モノからコト、コトからヒトの時代へ
私がマーケティングに興味を持ち始めたのは、今から5年前の大学1年生の時だった。
マーケティングと聞くと何だか難しそう…という人がいるかも知れないけれど、私にとってマーケティングとは「人に喜んでもらうためのもの」。
以前、ライターのカツセさんが「マーケティングは誕生日プレゼントに近い」と話していたけれ
ど、私も同じ考え。
この人はどんな物あげたら喜ぶかなぁ〜〜と考えることがマーケティング。
そう考えると誰でもマーケティングに触れたことがあるし、案外身近なものだったりする。
だから、ちょっと長いけど軽い気持ちで最後まで読んでほしい…🙇♀️笑
これまでのマーケティング
最近はインターネットの普及に伴って、沢山のマーケティング手法が登場した。
私が大学一年生の時はマーケティング3.0が注目されていたけれど、今はマーケティング4.0だと言われている。時代の流れって早い…!
ちなみにマーケティング2.0はこんな感じ↓
消費者のニーズを考えてターゲット層を決めた上で、最適な商品を届けるというもの。
その際、企業は他社商品とどう差別化するのかという点を重視していた。
モノからコトの時代へ
次に登場したのがマーケティング3.0。
企業は商品だけで差別化するのは難しくなったので、商品を通して社会にどのように貢献していきたいのか、どのような価値観を持っているのかを消費者に伝えて、共感してもらうことが重要となった。
この辺りから、モノ(商品)よりもコト(体験)が重視される時代に変わっていった。
よく例で挙げられるのが、AppleのiPhoneだ。
iPhoneは他社商品と比べて、機能が優れている訳ではない。
だけど、スティーブジョブズは消費者に彼自身が大切にしている価値観について伝えることで、共感を与えて今では世界中の人がiPhoneを使っている。
マーケティング4.0
そして、次に登場したのがマーケティング4.0。
ここでは消費者が商品を通して自己実現できるかどうか、ということが重要になった。
最近流行りのインフルエンサーマーケティングもコレだと思う。
インフルエンサーがオススメしている商品を手に入れることで、自分の理想としている姿になりたい。消費者はそんな思いで商品を購入する。
ただ、このインフルエンサーマーケティング。最近あまりにもよく見る…。だから、個人的にはそろそろ難しいんじゃないかなぁ…と考えている。
コト(体験)からヒト(人)の時代へ
そこで、私なりに(勝手に)マーケティング5.0というものを考えてみた。こんな感じ(笑)。↓
企業は、消費者がその企業のファンになってもらうように努めることが重要になる。
この時、消費者は商品ではなく商品を売っている人に興味を持ち、この人を応援したい・この人から買いたいという気持ちで商品を購入する。
マーケティング5.0では、コト(体験)よりヒト(人)が重要になる時代だと考えている。
そういえば、最近これってマーケティング5.0じゃない?と思うことがあった。
先日ツイッターで、"ゆうこす(最近人気のインフルエンサー)はマーケティング4.0を体現してる"と言っている方がいたんだけど、私はあまり腑に落ちなかった。
そこで、彼女のインスタやツイッター、そしてこの間始めてLiveshopも見てみたんだけど、彼女が紹介している商品が一瞬で完売していてびっくりした。
その時思ったのが、きっと消費者は、自己実現とかではなく、彼女を応援したい!彼女から買いたい!というファン的な気持ちで商品を購入したんじゃないかな?ということ。
そして、このマーケティング5.0は全然新しいものではないし、芸能人にも当てはまると思っている。
私の周りには、ジャニオタの友達が数人いるんだけど、10年以上ファンだったりする。
これって企業に置き換えられたらかなり凄い。
その企業が好きで、10年以上商品を買い続けてくれるお客さんなんて中々いない…。
結局ヒトが心を動かされるもの
そう考えると、どんなに時代が変わっても案外消費者は変わっていないように思う。
何か迷うことがあった時、新しいことを考えるのではなくて、一度過去を振り返ってみることはマーケティング以外においてもとても大切な事なのかもしれない。
モノからコト、コトからヒトへ。
時代は変わっていくけど、結局ヒトが一番心を動かされるのはモノでもコトでもなく、ヒトなんだなぁと思う。
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