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村上春樹の「1Q84」について

 村上春樹の「1Q84」を読んだ。ハードカバーで3冊もある長い小説だ。いつ読んだかは定かではないが、一度だけ読んだことがありいつか読み直そうと思っていた本の1つだ。軽い気持ちで手を出したが随分と時間が掛かってしまった。しばらくは読み通すのに1週間以上掛かりそうな本を読むのは控えようと思う。
 「1Q84」を一言で表すなら、子供の頃に離ればなれになった10歳の少年少女が30歳の大人になって再会する物語である。こうしたモチーフは「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」や「国境の南、太陽の西」といった村上春樹の別作品でも用いられている。作者にとっては書き続ける価値のある素材なのだろう。
 「1Q84」は私の中では最近の小説という感覚なのだが、最終巻であるBOOK3の出版された年を確認すると2010年だった。つまり、現在から10年以上の年月が流れているということになる。時の流れの速さを感じる。
 本来ならばもっと詳しく語っていきたいが、詳細に説明していくとなると私の手には負えない気がする。何しろ長くて複雑な小説だし、内容は難解だから理解できていない部分も多い。そのため、今回はこれくらいで退散させていただく。


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