#14 おうち自慢② -空間の使い方にこだわりました(前編)-
間取りとは、「間を取る」こと。
一緒に住む家族の間であったり、来客との間や外部空間との間を区切るための空間をつくるのが、間取りの役割です。
単に距離を離すとか、壁などで区切ることではなく、家族の気配を感じつつ心地よく過ごせる適度な距離感、また来客を招き入れる際にどこまで住まいをオープンにするか?
外部と内部の中間スペースがどの程度あると気持ち良いか?
自由に間取りを決められるのが、注文住宅のメリットのひとつです。
限られた土地の広さを、いかに居心地の良い空間としていくか。
今回は、そんな「空間の使い方」にこだわった村松工建の施工例をご紹介いたします。
無垢材とフロートで、ゆとりの玄関
おうちの顔となる玄関。
目に止まるのは、入ってすぐの玄関収納です。
浮いていますよね。
これは「フロート」と呼ばれ、床に浮くように取り付ける工法です。
あえて浮かせることで視界に入る床の面積が大きくなり、空間が広く見える効果があるんです。
(もちろん収納スペースとしても使えます)
また、収納に無垢材を使用しているのもポイントです。
玄関のドアを開けると、外からの光に照らされた無垢の色合いが一層優しく色付いて出迎えてくれます。
無垢材にはヒーリング効果がありますので、疲れて家に帰ったときなどにも自然と少しリラックして家の中に入れます。
光と声が集まるリビング
「南側に大きな窓がある、24帖のリビング」
これはご依頼主のご要望の一つ。
下條村は長野県の中でも有数な自然豊かなエリアです。
その下條村の景色を感じながら、陽の暖かさを感じながらくつろげるよう、お客様と一緒に窓のサイズを考えたリビングです。
さらに、リビングに隣接する和室にもこだわりが。
この和室は客間としても使えますが、基本は子どもたちの遊び場です。
戸袋タイプの引き戸はオープンにすると壁に収納され、リビングはもちろん、キッチンからも子どもたちが遊ぶ様子を見ることができます。
リビングの空いたスペースで子どもたちを遊ばせる家庭は多いと思いますが、この和室を使うことで、例えば大きなプラレールやレゴシティを作ってもリビングの邪魔になりません。
リビングにおもちゃが転がっているとついつい大人は「ご飯の時間だから片づけて」など、何かと理由をつけて片付けたくなってしまいますよね。
これならリビングの導線を崩すことはないので、おもちゃたちの姿が見えてもそれほど気になりません。
むしろ、「すごい線路作ったね!」「ご飯終わったら、パパもママも一緒に続き作ろう!」など、子どもたちの笑い声はもちろん、家族の会話が増える楽しみが広がりそうです。
間取りを考えるということは、家の中の空気の流れ、家族の過ごし方を考えるということです。
無垢の温かみでほっと一息つける玄関、家族の顔はもちろん、子どもたちの超大作も見渡せるリビング…想像するだけで、ワクワクします。
次回も同じお宅について、別のポイントをご紹介させていただきます♪
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