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読書感想文 書く事の不純

りりしい著者近影が表紙の一冊

ツイッターでバズったという若い記者に少し失礼な質問を受けた
事からなぜ山に登るのかなぜ書くのかという事について
考えを綴っている。
開高健と三島由紀夫の思考を追う件が
どちらの著作も読みたくなる。
「デスゾーン 栗城史多のエベレスト劇場」
を読んでの言葉は自分の活動している世界の若者が
なぜ死に至るまでになってしまったのだろうかという
悲しみを感じた。
最後に若い記者からの質問の答えにまでたどり着くが
一冊壮大な思考を繰り広げた結果シンプルな回答に
行きつくのが笑ってしまう。
常人からかけ離れた極地に足を向ける超人じみた行為の一方で
色々と考えても結局やりたいからやっちゃうんだよね
というような肩の力の抜けた部分もあるのが
著者の魅力でもあると思う。



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