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#48 土地購入のための資金プラン②

前回の記事で「土地購入の場合は、状態によって購入費用以外にもお金が必要なケースがある」と書きましたが、具体的に、どんな費用がかかるのか?
一例ですが、よくあるケースをご紹介いたします。

購入費用以外にもお金がかかる土地

■軟弱地盤

現在ほとんどの新築現場では地盤調査が行われており、調査で軟弱地盤と判明すれば地盤補強工事が必要となります。
工事費用は数万円~数百万円と幅広く、業者によっては地盤調査自体が別途費用となるケースも。
(地盤補強工事については#44でご紹介しております)

■水道の引き込み

最近は狭小住宅の増加に伴い、一区角の土地を2つ以上に分割して分譲されるケースも増えてきています。
この場合、いずれかの土地に接道している道路から水道を引き込む工事が必要となります。(工事費用は数十万円)

■高低差のある土地に車庫を作る

道路と高低差がある土地に車庫をつくる場合は、土地を掘る工事が発生します。
費用は掘る量や地盤の固さによって異なりますが、数十万円以上はみておきましょう。

■境界線がはっきりしていない

境界とは土地と土地との境界線や境界点のことで、ご自分の土地がどこからどこまでなのかを示すものです。
つまり境界がはっきりしていれば、ご自分の土地を正しく認識できるだけでなく、隣接する他人の土地に対する権利や義務も明確になるため、購入前に隣地との境界線の確認は必須です。
境界があいまいなまま購入し、のちに境界トラブルが起きてしまって数十万円の自己負担で境界調査が必要になった…ということも。

■周知の埋蔵文化財包蔵地

文化財埋蔵の可能性があると指定された土地のことを指します。
購入地が「周知の埋蔵文化財包蔵地」の場合、建築工事の前に市区町村に届出が必要です。
試掘によって本格的発掘が必要とされた場合、建築工事中であっても発掘中は工事を中断しなければならず、借入金利や仮住まい費用など、計画時よりも費用負担が増える可能性があります。

土地購入だけでは住宅ローンは組みにくい

意外に知られていないのですが、土地購入時の重要ポイントです。
「条件の良い土地を見つけたけど、まだマイホームのプランが具体的ではない」など、土地だけを購入したいこともあると思います。
しかしほとんどの金融機関では、土地だけの住宅ローンは組みにくいのが現状です。

住宅ローンは他のローンに比べて低金利なため、厳しい審査条件が設定されています。
代表的なものが「土地と建物のローンを同時に組む」という条件。
また、住宅ローンを使用せず、土地担保ローンやセカンドハウスローンなどを使って土地だけ購入することもできますが、金利がかなり高くなります。
※金融機関によっては「2年以内に建てるならOK」など、建築までの期間を条件に住宅ローンを組めることもあります。


建売やマンションのように、出来上がった建物に値段がつく物件なら購入代金が大きく予算オーバーすることは少ないですが、注文住宅の場合は営業マンとの密な連携がないと、あっという間に予算オーバーしてしまうことも。

村松工建ではお問合せ・設計・資材調達・施工管理がすべて一気通貫。
全て自分たちで手配、対応するので費用を抑えた施工が可能です。
また、ご要望を活かしつつ、費用を抑えるノウハウ・経験が豊富な職人たちがいます。
費用に関するご相談も承っておりますので、気になる方はぜひお気軽に村松工建へお問合せください♪

また、コストダウンのコツについてまとめた記事もありますので、気になる方はぜひ見てみてください^^


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