私史ーWATASHIー【オンライン人生史制作サービス】
『私史』とは
『私史』とは、オンラインでのヒアリング・グラフィックレコーダーによる記録を通した人生の振り返りと、ヒアリング終了後には振り返り最中の言葉を収録したグラフィックレコード・冊子をお届けするサービスです。
最近自分のこと話してないな、という方へ
人生に、悩みはつきもの。
子どもの頃や学生時代、学校の帰り道や放課後の教室で、自分の人生について語り合いませんでしたか?
大人になるにつれて、そのような「自分の話」をする機会が減っていませんか?
昨今、感染症拡大や社会環境の変化で、”対話”の時間が減っています。
また、SNSで“発信すること”は可能になったけれど、誰がどんな表情で書いたのか分からない文字が並ぶ中、安心して「自分の話」がしづらい現代。
そこで、「最近自分のこと話してないな」という方へ、自分の話だけを、率直に、安心してできる時間・自分の内面を表出する機会を作りました。
たとえば、こんな「あなた」へ。
「仕事仲間はいてもプライベートを話す友達は少ない」
「大人になって友人や知人と距離ができた」
「結婚で環境変化した」
「子育てでキャリアをリセットした」
「セカンドライフを迎え、役割が変化した」
「人生の総決算をしたい」
なかなか自分の人生を言葉にしない日常。
人生を振り返り深く知る機会を作ることで、「自分はこんなにがんばってきたんだ」と、自分自身の人生に拍手を送ることができる気持ちになって頂きたい。
これが、私史のコンセプト「人生に、拍手できるように」の背景です。
私史のサービス内容について
1 “自分の人生”をひたすら振り返る対話
ひたすら、お話をお聞きします。人生について、率直に、思いのままに話してみてください。
ヒアリング担当はNPO法人ムラツムギ副代表理事の佐藤春華がつとめます。
1992年生まれ。秋田県男鹿市出身。
秋田大学医学部看護学専攻卒業。東京都内で療養型病院で看護師として多くの看取りに触れる中で"最期"に向き合う重要性に気付きムラツムギ設立に関わる。現在は東京都内で訪問看護師として働き、人生の紆余曲折に耳を傾けている毎日の中で、自らの人生について話すことは、その人自身へ大きく影響を与えるのではと考え、「私史」を事業化。
“自分の人生を他者へ伝える”という行為を通じて、改めて自分の人生を見つめてみてください。
2 グラフィックレコードで対話を可視化
まずは、“グラフィックレコーディング”について、少しご説明の記事をご紹介。
グラフィックレコードとは
議論や対話の中で生まれる様々な要素を整理しながら、全体像を紙などに可視化しまとめること。
https://note.com/4mimimizu/n/na8d9938218f2?magazine_key=m8090eedfeb68
対話の中の言葉から、過去の出来事を、“グラフィックレコーディング”を駆使して記録します。
グラフィック・レコーディングはAkita Graphic Recorders!の平元美沙緒を筆頭にした私史制作チームが務めます。
平元美沙緒
1983年、徳島県徳島市生まれ。
奈良女子大学大学院修了。2008年、結婚を機に秋田に移住。教育委員会勤務等を経て、2015年よりまちづくりファシリテーターとして独立。地域活動に関わる中で年間80回以上のグラフィック・レコーディングを実施。「聴いて描く」。そんなシンプルな自分の特技が、安心して対話ができるお手伝いになればと「私史」プロジェクトに参画。
HP https://section-a.wixsite.com/homepage
小塚結海
慶應義塾大学総合政策学部3年(令和4年現在)。
オーラルヒストリーゼミでのインタビューにグラレコを活用したり、インターン先でも座談会でグラフィックレコーダー兼ファシリテーターを務めている。
3 人生歴が手元にのこる記録の送付
当日のグラフィックレコードをお届けします。イラストと文字、そしてヒアリングの最中のあなたの言葉を、手元に保存することができます。
完成イメージは以下の画像を参照してください。
(個人情報保護の観点から粗い画像となりますが、ご了承ください)
また、「私史の言葉集」も送付いたします。ヒアリング最中のお客様のお言葉を一冊の本にまとめた、世界に一冊だけの言葉集です。
体験者の声
ここで、21歳男性、30歳男性の体験談を、続けてご紹介致します。
▶︎私史を制作しようとした経緯
精神的にしんどい時期が続いていて、3年ほど自分の人生を振り返ることができていないと感じていた。人と話せば愚痴や反省も含めて色々言葉になるが、自分で机に向かって、書き物にすることが難しかった。また、少しずつ記憶から消えることが出てきたことも感じていて、記録にしたい気持ちと、先送りしてしまう状況にあった。ちょうどそのタイミングで「私史」を知り、利用させて頂いた。
▶︎制作後の感想
素晴らしい体験だった。我々は想像以上に、自分の人生を素直に・客観的に語ることができる場が多くないことにも気づいた。実際に「私史」の巻き物を手にとったとき、本当に幸せな経験だと感じた。また、グラレコーダー・インタビュアー・依頼者の3人だけで話せるという意味でも、一切の忖度なく自分の記録を残せるという部分で、社会の中では多くない貴重な経験だと思った。
▶︎こんな人におすすめ
世の中のすべての人だと思う。総合型選抜(AO入試)を控えた高3生、就活生から、転職希望の社会人、子どもが成長して振り返る時間ができている50代、退職を迎えた方....。
「私史」では、依頼者に対してコンサルティングをするわけでも、入試や就活・転職などの目的を突破するためのアドバイスをされるわけでもない。だからこそ、いろんな立場からの意見や助言で迷子になりそうになっている人が、一度自分のルーツを再確認するためにトライすることに大きな価値があると思う。
(秋田県在住 21歳男性)
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▶︎私史を制作しようとした経緯
自分の軸が何かわからないまま30歳を迎えました。好きなことはあるし、手当り次第色んなことに手を出してきた。けれど、同じ年代の友人たちが「これだ!」と言うものを見つけて打ち込んでいく中、自分が本当にやりたいことは何だろう、これまでの経験は将来にどう繋がるのか、という漠然とした不安、点と点が線になっていない感覚がありました。
そんな時、私史に出会いました。自分史作成サービスやカウンセリングなど、似たようなサービスがあることは知っていても正直胡散臭いと思い距離を置いていましたが、今回は友人の薦めだし、ものは試し!と思いお願いしてみました。
▶︎制作後の感想
ここ数年でなかったほど、充実した時間でした。
聞き手の佐藤さんは、ケアワーカーとして多くの方々のお話、時には人生の核心に触れる話も聞いてこられたそうです。その優しく穏やかながらも確実に語りを引き出す手法からは、素人には真似出来ない経験に裏打ちされたプロフェッショナリズムを感じました。
語りの中で初めて自分の人生を決定づけた出来事を認識でき、感極まって思わず泣いてしまいました。人前で涙を流すなんて、正直全く想定していませんでした。
佐藤さんは、無理に私の人生を解釈しようとしたり、アドバイスしようとしません。「大切なことは、語りを通じて自分の人生を受け止め、肯定すること」と言われてハッとしました。「自分はこんなに頑張ってきたんだ、自分なりにもがいてきたんだな」。これが3時間の語りの後の率直な気持ちでした。同時に、自分が30年間大切にしてきた価値観にも気づくことができました。
▶︎こんな人におすすめ
私は自分探しのような文脈でこのサービスに出会いましたが、使い方はそれだけではないと思います。忙しい社会人になって、自分の人生を振り返る機会も時間もほとんどなかったことに気が付きました。
30歳になる節目でも、還暦を迎えたタイミングでも、もどかしさを感じている人、自分の人生に自信を持てない人…どんな人でも、新しい人生の1歩のヒントは過去に眠っているのだと思います。たまには俗世の喧騒から離れて、こうした自分語りのタイミングを持つことは、人生を豊かにする大切な機会なのではないかと思いました。
(東京都在住 30歳男性)
「私史」制作の流れ
1 お申し込み・ヒアリング日程調整
お申込みフォーム入力後に、日程調整のメールをお送りします。
お申込みフォームhttps://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfexXeiuIHw1ClS_Shf-d8dSUmIXNVnO32A-vr2IVB4-zh4kg/viewform?usp=sf_link
3 ヒアリング(3回)
・基本的にはオンライン(zoom)で対応させて頂きます。(対面でのヒアリングご希望の方はご相談ください。)
・全部で3回のヒアリングがあります。
①初回ヒアリング:30分
②コアヒアリング第1回:90分
③コアヒアリング第2回:60分
時間の都合上、深掘りできる部分とそうで無い部分は出てくるかと思いますが、お時間の限り精一杯振り返らせていただきます。
※ご希望により時間延長もございます。(別途延長料金は30分:500円、60分:1000円となります。)
4 グラフィックレコード、私史の言葉(わたしのことば)集の送付
ヒアリングから約3週間後にお届けします。
グラフィックレコードのお届けについては、初回ヒアリングの際にいずれか1つお選びください。
①データお渡し
②紙媒体の郵送
※両方お求めの方は追加料金(1000円)が必要となります。
ご利用金額について
一回35000円(税込)
※ヒアリング、制作物の送料などが全て含まれます。
おわりに
ー人生に、拍手できるように。ー
賞賛の拍手、労いの拍手。
拍手の種類はさまざまです。
自分の人生を話しきって、人生を改めて見つめ、これまでの人生に、自分自身が拍手を送れるように。
「あの経験は、無駄じゃなかった」「あの選択でよかった」とホッと安堵し、人生を肯定できるように。
私史を通して、今後を生き抜くエネルギーや人生を肯定できる感情が芽生えるお手伝いができれば、幸いです。
運営・お問い合わせ
▶︎NPO法人ムラツムギ
メールアドレス:haruo@muratsumugi.or.jp(担当 佐藤)
▶︎平元美沙緒
▶︎小塚結海
▶︎佐藤春華
お申込みフォームhttps://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfexXeiuIHw1ClS_Shf-d8dSUmIXNVnO32A-vr2IVB4-zh4kg/viewform?usp=sf_link