見出し画像

リモート中心のチームが取り組んでいるコミュニケーション手法

この記事は2019年12月18日に作成された記事です

こんにちは!クラウドテックでプロダクトオーナーをしている村上です。

今回は、チームの大半が普段からリモートで開発しているのですが、その開発体制の一部をご紹介できればと思います!

背景として、1年前のチーム開発体制が、デザインチーム、エンジニアチームがそれぞれにプランニングを行ない、ふりかえりを行なってました。結果、開発を行なう際にデザインフェーズからエンジニアの実装フェーズに移る際に、スムーズな連携とはいかず、仕様に対しても認識に齟齬が生じやすい状況が発生していました。
そこで、この1年はチーム内コミュニケーションに目を向け、最適化を図ってきました。

開発体制といえどもいろんな切り口がありますが、今回はチーム内でのコミュニケーションを中心にご紹介します。技術的なお話はでてきませんw

勤怠
朝会
各種MTG
夕会
イレギュラーで発生するMTG
さいごに


勤怠


Slackにて勤怠チャンネル作成し、Googleカレンダーと連携しています。
Googleカレンダーでオフィス(出社)なのかリモート(自宅など)なのかを作成し、当日の朝にSlackでチームメンバーの勤怠が流れます。

画像1

あらかじめGoogleカレンダーにて共有カレンダーを作成し、チームメンバーを招待しておきます。勤怠を登録する際に、共有カレンダーにて作成します。
Googleカレンダー上で勤怠が一瞥でき、今日はどこで仕事をしているのかという問題は解消されコミュニケーションが取りやすい体制を構築しています。

画像2

また、当日にSlackの勤怠チャンネルに流れてくるので、メンバー内の誰がフレックス・リモート・オフィスなのかを確認することもできとても便利です。

朝会


Slackコールで10分ほどで朝会をします。内容としては、本日のタスクを簡単に共有します。Slackコールは画面共有ができ、その共有した画面内に書き込みができるので、素早く参加者と指摘事項などの認識合わせができます。このスピード感はオンラインならではないかと感じています。

画像3

このように、その場で修正や議論事項を伝えることができ、最適なコミュニケーションに繋がります。

各種MTG


Google ハングアウトでオンラインMTGを行ないます。
弊社の会議室内は、あらかじめWebカメラやスピーカー&マイクが常時接続されている状態ですので、接続に手こずることなくスムーズにオンラインMTGへ移れます。

画像4

チーム内のふりかえりMTGのひとコマ。
リモートが多いメンバーだけに会議室では私一人だけになることも多いです。
はたから見ると一人黙々と仕事に向き合っている風景ですが、8人のチームメンバーと業務改善の議論をしている真っ最中です!(写真だと全く伝わりませんねw)

ふりかえりには Trello を利用しています。

画像5

Good・Problemもチームとして考えたときのGoodやProblemに絞っています。

Goodの例として、
AA機能リリースしました!おつかれさまでした!
ではなく
AA機能をリリースしましたが、レビューでのあの観点が解決に繋がり開発スピードがあがりました。
という具合です。チームとしてのGood・Problemを共有し円滑な開発体制を維持するためにも改善を怠りません。

少し余談ですが、プロジェクト管理は GitHub × ZenHub で運用しています。
デザイナー・エンジニアともにGitHub上でIssueにてチケット作成。そのチケットをZenHubのカンバン方式にて進捗を管理しています。

画像6

左から右のレーンが移るにつれてリリースに近づいていくようにパイプライン設計しています。こうすることによって、デザインから実装へ移る際もスムーズな連携が可能になります。メンバー全員みているものが同じですので、進捗に対しても齟齬が生じづらく不必要なコミュニケーションが生まれることもありません。
すべてGitHub上で管理しているのでMTGの議事録なども議事録Issueを作成し、コメント欄を利用してやりとりをしています。

夕会


毎日夕会を実施しています。
その日に行なった業務を伝えるというより、差し込み業務や開発で詰まっていることなどを中心に共有し、夕会内でチームメンバーで解決策などを考えたりしています。
夕会のオンラインツールは、最近はZoomを利用しています。

画像7

イレギュラーで発生するMTG


ときには急を要する業務で会話が必要になったり、細かいニュアンスを口頭で伝えたい場合のケースは往々にしてあります。ケースによりますが、一例としてSlack上で「○○の件でお手すきの際に会話させてください!」と送信しておいて送った先のメンバーが可能になったタイミングでSlackコールをしています。

画像8

さいごに


リモートでもスムーズに業務が行える体制を構築することが最終的な目的ではなく、チーム一人ひとりが自己管理を徹底し、生産性を向上しパフォーマンスを最大化しビジネスに貢献することが目的です。あくまでリモートでの開発体制を構築することは手段のひとつに過ぎないということです。

これがベストという状態ではなく、常にチームで最適なコミュニケーションをサーチしトライを繰り返す。その過程を楽しみながらチームを構築しています。

そんな取り組みに興味のある方は下記のwantedlyを覗いてみてください。