【チューニング記/RCF】愛車との出会い(前編)
主旨
この"チューニング記"は私が愛車・LEXUS RC Fを、"走りの性能"をより追求して磨き上げていくことをテーマにした雑記です。
官能性の高いV8エンジンを心臓に持ち「こんなクルマでサーキットを走ったら絶対に気持ち良い!」と思わせるRCFですが、実際にサーキットで走らせてみると意外と「市販車」としての制約や、より広いユーザーを満足させるために"敢えて尖らせなかった部分"もあるようだと感じます。
そこでRCFが持つ世界観を大切にしつつ、量産状態を"原石"と捉えて"走りに寄せた研ぎ込み"をしたらどこまで"走りの性能"が引き出せるのか?という興味と野望を持ってRCFにチューニングを施します。
その様子を、「面白そう」と思って頂ける方に少し覗き見して頂くという趣旨のコンテンツです。
愛車との出会い(前編)
中古車探し①CPOか一般車か
このRCFは、中古車サイト(カーセ○サー)で車を探していて見つけた一台です。
レクサスというと華やかなディーラーでのおもてなしが魅力の一つであり、「納車式」は有名だと思いますが、私はとにかく状態の良い個体をなるべくお手頃価格で入手するという頭で車を探しました。
よって正規ディーラーで新車やCPO(認定中古車)で買うという選択肢は外し、一般流通する中古車から候補を探しました。
そうするとレクサス車の醍醐味(?)であるディーラーでのおもてなしはあまり期待できなくなるのですが、私の使い方だとそもそも"おもてなし"されないだろうなという頭があって、あまり抵抗はありませんでした。
というのは、サスペンションやブレーキ、シートなど、あれこれと弄ってサーキットをガンガン走らせるという使い方を想定していたんです。
#車検対応だとしてもディーラーからはやんわりと敬遠される
通っている車屋さん(チューニングショップ)もあって、メンテナンスはほぼすべてそちらにお願いするつもりでしたから、ディーラーでサービスを受ける機会はおそらく少ないなと。自分にはレクサスの正規車であるということよりも、購入コストを抑えてチューニングにコストを投じられる方が大切なことでした。
#ちなみにお金があったら新車で買います
#新車良いですよね
#羨望
中古車探し②絞り込み条件
中古車探しはこんな手順で行いました。
年次改良の内容確認→年式選定
装備品条件の絞り込み
走行距離条件の絞り込み
候補車両絞り込み
年次改良の内容確認→年式選定
まずは年次改良の内容確認です。
車は同じ名前、同じ見た目でも「マイナーチェンジ」を受けて中身がブラッシュアップされていく製品です。
何年何月のにマイナーチェンジがあって、そのマイナーチェンジでは何が変わっているのかを把握し、その改良が自分にとって必要かどうかを確認するわけです。
ここは自分で情報を集めないと、カタログ上ではすべては分かりませんし、当然中古車サイトにも掲載はありません。
調べる方法とは、、、新型車解説書の入手です。
これを入手して、年次改良の履歴とその内容、狙いを確認。
色々と項目がありましたが例えば「ドライブモードセレクト」の機能追加。
このドライブモードセレクト、「CUSTOMモード」がついているのは2017年11月以降なんです。
モードセレクトって色々と微妙に合わないところ(また追って書きます)があるので、CUSTOMがあると良いなと思い「2018年モデル以降」を年式条件にしました。
#ちなみにCUSTOMは今は一切使っていない
#買うまでは必須と思っていた
#NORMALモード最高
まぁこれは半分ネタのつもりですが(笑)、他にも年次改良で良くなっている部分があるので、調査出来る車は調査するのが良いですね。
装備品条件の絞り込み
RCFは個体選択時の注目装備品が2つあります。
サンルーフの有無
TVD(トルクベクタリングデフ)仕様orトルセンデフ仕様
自分はサーキットでスポーツ走行を行うことが購入目的でしたので、
ともに車が重くなるという理由で「サンルーフなし」「トルセンデフ」を選定条件にしました。
TVDはただ重いだけでなく走りへのメリットもあるよなと思ったり、
リヤに重さが載るので前後重量バランスは良くなるかもしれないという点も考えたのですが、
初物の技術ということで耐久性面・メンテナンスコストで読めないところがあるとか、
単純なトルセンデフの方が車両特性が素直かつ、機械式LSDへの換装もスムーズであろうと踏んでトルセンにしました。
#ちなみにTVDはカーシェアリングでRCFを借りて試乗してみました。
#ストリートでは面白いアイテムでした。
ちなみにTVDの有無は明記されていないことも多く、写真から判別しました。TVDボタンがついていなければトルセンデフ仕様です。
走行距離条件の絞り込み
中古車とは言え、走行距離がどのくらいの車両を買うのかはかなり大切です。
安くても過走行車はやはりヘタリが出てきますし、故障リスクも上がってくるというのはよく聞く話ですが、重視したのは「自分で慣らしができるかどうか」。
私は水野和敏さんのオンラインコミュニティに参加して頂いて色々学ばせて頂いているのですが、加入当時に解説されていた「慣らし運転の必要性」という話が印象に残っており、次に"趣味車を買うときは必ず"と考えていました。
詳しくはコミュニティの秘密記事なので書けませんが、「走行距離が1万キロ未満の車」という条件を必須にして探しました。
ここは一度買ったら巻き戻せない部分なので必須項目です。
中古車探し③車両選定
ここまで来たらあとは中古車サイトで検索です。
これだけ絞り込むと、殆ど該当個体はなく、選択肢はたったの1台でした。
厳しかったのが「走行距離」で、他の条件だけなら候補は3~4台に増えましたが、すべてを満たしてくれたのは1台。
1台しかないのに毎晩検索して眺めていたら妻に半笑いで呆れられ、
「早く決めてさっさと買え」と急かされました。
#延々スマホ見てないで私の話を聴け
#車と私どっちが大事なの
その見つけた個体が・・・
こちらの京都市にあった一台でした!!
2018年式、サンルーフなし、トルセンデフ仕様、走行距離なんと約5000km。
文句なしの満点車両です。
#逆に不安
色はグレーと書いてありますが、シルバー?
写真の映りが良くない(笑)せいなのか、コンディションの割に安くて「なぜこの個体が売れないんだ?」と疑問に感じるほど。
ともかく、現車を見て商談をするために早速中古車屋さんに問合せしました。
中古車屋さんは「不人気色で・・・」と仰っていましたが、
シルバー系が好きな自分にとっては不人気でもなんでも"好条件"な一台。
現車確認の予約と見積依頼をして、お金を用意(ローンの申請をする)ことにしました。
このローンの申請が、自分が無知過ぎて随分と苦労しました。(苦笑)
後編につづく。