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村上 京
2024年6月30日 06:12
塗った畦の際からはみ出した草を撫でるように切る。わたし そのうち 消えていく。切っても切らなくてもわたし そのうち 消えていく。切っても切らなくてもいつかわたしが 消えたならこの草は伸び続け 誰かが切るかもしれないしもう誰も切らないかもしれない。虚しいことは常態だ。否定されるようなことでもない。恐れることでもない。常態なのだから忘れることもあ
2024年6月28日 11:18
鳥が巣を蛇に襲われたのかな、というような聞き慣れないけれど一大事、みたいな鳴き声が林から聞こえてきた。