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20100310 80回目の和声のレッスン~お受験母娘とバッハの分析

とうとう80回目となった。4年目に突入。

未だに、師匠の部屋のドアの前に立つと緊張する。まだしばらくそうなんだろうな。
ドアが開くと、女性ものとおぼしき靴が二足。久しぶりにお受験親子のレッスンが前に入っていた。押しているようなので、しばらく拝見させて頂く。

ソルフェージュのリズム取り(?)のレッスン。
リズム譜を見ながら手を叩く練習。
「パンパンパン・・・」
「それじゃーどこからどこまでフレーズか分からないでしょー。もう一回!」
ひゃー、苦痛だわこんなのやらされたら(笑)自分も20年前にやったけどさ。
後方でお母様が心配そうな面持ちで見ている。
しかし師匠も親に見られながらだと
「先生、絶対合格させてくださいねっ!!!!」
みたいな重圧受けてやりづらいんだろなー。慣れてるだろうけど。

さて、自分の番。
和声3巻、読めば読む程分からなくなってきたので質問しようと付箋貼りまくってきた。先週、「読んどいてね。分からないことがあったら説明するからね。」と言われたことだし。
すると、
こんなのどうでもいいよ、なんでそんなことにこだわるのかな~。
えぇぇぇぇ~
どうやらこの辺りの説明は本当に「最終的には些末なこと」のようだ。
一瞬、「教えてもムダだからテキトーでいいわ」と思われてんのかと焦ったけど。

1巻の頃は、Ⅱ度1転がなかなか使いこなせず、
ファファラレ!声に出して何回も言って覚えてね!ファファラレ!言ってみ。
「ふぁふぁられ~」
ってな感じで厳しかったのに。
ほんの少しは進歩してると思っていいのだろうか。もう基本にがんじがらめな段階ではなく、応用の段階に入ったということ?

先週持って行った曲の手直し版を見て頂く。
非和声音の使い方とかにやや難有りなるも、全体的にだいぶ質が上がってきたとのこと。
「ここまで来るのに3年も掛かってしまいました・・・」
と言うと、
1年で出来るようになる人も居れば、10年掛かってようやくな人もおる。3年で出来るようになったんやから良かったよ。人による。」
と師匠。ホントーに優しいお方だな。
まあ多分、若い学生に対してはこんな感じじゃないんだろうけどね。
この年齢と状況を鑑みてのお言葉なんだろう、あくまで。

「だいぶ良くなっては来たけど、仕事として提供するならもっと色んな曲が書けるようになったほうがいいね。軽快な曲とか変拍子とか。ああいうゆったりとした曲が得意なようやけど・・・とりあえずそれならそれでいっぱい書き溜めときなさい。」

はい、とにかく数書かないとさらなる進歩は望めない。

今日の目からウロコ
バッハのインベンション1番の和声とフレーズ分析を見て頂いた。
2声で書かれているが、実は4声として書かれているらしい。
バッハの曲は、2声だろうが3声だろうが5声だろうが、全部4声として書かれてるの。
知らなかった。学校でも誰も教えてくれなかったわさ。