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ロジハラは、真面目な人の心を壊してしまう。
先週、朝の情報番組「グッとラック!」で、
「ロジハラ(ロジカルハラスメント)=正論を振りかざして相手を追い詰めること」
について取り上げられている放送を見ました。
何に対しても”ハラスメント”をつける世の中の風潮に対しては、安易な気もしますが、
ロジハラに苦しむ人の気持ちはよく分かって、共感できるところがたくさんありました。
ロジハラに対する私の意見
「正論を言って何が悪い?!」「正論には正論で反論すればいいんだ!」という意見もあって、
もちろんそれも正しい意見だとは思うのですが、
”正論が余計にその人の精神状態を追い込んでしまう”という点に、ロジハラの問題があるかと思うんです。
正論を言われて苦しむ人の特徴って、”真面目さ”があって、
”自分の失敗は潔く認めて、今後の成長のために学べることを吸収しよう”と思っていると思うんです。
”反省して改善に繋げたい”、”成長したい”、”完璧にこなしたい”という気持ちが第一にあるから、
正論をぶつけられると100%受け止めてしまって、
反論できずにどんどん追い込まれて行く。
”反論するスデがない”のではなくて、
反論することで自分の未熟だった点が改善されるわけではないと分かっているし、
言い訳するような自分になるのも嫌いだから、
何も言い返せなくなってしまう(言い返さない)んだと思うんです。
「改善するにはどうしたらいいんだろうか」と、自分でも答えが見つからずに不安でいっぱいの状態のときに、
正論をぶつけられて「どうしてできなかったの?」、「どう改善するの?」と追い詰められてしまうと、
ただでさえ傷ついている心は、どんどん壊れていってしまう。
ビジネスの世界では、正論を用いて改善していくことは大切なことだと思いますが、
正論は、”人を追い込むために”使うのではなく、”正しい方向に導いて行くために”使ってほしい。
そうでないと、真面目に頑張っている人ほど、
心が壊れてしまうと思うんです。
「寄り添い」の足りなさが、正論を悪いものへと化してしまうのかな・・・?
”想いやり”がプラスされた正論が用いられる社会になることを祈ります。
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