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vol.4 31歳でうつ病になった話~その1~

当時のわたしの生活

あの頃はとあるスタートアップに勤めていました。
2018年の入社当時は総務・労務・経理とスタートアップあるあるのマルチタスクでした。2020年からはプラスして人事採用業務が追加され、家に帰るのは早くても21時すぎ。それでも帰ってから採用媒体の編集や応募者からのメッセージ対応をしていると大体23時あたり。当時同棲していた彼(現在の旦那さん)はいつも心配していました。

前兆はありました

「もはや自分の肩書きはなんだろうか」と思いながらも、役員たちの期待に応えたいと頑張っていた。そんな中、先に採用をやっていた先輩さんが別のチームのマネージャーになることになった。そこからは1人チームの始まりです。もうそれはそれは大変でした。気づいたら体重もどんどん痩せて、仕事のオンオフができなくて常に頭の中には仕事の中ばかりでした。でもなんとかかんとか喰らいついていたら、2020年7月に異変が
起きた。当時は新型ウィルスの件で在宅ワークでしたがその日はお世話になっているエージェントさん先でお話しをする日でした。会社からのお達しで移動はタクシーということで移動したのですが、ビルに着いて早々、突然の吐き気。そしてトイレ直行。お察しのとおり、マーライオンしました。でもなぜかしら?と呑気に思うくらいでそのままお仕事をして、またタクシーで帰宅したんです。その車中でとんでもない吐き気におそわれて、なりふり構わず車内で横になってました。そして自宅へ帰宅。横になりながら冷静に考えてみた。そもそも私は小さい頃から乗り物酔いをしたことがない。
そしてその夜なかなか眠りにつくことができず気がついたら朝4時、朝方にはすぐまた吐き気。明らかに私の身体に何か起こっていた。
当時彼には「なにかあった?」と気にかけてくれていました。でも私は強がって大丈夫と言っていた。昔から呪縛のように取り憑いている「しっかり者、強い人」というイメージを壊したくなかったから。弱い自分を見せられる勇気がなかったから。

そして爆発

あの日のことは忘れもしません。
2020年8月上旬、スマホのアラームが鳴って身体を起こすと壁をじーっと見てたら泣いてたんですよ。きっと頭なのか心なのかパンクしたんですね。ここまで起床後30秒くらい。彼が起きて「どうしたの?」と声をかけてくれた瞬間に狂ったように「採用しなきゃ採用しなきゃ」と泣き喚いたんです。やばい奴です。そして彼は「お仕事休もう」と言ってくれて寝室のベッドで休ませてくれました。この時点でお互い出勤時間を過ぎているので無断欠勤になりかねない。その間に彼は自分の会社へ事情を話してお休みをもらい、さらに私の上司へ連絡してお休みをもらって病院にいくことにしてくれたのです。ほんと旦那、神でした。

運良く予約できた精神科

こういった病院って絶対当日予約できないと思ってたんですけど、運よく見つかったんです。女性の先生でなんだか安心できる雰囲気がある方でした。聞かれたことをポツポツと答えていると、診断名はうつですとのこと。これうつだったんだーと安心したのも束の間で就業不能で休みましょうってさ。え、どうやって生活しようとかばあーって不安が込み上げてきたんです。冷静に考えてわたし労務やってたんだから傷病手当とか知ってるのにそれすら思いつかないくらいパニックというか頭が整理できなかったんです。


さて、今回はこのあたりにします。
人生が一変した瞬間になったと共に、未来が真っ暗になったと思いました。

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