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恋愛コメディドラマ、「How I Met Your Mother」から学べる恋と友情

2005年から9年に渡ってアメリカで放送された、大ヒット人気恋愛コメディドラマ「How I Met Your Mother〜ママと恋に落ちるまで〜」の全9シリーズ。ハマり過ぎて、Netflixで一気見してしました!

この感動を共有したく、「How I Met Your Mother〜ママと恋に落ちるまで〜」の魅力について、大まかなあらすじや感想を交えてご紹介しようと思います。
※結末については記載していませんが、ネタバレ注意です。

「How I Met Your Mother〜ママと恋に落ちるまで〜」の大まかなあらすじ

このドラマは、主人公テッド・モスビー(ジョッシュ・ラドナー)が、二人の子供にママとの出会いについて語るシチュエーションで物語が進みます。
(2030年の父親になったテッドが、若かりしときの思い出を回想している)
ニューヨークを舞台にテッドをメインとした5人の友情と恋愛について描かれた、1話20分ほどのエピソードから構成されるシチュエーションコメディ。 
ドラマ全体としてはテッドの様々な女性との恋愛の歴史が綴られていて、「テッドはどのようにママと出会うのか」「ママはどのような人なのか」に注目なのですが、1話ごとには5人のおバカなやり取りが繰り広げられていて、友情や家族、仕事など、恋愛以外のテーマも絡んでいます。


ママとの出会いについて語られるはずのドラマなのに、ママの正体はなかなか明かされないままで、「ママは一体誰なんだ?!」「一体いつになったらママが出てくるんだ?!」と、恐らく焦れったい気持ちになります。(笑)
でも、だんだんと、ママが誰かなんてどうでもよくなっていくんですよね。
(いずれはママもちゃんと出てくるのでご安心を)
キャラの濃い5人のおかしなやり取り、クレイジーな事件がとにかく面白いので、1話ごとのエピソードでもうお腹いっぱいになれるんです。
テンポ良いやり取りとぶっ飛んだストーリーで、こんなにドラマで笑ったことはありません!

みんなコメディアンなのかと思うほどに登場人物のキャラが最高で、とにかく笑えるドラマです!


そんな5人の登場人物の紹介

まずは、主人公のテッド。親友のマーシャルが婚約したことことで焦りを覚え、結婚相手を求めて恋活に励みます。惚れやすく、運命の相手だと信じて女性に尽くすものの、勘違いであることが多い。
建築家で、一見真面目にも見えるのに、しれっと可笑しなことをやってのけちゃう。
恋多きテッドの恋愛模様に最後まで目が離せません。

大学時代からの親友で、アパートの同居人のマーシャル(ジェイソン・エリクソン)。婚約者のリリーにベタ惚れです。大きな身体に似合わず繊細で、ちょっと天然で抜けていて、ツッコミどころ満載な愛らしいキャラ。
テッドとは本当に仲良しで、変なハロウィン仮装をしたり、スターウィーズでムキになったりなど、バカなことでも何でも一緒に楽しんでいます。
表情の使い方やリアクションも、本当にコメディアンみたいで、ちょっとしたことで笑ってしまいます。

マーシャルの婚約者のリリー(アリソン・ハニガン)。浪費グセがひどく、ちょっとサイコになって暴走するときもありますが、姉貴気質でしっかりとした意見を持っていて、友達想いで感動屋さんです。
マーシャルにゾッコンで、リリーとマーシャルの掛け合いは、まるで夫婦漫才を見ているよう。二人の愛情も深くて、色々と突飛おしな事件が起きるのですが、どんなことでも乗り越えていきます。心の底から二人が愛し合っていることが些細なやり取りや表情から伝わってきて、見ていて微笑ましくなる。このカップルのファンも多いのではないかと思います。(私もこのカップルが大好き!)

そして、女性とセックスするために命をかける独身貴族のバーニー(ニール・パトリック・ハリス)。バーニーが一番ぶっ飛んでいるキャラかもしれません。
家のつくリも、服装も、行動も、全ては数多くの女性とセックスするためのもの。全てはお金で解決!
最低な男だけど、そこまでセックスに全てを捧げているなんて、返って賞賛ものです。(笑)そして憎めない愛らしいキャラ。
ヒネリを効かせた言い方や体当たりの演技にだんだんと心を掴まれて、気づいたら一番好きなキャラクターになっていました。

最後は、テッドがバーで一目惚れした、報道番組に務めるキャリアウーマンのロビン(コービー・スマルダーズ)。スタイルが良くて美人で、仕事が順調で、一見パーフェクトに見える女性。
でも本当は、若かかりし時代の恥かしい過去があったり、父親から軍人のように育てられたおかげで男らしい性格であったりと、隠された一面もたくさん。
クールさの裏に隠されたお茶目でクレイジーな部分も魅力的です。

こんな個性的な5人のキャラクターが毎晩のように馴染みのバーに集まり、恋や仕事、家族などの様々な悩みを打ち明けたり、ときにはナンパしたり、バカをやったり。(大抵はバカなことをやっているのですが!)
そのやり取りがコメディを見ているようで、終始笑ってしまいます。
そして、この5人の深い友情が本当に素敵!
こんなになんでも打ち明けて、バカをやって、愛し合える仲間がいるのっていいなと、見ていて温かい気持ちになります。

ストーリー、構成も、本当にすごい!

脚本や構成も、本当に手が込んでいて、すごいんです!さすが、エミー賞を9回も受賞した作品ですよね。
過去のシーンと未来のシーンが合間合間に出てきたり、エピソード同士の繋がりがあったり、オチで予想と全く違う展開になって裏切られたりと、いつも驚かされて、そして思いっきり笑えるんです!  
パズルのピースのように綺麗にシーンが繋がって、細部まで考え込まれているからこそ為せる技。
この脚本作っている人、本当にすごい!!

登場人物の子供の頃の話まで出てきて、家庭環境などの細かい設定までちゃんと作り込まれてもいます。
大人になったときのエピソードとピタリと繋がったときは、感動すら覚えます。
”こんな母親の元で育ったからこんな性格なのね”、というように、登場人物の背景にまで眼に浮かぶんですよね。

最後の結末も、本当に、本当に、全く予想もしていないことで、そうだったのか!!といい意味で裏切られて、本当に感動しました
(賛否両論あるみたいですが、個人的には感動して、大好きな終わり方でした。)


「How I Met Your Mother〜ママと恋に落ちるまで〜」、是非観てください。

笑って楽しめるだけじゃなくて、
”恋愛ってこういう失敗をするよな”とか、”人生ってこんなことに悩むよな”とか、登場人物の物語によって自分と照らし合わせて考えさせられることがたくさんある「How I Met Your Mother〜ママと恋に落ちるまで〜」。

”自分が困っているときに、いつも全力で助けようとしてくれる人”
”必要なときに、いつも側にいてくれる人”。
そんな相手と、私も結婚したいと思えるドラマでした。

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