考える前に声を上げろ

#検察庁法改正案に抗議します

これに対して「お前ら勉強してから言え」ってやついる。だけど勉強してる人たちも #検察庁法改正案に抗議します  とツイートしてる。

だけどおれは直感でいいと思う。自分がそう思ったらそれでいい。影響力があるやつもないやつも、直感でそう思ったらそれを発信すればいい。ダサいのは馬鹿だと思われたくないから様子をみて沈黙してるやつ、賢いと思われたくて「実はこうらしいよ」とひけらかすやつ、ダサい。まわりに間違えてると思われたくない人、まわりに正しいと思われたい人、彼らが、気にしてるのは政府ではなく誰かに対しての自分の見られ方だけだ。

今日おれが言いたいのは間違うとか正しいというより、「俺たちは参加するんだ」という姿勢を政府にみせることがどんなにこの国では大切かと言う話をしたい。

#Metoo 運動がアメリカで起きた。

それはいままで男性から性的暴力を受けても沈黙してた女性たちが声を上げるきっかけになった。いままで性の暴力受けても沈黙するものだと思ってた女性たちが声をあげ出した。そのブームは世界中に広がり、多くの女性たちがカジュアルに参加した。

だけどカジュアルに参加できるからこそ、間違いも多かった。法的にはセーフでも、受け手の女性がセクハラだと感じたものは告発できるシステムができ、それは冤罪も増やした。だけど、それは男性が強者で女性が弱者の社会だから、彼女たちが#metooという武器を持つことが大切なんだ。

毒を持つ動物に虎やライオンや象はいない、蜘蛛や蛇やカエルという小さな弱い動物だけだ。毒を持つのは弱い立場の人たちの権利だ。「女性はいざとなった時にそのような武器を持ってる」と思わせることが大事だ。ポケットにその銃を所持してるそぶりをみせることで、それだけで、男は緊張し下手なことはしてこない。

女性からしたら  #metoo のおかげで前なら女とホテルで飲むイコールセックスだった時代から、ホテルで飲むイコールセックスではないという時代に変わろうとしてる。男は女性に下手なことができなくなった。

ポケットに忍ばせた#metoo という強力な銃は男性に女性の権利を守らせるということになる。

#検察庁法改正案に抗議します も同じだ。これが今回なぜバズったか それは #metoo と同じで参加しやすいからだ。

そこまで分からなくてもTwitterひとつで参加しやすい。いままでは、自分で政府に対しておかしいなと思っていても、友達に話すか、国会前のデモに参加するかこの二択だった。でもこのハッシュタグはステイホームしながら手軽に参加できた。

だから芸能人も手軽に声を上げれる。手軽に参加できることは間違えたことを広げるというリスクもある。だけど、今回、たくさんの人がツイートし、芸能人も参加し、その芸能人のツイートなどに反発する人たちが「馬鹿のくせに話すな」と攻撃すれば、またネットニュースになり、それを知った人が、何事だと、それを調べ、危機感を持ったり、冷笑したり。皮肉にもリアクションを起こしてるすべての人たちがこの議論に参加して広めてくれてるんだ。

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