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ヤラセと情熱 水曜スペシャル『川口浩探検隊』の真実


ヤラセと情熱 水曜スペシャル『川口浩探検隊』の真実 - プチ鹿島 (単行本) | 双葉社 公式 (futabasha.co.jp)


1976年から1986年に渡って放送されていた水曜スペシャルの
「川口浩探検シリーズ」が直撃した著者が「川口浩探検隊」の探検隊となって番組の裏側、内側を追いかけていく。
世界中を未知の生物を追いかけていく番組がどう作られていたのか
今の視点からみれば信じられない内側が語られる。
スタッフが懸垂下降の練習を五メートルくらいの練習をして
現地に行ったら200メートルだった。
ピラニアに実際に噛まれて指が取れかかる怪我しているのが撮影放送された。
後処理がずさんで現地で警察が動く大問題になる。
撮影に協力した現地人にスタッフが軟禁される。
実際に同時期にあったやらせ事件と世間を揺るがした事件とリンクして最後は何度も言及された伝説のプロデューサーにたどり着くのかと思いきや最後の章は思いがけない結末を迎える。
著者は自分が川口浩探検隊を観た衝撃を書籍で再現しようとしていたのだろうか。
昔の人気番組を回顧するだけではない文字通りの情熱を感じた。

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