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上手な説明の仕方

説明の順序は
まず「問」に対する「答え」の「結論」を述べて
次にその「理由」を順番に述べる。
そして最重要なのは「理由」である。

それはどういうことか?
「問」に対して無限に存在する「答え」の可能性を
「結論」で限定して「理由」で確定する営みである。

例えば、あなたが友人に車で送ってもらうことを想像しよう。
目的地(結論)を伝えずに道中のコンビニやデパートで何を買うか(理由)を長々と話しだしたら、きっと友人は「いや、どこのコンビニだよ」と思うに違いなく、一向に発車できないだろう。
逆に、目的地を伝えて、道中で立ち寄るコンビニやデパートを順序よく伝えれば、友人は容易に適切な経路を組み立てられ速やかに発車できるだろう。
コンビニやデパートは無数に存在するが、目的地が定まれば、自宅と目的地を繋ぐ地点にあるコンビニやデパートに限定されるということである。
そして、コンビニやデパートで何を買いたいのかによって、セブンなのかローソンなのか、イオンなのか西友なのか、その他の必要な事柄が確定する。
それが適切な経路という「答え」になる。

そして、道中の目的を果たさずに目的地に着いても意義は薄く、道中の目的を果たすこと(理由)が最重要となる。

さあ、相手の脳内の車を上手く目的地までたどり着かせてみよう。

資料として『令和の虎』というYouTubeチャンネルの動画が参考になる。
内容は、資本家に対して志願者が出資を募る事業説明や質疑応答をするというもので、上手い説明とはどういうものなのか、下手な説明とはどういうものなのかが客観的に分かるものとなっている。



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