田畑の芸術作品 〇〇〇〇〇のおうち
写真の草でできた丸い球が見えますか。
鳥の巣なのか、それ以外の動物の巣なのか、
草抜きが追い付いていない畑には
必ずといいといっていいほどある丸いもの。
あるとき、この巣の中にいる動物と出会ってしまいました!
日本で一番小さいねずみ「かやねずみ」です。
それも赤ちゃん3匹。
カワイスギル!!
巣が手の平に乗るくらいの大きさ。
大人も写真の巣の左にある丸いくぼみから出入りできるくらい小さい。
が、赤ちゃんはもっと小さい。
指2本に乗るくらい。
最初かやねずみは稲を食べると思い込んでいた。
この子たちのためにも稲づくりがんばるぞ~と思っていた。
しかし調査によると、かやねずみが稲を食べることはなく、
オヒシバやエノコログサの種子といった所謂雑草を食べることが分かった。
かやねずみは稲づくりの味方だったのだ。
そして、里山の手入れ不足による雑木林化と
農村地帯の現象などにより、日本の8割でレッドリストに載るという。
そのかやねずみが、近所の田畑で生きているというのはうれしい。
多い時には一日3つくらい巣が見つかって
もちろんもう使わなくなった巣もあるっぽいけれど、
草刈りの時にはその巣だけ刈らずによけてきたのだが
いつまでも安心して過ごせる場所であれたらと思う。
さらに、全国かやねずみネットワークなるものがあって、
かやねずみの巣や成体、子ども、死骸が発見された場合報告するという
つながりも生まれているということを知った。
日本みつばちと同じく、人の手でいなくなるということにはしたくない。
いつまでも一緒に生きていきたいと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?