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M1の春夏学期を終えたこと

必修科目が集中するM1の春夏学期は、修士課程2年間の中でも負担の大きいセメスターの一つと説明を受けていた。
学部・研究科問わず、年間36単位申請できるルール*であるが、「必修4科目を落とすわけにはいかない。様子見で14単位にしようか」「18単位か20単位で迷っている」という会話が飛び交う中、私は夏季集中含め、気づけば計26単位申請していた。
*長期休暇中の集中講義は対象外


急いだところで早く卒業できるわけでもない。
ただ純粋に興味がある科目をおもむくままにポチポチとっていたら、てんこ盛り状態になったわけだ。

学務からみれば、歳のいったおじさん学生(周りの多くも社会人だが)が周囲の静止に耳を傾けず、自滅に突き進んでいるようにしか見えなかったと思う(履修状況証明書を発行した際に「取り消しが出来てない可能性があります」と伝えられた)。


傍から見れば無謀そのものに見えても、勝算がなかったわけではない。
それはその分野の既習生、もしくは実務経験に根差した深い造詣があるというような、確実な理由からではない。
「3月末まで毎月160時間を優に超える残業をこなしていたから、その生活と比べればeasy。楽しみながら余裕を持って研究できるでしょう」という生粋の労働者気質が自信の源だったのだ。


結果はどうであったか?

大学院に入ったら、
「これまで読んでこなかった専門外の本を読もう」「マッチョになろう」「渋めなラジオを発掘してみよう」「社会人学生の生活をnoteで定期的に更新しよう」
そんな溢れる数々の想いとの引き換えだけに留まらず、当面封印を誓ったはずの長時間労働者たる自分を再召喚させながらも、久々の大学での学びに熱中し、気づけば修士の1/4が終わっていた。
成績も忘れたころにやってきた。落とすこともなく8割以上がAという内容でそれなりに上々のデキだった。が、振り返れば、結局どれも首の皮一枚で耐えたというところだろう。

そして、今じゃすでにM1の秋学期が終わり、冬学期に突入した。
秋冬学期も冬季集中を含めて、16単位申請している。
アホは味をしめ、懲りないのである。



私は下手な性格診断や適正検査よりも、時間割を組ませることでその人のヒトトナリを知れると信じている。

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