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裏切り者は、おじいちゃん

花瓶を割ってしまった。おばあちゃんが大切にしていた物。

慌てふためいた私はどうしようかと焦りとりあえず割れた花瓶を隠すことにした。

そんな一部始終を見ていたのがおじいちゃん。

おじいちゃんは家族の誰よりも厳しい人だった。

けどそんなおじいちゃんが怒らなかった。わけを聞いても何故か何も言わないし、怒らない。それが怖かったことを今でも覚えている。

そんな数日後、おばあちゃんが花瓶がないことに気が付いた。本当は私が割った日に花瓶がなくっていたのを知っていたらしい。

それなのに何故か数日後に騒ぎ始めた。

おばあちゃんは言った。「貴裕、花瓶がどこにあるか知らないかい?」

私は言った。「、、、知らない。」

おばあちゃんは、わかったよありがとね!と言って去ってしまった。

どこに行ったのだろう、、、

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