読書感想文 インディーゲーム中毒者の幸福な孤独
二子玉川高島屋の紀伊国屋で購入。
アニメーション作家の著者が出会ったインディーゲームについて
綴られて行くが
ひと昔前は多くの人が朝起きたらまず新聞を読んだり
朝のニュースを観るように著者はまずインディーゲームの
プラットフォームで新しいゲームをチェックするという事
自体に今の時代を感じる。
読んでいて痴呆症をシュミレートしたようなゲームや
排泄行為のゲーム化がそれ自体がひとつのジャンルになっている
という話や製作者が体感したコロナ禍の寂しさや死に近づいていく祖母に会った事を追体験させるゲームについての章を
読むと最新技術でゲームを作る事やゲームを世の中に広める事の
ハードルが下がっても埋めようとしても埋められない寂しさをみんな抱えて生きているというのをしんみりと感じさせる。
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