人見知りはどう生きるか
・初めに
「こんな生活をあと4年も続けないといけないのか···」
僕の人見知り克服生活は、高校3年の大学入学が決まった時から始まりました。
新たな学生生活がこれから始まる。
一生に一度しか訪れない大学生活。
人生の夏休みと呼ばれるくらい華やかな場所。
しかし、当時の僕は、大学生活の4年間が全く楽しみではありませんでした。
むしろ、ただの地獄だと思っていました。
何が地獄かというと、人生のトラウマになるくらい惨めで、辛い思いをした学生生活を、あと4年間も過ごさないといけない現実です。
4年間という時間を想像しただけで、絶望が襲ってくるような感覚でした。
僕は中学1年生くらいのときから人見知りを発症しました。
ちょうど思春期を迎えた頃に、がちがちに思春期をこじらせ、人見知りになってしまいました。
人と何を話せばいいのかわからない。
周りの目がとにかく気になる。
青春という言葉とはかけ離れた生活で、日々流れていく時間をネガティブという感情に押しつぶされそうになりながら生きていました。
高校のときはもう完全にダメで、人と教室を移動するときも苦痛だし、一緒に帰るのも苦痛で仕方ありませんでした。
何を話そうと会話のネタを探すことが苦痛で仕方ありませんでした。
少しでも会話をする時間を減らすために学校生活から逃げ回っていました。
休み時間は人と会話するのが怖いから机の上で寝たふりをして、教室移動のときは尿意もないのにトイレに行ってわざと時間をずらして一人で移動していました。
とにかく人を避けまくっていたので思い出という思い出がなく、体育祭も文化祭も修学旅行の思い出もありません。
そんな学生生活を送っていたので、大学に受かったとき、嬉しい気持ちと同時に恐怖心が僕を襲いました。
「今までの生活をあと4年も送らないといけないのか。終わってる。人見知りを治さない限り、地獄のような学生生活が続いてしまう。」
そんな恐怖心を抱いたのが人見知りを克服しようと思ったきっかけでした。
そこから今ではほとんど人見知りは治りました。
そして、人見知りが治っていく過程でいろいろなことが起きました。
嬉しいこと2割、辛いこと8割。(笑)
色々な経験をしましたが、人見知りを克服した今思うのは、人生ってめっちゃ面白いなということです。
人見知りのときは経験できなかった生活を経験できるようになって、世のなかにはいろいろな世界があると感じます。
僕は、人生の面白さには「振り幅」がとても重要な要素だと思っています。
人見知りをしている世界と、していない世界では触れることのできる世界の振り幅が大きいので、その分人生も面白くなります。
人見知りを克服したことによって、僕の人生の振り幅は大きく揺れました。
人見知りで辛い思いをしたからこそ、いま人見知りをしている人には、人見知りを治して色々な世界に触れて、人生の面白さを実感してほしいです。
·人と会話するのが怖い
·周りにどう思われているか気になる
·人見知りを治したい!
そんな思いを少しでも持っている方は是非この先も読み進めてください。
簡単にですが、本書の流れをご紹介します。
第1章では、僕が人見知りを克服すると決意したとき、何を考え、どのような行動を取っていったかを書いています。
僕は人見知りを克服するなかでたくさんの失敗をしてきました。
もちろんその全てを書き記すことはできませんが、その中でも特に役に立った失敗を書いています。
人見知り克服のポイントは”会話”です。
会話力が向上したことにより、コミュニケーションのハードルが下がって僕の人見知りは治っていきました。
ですから、失敗を通して学んだ会話のコツをメインに書いてあるので会話をすることが苦手な人は参考になると思います。
第2章では、仕事を通しての周囲との人間関係の築き方について書いています。
僕は今25歳で、社会人生活は4年目です。
しかし、すでに3社辞めていていまは4つ目の会社にいます。
これだけ聞くと社会不適合者のように見えますが(笑)、興味があることが多いから仕事を変えているだけで、職場ごとでは良好な人間関係を築いています。
また、転職を繰り返しているので、転職をしていない人よりも”初めまして”の回数が多く、人間関係を0から作り上げていく機会が多いです。
仕事を通しての人間関係の0→1の作り方に関しては、感覚ではなく論理的にこうすればいいという考え方があるのでそこについて書いています。
第3章では人見知りの人が持っているあるあるの悩みについての解決策を書いています。
人見知りの人は似たような悩みを持っていることが多いです。
ネットで「人見知りあるある」と検索するといろいろな悩みが出てきますが、もれなく僕も同じような悩みを持っていました。(笑)
しかし、その悩みを乗り越えて、いまの自分が作られています。
僕が実際に経験から導き出した悩みを解消する考え方を書いているので、今の自分と照らし合わせながら読んでみて下さい。
この章では悩みの乗り越え方を書いています。
第4章では人見知りを治す上での特に大事なメンタル面について言及しています。
僕は人見知りが治るかどうかはメンタル面が一番大事だと思っています。
会話の方法などのテクニック面は人見知りを克服する要素が10だとしたとき、1くらいでしょう。
残りの9はメンタルと言っても過言でないほどメンタル面が大切です。
なので、この章では人見知りの人の背中を押して、行動してみたくなるような言葉を散りばめています。
僕が人見知りの人に伝えたいメッセージをこの章に盛り込みました。
以上の4章で本書は構成されています。
·人生は会話で作られている。
僕たちが住む世界には会話という人生を形成する要素があり、会話をする機会はこれからの人生において無限に存在します。
なのに、会話が苦手というのは人生をより面白いものにしていく上でとても致命的です。
僕自身会話がとても苦手でした。
なぜ苦手だったかというと、会話を続けた先にある沈黙が怖かったからです。
会話を一度スタートしてしまうと、その先にある沈黙が見えて、しゃべればしゃべるほど沈黙というブラックホールに吸い込まれている気がしていました。
·どう思われているかな···
·つまんないやつだと思われてないかな···
·嫌われているんじゃないか···
沈黙になると、コミュニケーションの空白の部分がネガティブというマイナス要素で埋まっていきました。
人見知りをしない人にとっては「考えすぎだろ」の一言で片付いてしまうかもしれません。
しかし、僕はコミュニケーションに関して本当に悩んでいました。
会話することに対して悩んでいました。
「考えすぎだろ」の一言では済まされないほど僕の毎日は苦しい日々でした。
しかし、そこから抜け出すことができたのは会話力が向上したからです。
会話力が向上したことにより、僕の人見知りが治っていきました。
会話力が向上したことにより、僕の人生が明るい方向に進み始めました。
人生は会話で作られています。
しかし、僕はこの本を全部読んだとしても人見知りが治るとは思っていません。
なぜなら、人見知りを治すには行動して、失敗して、学んでいく過程を踏まないといけないと思っているからです。
そして、行動していくなかで必ずうまくいかなくて傷つくことがあると思います。
しかし、そこから再び立ち上がるときに自分自身が強くなっていき、人見知りしない自分が作られていきます。
行動することで人見知り克服への道が切り開かれます。
この本は読んでくれる人が人見知りを克服しようと”行動”するきっかけになってほしいと思い執筆しました。
どうして自分は人見知りなのか、どうすれば会話がうまくいくのかの道筋を知ることができれば行動するための勇気が湧いてくると思います。
人見知りの攻略本のようなイメージです。
人見知りを克服したいま、僕が思うのは人見知りは絶対に治るということです。
必要なのは人見知りという殻にひびを入れようとする少しの勇気と、自分を導いてくれる情報です。
僕の場合、その情報がなかったのでかなりの遠回りをしました。
その分余計な苦労や傷つくことがたくさん起こりました。
だからこそ、この本を読むことで最短距離で人見知りという殻を破って外の世界に触れてほしいです。
そのために僕の経験がみなさんの人見知りが治っていくきっかけに少しでも役に立てばいいと思っています。
それでは、人見知りを治すための道しるべをこれからあなたに示していきます。
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