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noteイベント「未来のチームの作り方」を通じて

"あらかじめ収穫に対して目標を設定し、商品化するために田んぼを農薬だらけにして、予定していた量を確実に収穫しようとすると、土地が死んでしまう"

以前糸井さんが「信用は農業的だ」と言っていたのが、とても印象に残っています。

今は自らコントロールできることが多いからこそ、物事を短期的に見てしまったり。コントロールできないことに対して、心が乱れてしまうことがある気がします。

昨日、noteのイベント「未来のチームの作り方」に参加しました。8月にトークイベントが開催されて、今回は二度目。

サイボウズの藤村さん、灯台もと暮らしの鳥井さん、キリンの平山さんをゲストに、色々なお話を聞くことができました。

皆さんの話を聞いていて、私がつよく感じたのが、「コントロールできないものに対して、圧倒的に理解している」方々だなぁということ。

例えば鳥井さんとお話をしていた時に、「なぜ、北海道の人は他県よりも優しい人が多いのか」ということに対して、話されていたのが印象的でした。

鳥井さん曰く、北海道の人は、雪や東京と比べて不便な立地のように、自らコントロールできないことが多いからこそ、人に優しくなるのかもしれないと。

確かにその通りだ、と思いました。

東京のように便利な場所だと、自分でコントロールできることが多すぎるからこそ、自分の思い通りにならなかったら、心が穏やかではなくなることがある気がする。

振り返ってみると、私自身、東京にいた時は、毎日せかせかしてしまっていたように思います。実際に周りからも、前よりも顔が穏やかになったね、て言われることがありました。

後、藤村さんとお話をした際も、「どうやって社内の意識改革をするのか?」という相談が上がった時。

藤村さんの回答は、「いきなり意識改革をしようとしない。一人一人と対話をする中で、少しずつ意識改革をしていく。そして、諦めずにやり続ける」でした。

その回答に対しても、物凄く納得感があります。確かに、皆の前で「今日から意識を変えていこう!」と言われても、中々難しい気がします。言葉が通じているからと言って、心が通じる訳ではないと思うんです。

それよりも、地道に一人一人と対話を続ける。そうすることで、少しずつ高い意識を持つ人が増える。そして周りで高い意識を持っている人が増えていくと、自分も自然とそうなっていく。

この間「人は、周りにいる5人によって価値観が作られる」という話を聞いたんですが、まさにそれと通じるものがあるのかなぁと。

今回のイベントを通じて、私は自分でコントロールできないものに対して、無理やりコントロールしようとしていたことがあったかもしれないと感じました。

コントロールできないものに対して、数字を設けて無理に達成しようとしたり。数字って分かりやすいからこそ、何か目標を設定する上では大切な指標だとは思っています。

でも、それに縛られて目先ばかり見てしまわないこと。自由な発想を失ったり、心を無くしたりしないこと。改めて大切にしていきたいなぁと思いました。

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8月のイベントの際に、グラレコを書いてます。良かったらご覧ください😊

#未来のチームの作り方 #日記 #コラム #エッセイ

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