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むらの工作室通信 vol.1 『レーザーカッターでなに作ろう?~マイ表札づくりワークショップ~』

むらの工作室は、年齢・職業・地域を超えた多様な人たちが集まり、お互いに尊重し合い、新しいモノやコトが生まれる空間を目指して、工具やデジタル工作機械(※)の貸出および利用サポートものづくり体験ワークショップの開催などを行っています。

この施設は人口約1,400人の中山間地域、岡山県西粟倉村にて村民や関係人口の方々がテクノロジーを新しい手段としてもっと身近に使える工作スペースとして、西粟倉むらまるごと研究所が運営しています。

※デジタル工作機械…3Dプリンター・レーザーカッター・UVプリンターなど

とはいえ、デジタルなツールって、学校で習う機会が少ない or 習わなかったので、とっつきにくい感じがあったり、ハードルが高く感じられるかもしれません。
デジタルツールを使って何ができるのか、そしてどんなものを作ることができるのでしょうか?

板材×フォント×レーザーカッター=表札

今回ご紹介するのはレーザーカッターHAJIME(HAJIME CL1)を使った「表札」づくり。
レーザーカッターの彫刻という機能を使いますよ!

通常、「表札」というと、業者さんにオンラインで発注しても納期までに1週間くらいかかるのが一般的。それが、レーザーカッターで彫刻をすれば、当日に持ち帰りいただける、というスピードで作成できるのです!

■材  料  板材(今回は木材)、ニス
■使用機材  パソコン、
       レーザーカッター(オーレーザー株式会社製 HAJIME CL1)
■所要時間   30分程度(文字数や大きさによって異なります)

<手順>
①まずフォントを決めます
「フォント」とは書体のことです。明朝体、ゴシック体、教科書体、、、いろいろあります。
そのなかで好きなフォントや、自分の家に似合いそうなフォントを選びます。

②彫刻するデータをレーザーカッターと連携しているパソコンに取り込みます

③パソコンでデータを調整します。

イラストを入れたい上級者さんはイラストを描いて取り込んだり、無料イラストをダウンロードして取り込むこともできます。

イラストを入れるとこんな感じに。にこちゃんマークがカワイイ

わからないこと、難しいことは、工作室の頼れるマネージャー山﨑が教えてくれますのでご安心を。

パソコンで「スタート」を押します。すると、HAJIME(レーザーカッター)が動き出します。

 ガシャー、ガシャー、、、と彫刻するHAJIME

HAJIMEが彫刻することおおよそ20分

え!もうできた!?

仕上げにニスを塗ってドライヤーで表面を乾かして完成!!

参加された方は「表札が自分でこんなに簡単にできるとは、、!」驚いていました。

今回のワークショップには女性の方の参加が多かったです。
自分が作ったものって、愛着がわきますよね。
自分で作ったもの、好きなものがある暮らしにほっこり。

また、これと同じ作り方で、例えばお店の看板やサインなども作成することができます。

参考例:西粟倉にあるゲストハウス「元湯」さんが作成した店内サイン

上記店内サインのほか、「営業中」「準備中」とか「お手洗い」とか注意書きとか商品の説明とか・・・発想次第で無限!

デジタルツールを使うと、自分が想像していたより速くコトが実現します。エクセルが計算を一瞬でしてくれるのと似ていますね(似てない?)。

むらの工作室の使い方

むらの工作室はこういったワークショップのほか、開室時間中、ご自分の都合に合う時間に機械を利用してモノづくりをすることができます。
初めての方は最初に無料の講習を受けていただく必要がありますが、その後は時間料金でご利用いただくことができます。村外の方にもご利用いただいています。

まずは「ちょっと興味あるんだけど・・」の気持ちからで大丈夫です。
むらの工作室でお待ちしています!

◆むらの工作室の詳細・利用申込はこちら
◆お問い合わせ:
一般財団法人 西粟倉むらまるごと研究所                                       むらの工作室マネージャー 山崎
住所:〒707-0504 岡山県英田郡西粟倉村長尾 1464 
E-mail:muramaruken.yamazaki@gmail.com 
TEL:070-1264-7355
◆Instagram:@mu___labo(むlaboの日々の様子やデジタル工作機械を使った作例を発信しています)


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