2020.4.4 フルリモートワーク開始から1週間。ツールや習慣を振り返る話

原則フルリモート始まったよ

ご時世がご時世なので、勤めている会社でも今週から原則在宅勤務となりました。

自分を始め多くのメンバーがフル在宅で勤務することに初挑戦な中、1週間やってみて重要だなと思った週間や、ツールの使い方をまとめておこうかと思う。

散歩と換気

毎日仕事を始める前に15分程度の散歩をするようにしている。大抵の場合、ついでにメルカリで売れた品物を出したり、少量の果物を買いに出る事が多い。誰かとあったり外食したりすることが出来ず、ずっと家に居るのは気が滅入るので、意識的にこういう時間を作るのが重要かなーと思う。

換気も大事。妻と二人で家に引きこもっていると、すぐ二酸化炭素濃度が上がっていっているような気がする。測ってはいないけど。

Slack

普段から Slack は使っているのだけど、チームの全員がフルリモートで働くことになってお互いの仕事の状況共有を重視するようになった。リマインダーで check-in スレッド (朝会でその日にやることを書き込むスレッド) を建てたりしている。

あと、これまで自分を含めてごく少数しかやっていなかった times チャネル (分報と呼ばれることもありますね) を、この原則在宅勤務が始まったタイミングでやり始めるメンバーが出てきた。個人的には良いものだと思ってるけど、チームでどうワークするかはこれから見ていきたい感じ。

Zoom

脆弱性の問題も結構取り沙汰されるけど、やはり音質も画質も良いミーティングができるのは良いですね。

会社の全社ミーティングでは同時に70人程度?が接続していてなかなか壮観だった。オフラインでお会いできる機会がほとんどなくなったので、普段関わらないメンバーの顔がちゃんと見える機会は大事だなーと思っています。

Discord

普段仕事をしているときは Discord による音声チャットを繋ぎっぱなしにしている。全社ミーティングでも基本は Zoom で、グループワークは Discord で、みたいなことをやっている。

コードを書く上で設計や実装ごとの相談をするとき、Slack でタイピングをすることなく、Discord 上で声をかけて、必要であれば部屋をサッと移ったり、画面共有しながら話す、という感じで使っていて、結果的に会議室を使うミーティングは Zoom, 自席でやっていたような会話は Discord のような使い分けをしている。会社中を探し回らくても話したい人に話しかけられるところは生産性良くなったよね、という話もあった。

Discord は今回始めて使っているのだけど、これ無料ってのはなかなかすごいな、と思う。

自分は家族と突発的に話したりするので、`Cmd+Shift+M` で Mute (マイクを落とす)、`Cmd+Shift+D` で Deafen (周りの発言を聞こえなくする。) というショートカットキーは必須。ちなみに Deaf が耳が聞こえないという意味で、これに en (... にする) がついたという単語で今回始めて知った。

ヘッドセット

Zoom, Discord, そして Hang out を頻繁に利用する上で音質と画質が重要になることは明らか。自分の場合、インカメラは Apple Thunderbolt Display に備え付けの物があるので問題なし。音声入力はもうちょっと改善したいなと思ってこれを買った。

スティックマイクをつけていれば、周囲の生活音や、少々離れた場所にいる家族の話し声は拾われないのでかなり良い。同僚に聞いたら、ラップトップ備え付けのマイクで話している人と比べて圧倒的に音質が良いらしい。3,000円ちょっとでこれはめちゃめちゃお買い得。

同僚は以下のものを買ったようで、音質も良かったし、手元のコントローラーにマイクの on/off スイッチが有るようで、突発的に家族などとオフラインで話すときに便利そうだなぁと思った。

Miro

議論をするときにホワイトボードが使えないので、Miro を使っている。使い勝手は良い。現状では無料プランでしか使ってないので、5人を越えるチームで共同編集ができないので、有料プランに移行するべきかなぁ…というのをチームで悩んでいる感じ。

カンバン

ちょうど所属しているエンジニアリングチームのテックリードが「物理カンバンやってみたい」と言い始めたタイミングで原則在宅勤務になってしまった。一旦、今は GitHub Project を使っている。一昔前は ZenHub が無いと GitHub 上でのプロジェクトチケット管理は出来ないという感じだったが、今では GitHub Project も充分使えるね、という感覚になっている。

採用管理周りのタスク管理は Trello を使おうと思ったら、会社のアカウントで Jira を契約していたのでフリープランが使えない罠に陥ってしまった…

仕事モードをいかにつくるか

在宅勤務で一番難しいのは、如何にマインドを仕事モードに切り替えていくか。人によって集中力の入り方も違うし、家の環境も違うので、自分にあったやり方を見つけたり、自分の必要なモノを揃えていくしかない。

ルーティン的な話は、こんなご時世なのでリモートワークの実践談もインターネット上には溢れているかと思うので、いくつかのプラクティスを試しながら自分にあったやり方を見つけていくのが良さそう。僕は普段会社に行くときと同じレベルの服を着ること、仕事を始める前に散歩をする、の2つを実践していて、今のところ結構うまく行っている。

まとめ: オフィスとコロケーションの Unlearn

スクラムでは開発チームは同席するべきと言われていて、これは英語でコロケーションという。自分の居るチームはスクラムを取り入れているわけではないが、メンバーが同席することでコミュニケーションを円滑にしたり、同期的なコミュニケーションで作業の滞留を無くすという価値観は大事にしてきているように思う。 

今回の件でコロケーションが実質禁じられ、その状況で如何に以前と同等かそれ以上のチームの機能を得るかを考え、模索したこの1週間は、「オフィス」や「コロケーション」のアンラーンだったなぁと思う。今回の騒ぎが落ち着いてもフルリモートで良くないか?という気持ちも結構あるし、もちろん不便なところも出てきているので、そこを更に乗り越えて快適に仕事していきたいなぁと思っている次第。

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