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『東大思考』まとめ(前半)

西岡壱誠さんによって書かれた本。現役東大生らしです。
東大生が、どのような思考回路で物事を考えているのか詳細に解説されています。
西岡さんによると、東大生はなにも特別な能力を持っている人たちではなく、ちょっと日常の過ごし方、目の付け方を変えているだけで、あれだけ賢くなれているそうです。
実際に作者の西岡さんも、高校生のときは偏差値30代だったとか。それを、東大生にノートを見せてもらったり考え方を教えてもらうことで、頭が良い人はこういう風に考えているのか!というのを習得し、実際に東京大学に合格したとのこと。すごいですね…。

その中で前半を読んだので、私が大事だと思った箇所を備忘録もかねてまとめてみます。

1)要約スキル
頭が良い人は瞬時に物事を要約できる。
・物事の背景、上流を捉えているから。
例えば、世界史を暗記するときも単語や年号をバラバラに覚えるのではなく「この時代はこういう時代だ」というのを先に把握しておく。それに応じて、具体的な出来事を補足として肉付けしていく。
例:19世紀は欧米で工業化が進み、各国が自国の製品を輸出しようと貿易が活発になった時代だ。
→1853年に浦賀にペリーが来航した。

【あることを把握するときは、そもそもこれってなに?こうなった背景はなに?と問を立てる習慣をつける】

2)説明スキル
頭が良い人の説明はわかりやすい。
・説明するときには、相手の認知(既知のこと)と説明を合致させる必要がある。
物事を理解するには、すでに知っていることと結び付けてイメージがわくようになると納得しやすい。それ以外にも、例え話をすることでイメージ醸成の手助けができる。
そのためには相手の既知がどこまでなのかを把握することも大切。

3)それ以外
目的思考
・東大生は目標をこれでもかというくらい細分化している。抽象的な目標を立て、やみくもに手探りで行動することはしない。
例:東大入試に合格するために、数学では◯点をとる。大問1で◯点、大問2で◯点、大問3で◯点をとることを目標に、そのために△の分野で△点足りないから練習問題を□問取り組む。


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