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【実験計画書】人生史を聞いて人生にどのような影響が起こるのか #自主企画 #人生グラレコ #人生史

いそいそと締め切りをすぎましたがしれっと知らぬ顔で提出してしまいます。(そーっと)

そそくさ、そそくさ

今回は、新しい働き方LAB4期の自主企画(自由研究のようなもの)の計画書を書いてみようと思います。今回の企画は「人生史がどのような影響をもたらすのか」についてです。

こんにちは。ちはるです。人生をいたわることがすきです。看護師の傍ら、人生史を聞いたりしています。

キャリアブレイク(無職)後したのちにゆっくり暮らすことに挑戦しています。

「新しい働き方ラボとはなんぞや」の方、こちらをご覧ください。



人生史を書くきっかけ

昨年看護師から1年間元気な無職になりました。昨年の半年間、新しい働き方LAB×LAC(LivingAnywhere Commons)企画で全国の拠点を周る旅をしました。

そこでの体験をまとめた記事はこちら(大感謝,,,!)

旅人1人にお話を聞いて発信すると2泊もらえる仕組みになっていて、60泊頂き、旅人25人以上から人生のお話を聞いたことがきっかけです。


最後の一呼吸を目の前にした後悔

誰しも人生の歴史を持っていることを知って、それで思い出したのが病院で看護師で務めていた時の「お看取りの後悔」の出来事でした。


違和感に立ち止まることも難しい日々

人生で最後の一呼吸が目の前で起きているのに、お看取りまでに時間が残されていないことで、ご家族で過ごす十分な時間が取れなかったり、感染症の観点や、病気の進行の段階が進んでいて、十分にお話ができなかったことがありました。

その時ふと思ったのが、

「せめても元気なうちから、その人らしい何かが物として残っていたら。その人を知るきっかけになって、少しでもその人らしい最後の時間を過ごせたのではないか
そう思って、旅人の人生の記録を残すようになりました。


実験の目的と背景

実験のタイトル「人生史を聞いて人生にどのような影響が起こるのか」

人生史でいたわり、いわい、いのること。

人生史の編集は人生をいたわる伴走

人生史には3つ目的があります。

①いたわり

人生の物語の主人公になって、人生を振り返り、ねぎらうこと。出来事や経験を共有して、その人らしさを知ること。後世に人生を残すこと。

②いわい

生まれてきてくれたこと、今日の出会いのご縁をお祝いすること

③いのる

1年後の今日や、また物語の続きを聞く日まで、その先の健やかな毎日を祈ること   

その目的の理由をお伝えすると、

①いたわる理由

「物語の主人公にならなかったら、振り返って前に進むことができなかった」
人生史の伴走をきっかけに、肯定的に受け止めることが出来るようになった方がいました。その言葉にすごく救われた気持ちになって、人生の振り返りを伴走して今までを労うことの大切さを学びました。また人生の先輩として、その方の人生の捉え方は私にとって大きな学びになり、また人生の新しい選択肢となって、私の変わるきっかけになりました。

②いわう理由

人生史を誕生日をお祝いにプレゼントしたことがきっかけです。今日までにいろんな苦悩がある中でここまで生きてきたこと、そして今日出会えたことのご縁を含めて、生まれてきたことを一緒に祝福したいと思いました。

③いのる理由

ここまでの人生を労わりつつ、明日からの物語の続きをまた聞ける日まで、その人がその人らしく、毎日がたくさんの思い出で健やかに過ごされますようにと、願いを込めて人生史のお話を聞きたいと思いました。

そんな思いで人生史の活動をしています。ここで

検証したいこと

実験のタイトル「人生史を聞いて人生にどのような影響が起こるのか」

実験なので、ちいさな仮説を立ててみます。

心の中で反射するところがわたしらしさかも

仮説
お話を聞いて、心の中にきらりと反射するところが行きたい場所だとしたら、その方の人生の知恵を頼りに光に近づいてみることはできるのか。

知恵を頼りにわたしなりの方法を模索していけたらより「地面を踏みしめながら小躍りしつつ、自分のペースで歩める」人生が送れるのではないかと思いました。

活動の概要

活動内容

身近な人の人生史のいろんな方法を試しながら作成する

スケジュール

活動期間は半年間(6月~12月まで)
1・2月:祖父母の人生史→今を無駄にしないように生きようと思った
4月~:地域の人の人生史→人生史の学びからパートナーシップを解消した
5月:富山へ行って憧れの方の人生をお伺いして人生設計を建て直した
6月:島根に行くことが決定

これから
7月~8月:島根の方の人生史
9月~:未定

アウトプット・成果

成果

まとめ方の方法・種類
(いろんな編集の仕方を模索していきたいです)
・イラスト
・ グッドスリーシングス
・グラレコ
・絵巻物など

人生史はご年配の方であればあるほど量もあって、語る方側もきっと大変だと思います。
なのでいろんな方法を試し試し実験してみて、語手も聞き手も続けやすい方法を探していきたいです。

実験の測定方法

測定方法

・人生史の語手の心情の変化・発言
・人生史の内容
・新しい選択肢、気づき、学び
・その新しい選択肢を選択した数

人生史の語手が「振り返れてよかった」「そんなことはすっかり忘れていた」「そんなこともあったけれど今はいい人生だったと思う」などの言葉が聞かれたら本当に嬉しくて、実験は大成功です。

最後に人生史にはこんないいことがあります。

人生史がもたらす影響とは

私の人生をより深くしてくれるもの

言葉の意味合いを深く考えるようになりました。また人との関係性において私がどうありたいのか考えるきっかけになりました。

人生史の中で「許さない」という言葉を何度か聞きました。はじめは好ましくない印象でしたが、「許してしまったら同じことをしてしまうかも。周りの人たちを大切にしているからそんな事はしたくない。」そんな葛藤や覚悟が、言葉の裏側にありました。

またお話の中で、「相手と自分の課題を分ける必要がある」というお話を聞きました。「私も相手もお互いの課題を背負うことは出来ない」と、これからの人生を楽しく自立して過ごすために、人との線引きを知ることができました。

人生史と周りとの関係性

家族でも知らない人生史の歴史を聞いて、家族に共有することでより家族の仲を深めることができました。その方にとっては何気ない経験でも、家族にとっては以外な一面だったようです。

私の行動の変化

人生史を聞くことで、言葉の意味や人間関係を考える引き出しの数が増えたり、その選択肢の数が広がり、より生きやすくなりました。もっと身近で様々な方の人生史を知りたいと思いました。

地域社会への影響

ご高齢の方の世代になると孫や若い方と接する機会がある方はもしかすると自ずと人生の経験を伝える機会があって、人生の振り返りがしやすいのかもしれません。

ですが、伝える機会がなかったご高齢の方々の人生史は知られていないままだと思います。その方の人生史にもきっと後世に受け継がれるともっと生きやすくなるような知識や経験が含まれています。

過去と今をいつまでも結ぶもの

また人生を振り返って、人生を肯定する方が増えたら、最後の瞬間まで温かな時間になると思います。残された遺族や見送る方にとっても、記憶の中に生き続けて、心の支えになって、人生史はいつか時を超えて、今と昔、生と死をやさしくその人らしく結ぶものになったらいいなと思いました。

お話が少し変わりますが、ここで

3年後どんな人生を生きたいか

最後にこの研究制度のテーマが「3年後の未来を考える〜ACT LOCAL〜」なので、3年後を未来を少し考えてみました。

3年後の未来は、私の祖父も祖母も、身近なご年配の方々も、今より3つ、年を重ねています。私はいつでも健康でいてほしいと願っていますが、きっと一番は本人がその人らしく、周りもその人らしさを覚えていることが大切なんじゃないかと思います。


その方のすぐ手の届くところに人生史本があって、一緒に出来事を愛おしむような穏やかな時間がまた3年後も続いたら嬉しいです。そこに向けて、地面を踏みしめながら小躍りしつつ、自分のペースで歩むことを大切にしながら、今をゆっくり遺せていけたらなと思います。


これから出会う地域の方々、また実験で相談させていただく方々、一緒にたくさんの思い出を遺していけたら嬉しいです。
もしお声がけさせて頂いた際は、どうかお力をお貸しいただけたらさいわいです。
半年間、どうぞ宜しくお願いします!


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