた。

一言でいうと腐ってました。


なんで本を読むようになったのだろう

自分でも不思議に思う。

自発的に本を読む前には、先輩から「室谷、これ読んでおけ。勉強になるぞ。」と借りた文章力の本も、全然読む気がしなかった。一応パラパラと読んだが、超絶受け身な態度なため、学びが全然自分に浸透していなかったと思う。ダメな自分を受け入れられずに、逃げていたのかな。

もはや過去の記憶があやふやになってきているが、仕事で壁にぶつかりまくって、まじで何とかしないといけなくなったからだと思う。

で、記憶の限りでは、初期で自発的に読んだと覚えているのは、山田ズーニーさん。ほぼ日がきっかけで知って、著書を何冊も買った。

(知ったきっかけの「おとなの小論文教室。」は神企画だと思う。)


文章力が絶望的すぎて、やっと本来の自分の能力を本気で自覚して、正面から受け止めて、やっと「助けて」と心で言えたのかな。

(顔文字はまんべくんのパクリです)


今でもいろんな局面で本は助けてくれる。マーケティング、ブランディング、マネジメント、組織づくり、対人関係、マネーリテラシーなどなど。ありがたいね。


そんな自分が

そんな文章力に絶望していた自分が、2020年にはSNSマーケティングに関する本を出した。7万字くらい自分で書いた。

さらに、2冊目となる本を出す機会をいただけ、今は本を書いている。ありがたいことだ。次もSNSマーケティングの本ですよ!




本ってすごいよね

産みの苦しみを味わってからは、ますます書き手はすごいと思っています(現在進行で産みの苦しみ再来なのですが)。何度頭が痛くなったことか。

だから本が1200円くらいで買えるのってすごいと思う。
本一冊書くまでに費やした時間を考えると、めちゃめちゃ安い買い物ですよ。何時間も構成とか考えて、何十時間も執筆に費やしてと。著者さんの手間隙とか知見とか存分に詰まってるんです。本には。

本を作り上げる編集さんもすごい。本を置いて売ってくれる書店さんもすごい。本に関わる人みんなすごい。出版機能すごい。ありがとう出版。知恵の循環や、時代を超えて語り継がれるのは出版機能のおかげ。

今や、ショートムービーとかどんどんコンテンツが変遷していってる時代だけど、活字でのインプットは、時間効率の観点ではすごくいいと思いますよ。本はいいぞ!


自分は本に助けられたので、今度出す本でも、困ってる誰かを救えるような本にしたいなと思っています。



最後に、筆がちょっと鈍ってきた自分へ贈る言葉です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?