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保育園に落ちた。仕事と育児の両立

前回、保育園の申請をした話を書いたのですが、その続きです。

結局、申請をした月の利用調整では「保留」となり、次月の利用調整に再度かけられることになりました。
まあ、一度目は仕方ないかと思う気持ちもありましたが、2回目の今回も、やはり利用はできないようです。

とはいえ、できる限りカウンセリングをしていきたいし、予約も開始してすぐくるわけではないので、一応予約を開けて過ごしていました。
6月からはカウンセリングが何件か入るようになり、やはり6月から利用できたらありがたかったかな・・・と思いつつ。
予約日に合わせて、夫のお母さんにみてもらいながらカウンセリングを行っている状態です。

さて、7月も利用できないことが決まり、ただそろそろお義母さんだけでは厳しくなってきたので、何かしらの預かりを利用することを検討しました。

私の住む自治体では、待機中に使えるものとして、自治体で認めている認可外保育園や、企業主導型保育園、ボランティアさんの自宅で短時間預かってもらえるようなサービスがあるようです。

私としては、週1~2日お義母さんに預かってもらって、それ以外の3日ほど固定で預けられるものがあれば、と思っていたのですが、そんな都合のいい一時預かりはないんですね。
とっても甘かったです。
週3日利用だとしても、月極で利用料を払いながら、利用しない日を勝手につくるようなかんじになるのだと思います。

企業主導型で、0歳児の月の保育料はだいたい3万7千円ほど。
0歳児は保育園無償化の対象にならないようですね。

それもなぜ?というかんじですが、そもそも0歳児の枠が少なすぎですよね。
空いている小規模園にするか、企業主導型にするか、迷いどころです。

3万7千円ということは、50分のカウンセリングを6回しないといけません。
もし時給千円だったら、37時間。
1日、10時から15時まで5時間働くとして、7~8日分の稼ぎが保育料に消えていく。

なんだかなあ、というかんじですよね。
内閣府の幼児教育・保育の無償化のページを見ると、認可外保育施設等の「3歳から5歳までの子供たちは月額3.7万円まで」が無料、つまり国から補助があるということなので、結局出産費用と同じで、補助金に合わせて利用料も高くなっていくのかな、と思います。

「だから皆保活しているんだ」
そう思うし、言われそうですが、12月生まれって、これも難しいですよね。
第一子で、無事生まれるのか、生まれてどんな状態なのかわからない状態で、生まれる前の10月に保育園の申請準備をしろって、結構難しい気がします。
そして、必ずしも生後4ヶ月にならないような、新年度から預けたいとは思っていませんでした。

生後6ヶ月でもおそらく早いほうだとは思いますが、年度途中から預けたい人なんて当たり前にたくさんいると思います。

というか、12月生まれの場合、1歳4ヶ月から入園するように、まさに今保活の時期なのでしょうね。
でも、そしたらカウンセリングのブランクも1年半です。
会社員だとしても、子どもを預かってもらえさえすれば戻れる!と思った生後半年の休職8ヶ月ほどの場合と、1歳4ヶ月の入園に合わせて1年半の休職では、戻るほうも会社も状況は変わってきますよね。

こういう話題のときに思うのが、前々から調べて準備している母親 VS 必要なときになって準備を始める母親 の仲間割れというか、チクチク言い合いにならなければいいな、と思います。

保育園は必ずしも母親だけの問題ではないですが、生理の場合は生理がしんどい人 VS そんなにしんどくない人 になるし、つわりの場合 重い人 VS 軽い人 など、女性の問題はなぜか内輪もめが噴出しやすいように思います。

必要な人が必要なときに使える制度や施設があればいいのであって、それを妨げる議論は減っていくといいなあ、と思います。
保育園に関しては「誰一人取り残されない」って言ってもらえないのでしょうか。
この保育施設の少なさに対して、1億人以上の人口がいることを考えると、これまでいかに自宅保育に頼ってきているのか、と思います。

こういう状況を考えると、憲法24条の改正案である、「家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として、尊重される。家族は、互いに助け合わなければならない。」の影響を考えてしまいますね…。
結局、女性活躍といいながら、育児は家で家族が助け合ってしてください、ということになるのでしょうかね…。

以前、広島県の「働く女性応援よくばりハンドブック」が話題になりました。
育児と仕事の両立は「よくばり」なのか?と。
実際にこの立場になって思うのは、よくばりと言われようとなんでもいいので、「仕事も暮らしもどちらにおいても希望を叶えられるように」(広島県HP)と書かれていることを、ほんとうに実行してほしい、ということです。

そもそも「社会の自然かつ基礎的な単位」とは?
心理士として家族問題を考えるとなおさら、基礎的な単位は個人であるべきだと思います。

結局、向かうところは政治になりますね。
7月には参議院選挙がありますが、よく考えて投票に向かいたいと思います。


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