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むらの工作室通信vol.8「今日はなに作ろう?~小学生のものづくり~」
むらの工作室は、年齢・職業・地域を超えた多様な人たちが集まり、お互いに尊重し合い、新しいモノやコトが生まれる空間を目指して、工具やデジタル工作機械(※)の貸出および利用サポート、ものづくり体験ワークショップの開催などを行っています。
この施設は人口約1,350人の中山間地域、岡山県西粟倉村にて村民や関係人口の方々がテクノロジーを新しい手段としてもっと身近に使える工作スペースとして、西粟倉むらまるごと研究所が運営しています。
※デジタル工作機械…3Dプリンター・レーザーカッター・UVプリンターなど
むらの工作室は、西粟倉村の学童「げんきっこクラブ」と連携し、週に1〜2回げんきっこ開放日を設けており、小学生が放課後に集う場となっています。
さてさて今日はなにつくろう?
今日のテーマは「牛乳パック」
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工作室では、村内の方々に工作の材料となるものの提供を呼び掛けており、村内の方々が工作室に提供してくださる材料に“牛乳パック”があります。
提供くださっている皆さま、ありがとうございます!
牛乳パックで工作、というと何を思い浮かべますか?
牛乳パックには再利用できる素晴らしい素材がたくさん含まれています。その中でも、紙づくりは素材の変化をみることができるので、とても楽しい創作活動になります。それでは、始めましょう!
事前準備: 牛乳パックを用意する
まずは使い終わった牛乳パックを丁寧に洗いましょう。中の残り物や汚れを取り除いてください。清潔な牛乳パックが紙づくりに適しています。
ステップ 1: 牛乳パックのカット
ハサミを使って、牛乳パックを開いて平らにします。
次に、牛乳パックを手でちぎっていきます。大きさは自由ですが、小さな四角い形に切り取ると扱いやすくなるそうです。
ちぎった牛乳パックを水に浸し、しばらくおきます。(今回は3日間つけおきしました。)
牛乳パックについているビニールを剥がします。
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ステップ 2: 繊維と水の混合
再び、牛乳パックを水に浸します。繊維が柔らかくなるまで待ちます。(1日ほど…)
ステップ 3: 繊維のすりつぶし
柔らかくなった牛乳パックを木製の棒やヘラでよくすりつぶします。今回はブレンダーを使用しました。この作業を何度か繰り返し、なめらかなペースト状になるまで行います。
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ステップ 4: 紙漉きの準備
今回、むらまる研インターン生のぴらちゃんが手作りの紙漉きグッズを作ってきてくれました。材料は洗濯ネットと合板、という身近にあるものでできるそうです。
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ステップ 5: 紙漉きにチャレンジ!
紙漉き機のネットの表面にすりつぶした繊維を塗ります。均等に広げるようにしましょう。繊維が乾燥するときには、形が崩れないように注意してください。
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紙漉き機の枠内に繊維が収まったら、上から板でぎゅ~っと押して水分を絞ります。
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ステップ 6: 乾燥
繊維を乾かします。今回は工作室のガラスに張り付けました。開いた牛乳パックの上で乾かすこともできるそうです。
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ステップ 8: 仕上げ
繊維が完全に乾いたら紙を剥がします。そして、完成した紙を使って絵を描いてみました!
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牛乳パックの紙漉き体験で得られること
紙づくりはとても楽しい工作です!
紙を漉く工程で、押花を入れてみたり、色粉を混ぜたりすれば、より一層オリジナルな紙に仕上げることができます。
牛乳パックを使って、新しい紙を作る過程を体験することで、資源の循環=リサイクルや再利用の大切さを学びながら、自分だけのオリジナルな作品を作ることができます。ぜひ、友達や家族と一緒に挑戦してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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◆お問い合わせ:
一般財団法人 西粟倉むらまるごと研究所
むらの工作室マネージャー 山崎
住所:〒707-0504 岡山県英田郡西粟倉村長尾 1464
E-mail:muramaruken.yamazaki@gmail.com
TEL:070-1264-7355
◆Instagram:@mu___labo(むlaboの日々の様子やデジタル工作機械を使った作例を発信しています)
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