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【ナカノヒトと村田ボーリング技研の日常】ファクハク2023②


ファクハクを創り上げるまでの軌跡は
ファクハク2023①をご覧ください。


(1)リハーサル後の動き

リハーサル時に見つかった課題感。

①説明の内容
②工場見学の時間
③体験(ワークショップも含めて)

リハーサルからなかなか時間もなかったので
優先順位を決めて、
1つずつクリアしていきました…。

①説明の内容

ムラタの技術って、
工場の中の機械の部品の一部に使われているので
一般のお客様からすると
「ムラタの技術ってどこに使われているの?」
「というか、何を作っている会社なの?」って感じ。

なのでそれを説明したい。
でも説明すればするほど、
あれもこれも説明しないと分からないのか…?
でも分かりやすく伝えることを意識しないと
みんなには伝わらないし、時間も足りない…。

という、なかなか矛盾した状況で
どうムラタの技術を伝えるか」も1つ課題感としてありました。

説明しようと思うと
「ここも伝えたい」「ここも伝えたい」と
伝えたいところがありすぎるが故に止まらなくなるので
傷ついた箇所をどう再生するのか」という点に絞って
できるだけシンプルにまとめあげました。

今回は紙芝居を採用、ただ後ろの人は見にくいかも…

また言葉だけの説明も分かりにくいので、
絵や図を用いながら、紙芝居形式で説明することに。


②工場見学の時間

リハーサルの時は1回につき2時間半を予定していましたが、
押しに押して結局3時間になってしまった…。
この時はさすがにお客様も足が限界だったと思う…。

という反省点を踏まえて、
本番では1回につき1時間半のコースに。

特にムラタでは工場と工場が離れていたので
お客さんの動線を考えながら、
できるだけ説明は短く、
お客さんに見てもらう、触ってもらう時間を増やしました。

実際に触ったり、体験すると分かることも多いですよね

ちなみに17日(金)だけはスペシャルコースと題して
3時間のコースもご用意。

ちょっと人数が多すぎて、後ろの人は見えなかったかも…反省

というのも、ファクハクに来られるお客様の中には
モノづくりに精通していて、
より詳しく知りたいという方もいるのでは…
という声があって。

でも3日間全部に3時間コースを組み込むのはちょっと難しい…。
と、色々考えた結果、
3時間も貴重な時間を頂くからには
現場もがっつり動いている平日に見てもらおうと、
17日(金)は3時間コースに振り切りました。


③体験

せっかく来てくれたのなら、
 思い出に何か持ち帰れるものがあったらいいね

というメンバーの素敵な声もあって
時間がない中ではありましたが、
ワークショップも開催することに。

「何ができるの…ムラタで…」というところからスタート。
メンバーでとにかく考えて、試作を重ねました。

みんなでワイワイやるのは本当に楽しかった

出来上がったのがこちら。
ガラスのコップに溶射の前処理でもある「ブラスト」を吹き付けて
オリジナルのコップを作る体験
に決定。

なかなか可愛い

最初は「どうしよう…」と迷うことも多くありましたが、
「一旦やってみようよ」の一言で
ゼロからのスタートだったムラタでも
なんとかワークショップを開催することができた。

そう思うと、
「やってみよう」で動くってすごく大事だなと
改めて感じた出来事でした。


(2)忘れられない3日間

2023.11.17(Fri)-2023.11.19(Sun)

なんやかんやあって…(笑)
いよいよファクハク本番。

前日まで本当にバタバタ…(笑)
でも3日間で154名のお客様にお越しいただけました…!!!
飛び込みのお客様もたくさんお見えになって、
数ある工場の中から村田ボーリング技研を
見つけてくれたことに感謝しかありません。

こんなにたくさんのお客さんがいると、話す側も緊張しちゃうよね

ファクハクに来られたお客様は
社員のご家族、地域の方、モノづくりに精通している方まで
本当にさまざまな方にお越しいただきました。

実は結構、小さなお子様も多かった…!!

小さなお子さんが楽しめるコンテンツも用意したいなぁ

あ、ちなみにナカノヒトの両親も来ました!(笑)

パパは初の村田ボーリング技研
干し柿を大量にくれました

ワークショップは
小さなお子様から大人の方まで楽しんでいただけたみたいで
私たちスタッフも一安心…。
来年はワークショップの中にも
「溶射」の要素をどこかで取り入れたいなぁ。

ペタペタシールを張るだけでオリジナルコップができちゃう
誰よりもアツい思いを持つ職人、私の推しメンです

ここまでお客さんに囲まれて作業をすることもないので
職人たちも緊張気味でしたが
お客様たちは興味津々。
お客様が職人たちと直接話せるのも
ファクハクの魅力ポイントですね。

小さなお子様も興味津々

ちなみにファクハクを全力で楽しんでいただくコツは
スタッフ自らが楽しむこと。
おもてなしの心を忘れず、
でも自分たちが1番楽しむ姿を見せることで
盛り上がっていいんだ、話していいんだ、楽しんでいいんだ
そんな気持ちを皆さんの中に膨らませる。

ナカノヒトの回は始まる時に「レッツゴー」を皆でしてからスタートします
元気よくやってくれた大人の皆さん、ありがとうございました…!

こんな感じで無事に3日間、
何も問題が起こることなく、ファクハクが終了しました。

最後、ファクハクメンバーで感想を言い合っている時、
1人のメンバーが涙を流していました。
その姿が今も目に焼き付いています。

色んな思いが溢れてきた最後のMTG

普段の様子からは涙を流すなんて想像がつかない彼。
だからこそ、その涙は
本当にやり切ったからこその涙だったんだろうなと
私は思っています。

そして離れがたくなるほどの関係性を
みんなで築き上げられたのがすごく嬉しかったです。


(3)ファクハクを通じて

①めちゃめちゃ楽しかった

正直よ、正直ね…
めちゃめちゃ楽しかったです、ファクハク。

もちろんやったことで改善点もたくさん見つかったし、
来年はこうしたいなぁという部分も見つかった。

でもそれ以上に
「楽しかった」という気持ちや
「やってよかった」という思いが出てくる。

そう思えたのは
村田ボーリング技研に足を運んでくださった
お客様のおかげであり、
色んな無茶ぶりにも応えてくれた職人たちのおかげであり、
そして何より共に苦楽を共にした仲間のおかげ。

お客さんの楽しそうな表情が私たちにとってのプレゼント

本当にたくさんの人の協力があって、頑張りがあって
1つの形になりました。
この気持ちはこれからもずっと覚えておきたい。
決して1人ではできなかった。

感謝の気持ちと尊敬の気持ちを忘れずに
来年も取り組んでいきたいなと思います。


②妥協点を探しながら最善を尽くす

もう1つ。
ファクハクを進めるうえで大切だなぁと思ったことは

妥協点を探しながら、今できる最善を尽くす

だったような気がします。

このファクハクは
正解がない中で創り上げていくものだと思っていて、
「できる・できない」や「いい・悪い」と
白黒はっきりつけてしまうと
途端に何もできなくなってしまう。

だから、まずはやってみる。
もしダメなら、考え直せばいい。
みんなで協力して補い合えばいい。

挑戦してみないと
いいのか、悪いのかも分からないから。

時間も限られているし、
一人でやっているわけではないので
時に意見がぶつかる時もある。
だからこそ妥協点を探しながら、
でも今の私たちにできる最善を尽くす。

それが大事なのかなと、
なんかすごく感じました。

この「とりあえずやってみようよ」ムーブメントが
社内にも持ち込めたら
村田ボーリング技研は更にいい会社に近づく。

村田ボーリング技研をいかに魅せるか、
お客様にいかに喜んでもらえるか、
という視点もファクハクを通じて学びましたが
同時に「人をどう巻き込むか」という視点も学べた
本当にいい機会でした。

(4)おわりに

たくさんの発見があったファクハク2023。
企画してくださった運営メンバーの皆さんに感謝。
来てくださったお客様に感謝。
ムラタの職人たちに感謝。
そして一緒に乗り越えた仲間に感謝。

また来年。
また来年、皆さんに会えることを
メンバー一同楽しみにしています!

そして更にいいイベントになるよう、
私たちも頑張っていきたいと思います!!

皆さん、また来年!
村田ボーリング技研でお待ちしております!
ファクハクメンバー、また2月に会えるの楽しみにしてます~!

本当に楽しかったぁ~!!!!!!!!!


(5)今日の一言

2023年もいよいよ終盤に差し掛かってきましたね。
ナカノヒトが書く人事ブログも
2023年の振り返りが多くなってきましたが、
noteの方はどうかな、
「振り返り書けるのかな」って感じです(笑)

でも2023年は本当に
色んなことがスタートした1年だったので
ナカノヒトにとっても思い出の1年となりました。

改めて。

本当にありがとうございました!
そして2024年も村田ボーリング技研のことを
どうぞよろしくお願いいたします。

また2024年にお会いしましょう、よいお年を