読書感想文　高学歴難民

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TBSラジオの武田砂鉄の番組で取り上げられてて読みたくなって買う。
単純に高学歴というよりももっと学びたいとかまだ社会に出たくないとか
社会人になってからやっぱり弁護士になりたいとか仕事をやめて学び直したいなどの理由で大学院に進んだ人のその後の様々なケースが書かれているが
犯罪（殺人などとは違ったとんでもなく凶悪な）や自死などに至る壮絶な話もあり
ほんとにあった怖い高学歴難民
くらいの軽い気持ちで読み始めたらすごい衝撃を受けた。
国の仕組みは家族の圧などの話もあるが
基本的にはみんな大人になってから大学院の
道を選んでいるが自分の人生の読み違えがとんでもない事
になるのだなと思う。
かといって研究職をしながらセックスワークをしている女性や
大学院に進みながら結局配偶者の親の会社に落ち着いた男性など
たくましく生きていると感じる人もうまく波に乗って
生きている人もいるのだと感じた。
終章の著者の恩師という人の人生の話がすごかった。