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自分一人では自立できない

自立とは、依存先を増やすこと

本を読んでいたら、こんな一文に出会った。
(昨日もこんな書き出しだった。「本を読んでいたら」シリーズつくろうかな)
(『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世界の解体書』p175)

脳性まひの障害があって、小児科医であり東京大学先端科学技術研究センター准教授の熊谷晋一郎さんの言葉で、
熊谷さんは東日本大震災のときに、そのときにいた建物から避難することができなかった。
階段が使えなかったからだ。
健常者であれば、階段もはしごでも使って逃げるができる。
依存先がたくさん開けている。
ところが、障害者はエレベータ一択でしかない。
依存先がひとつしかない。

障害者が自立することとは、依存できる人だったり手段だったり環境だったりを増やすこと。
しかもそれは自分ではできない。
社会がその役割を果たさなければいけない。

障害者だけではなく、高齢者も同じだ。

「年を取る」ということは、個人差はあるにせよ誰もが徐々に身体が不自由になり、心身ともに障害が生じていくという現実でもあります。世界で最初に超高齢社会に突入した日本だからこそ、社会がすべての人に対して依存先をどう提供できるか、皆さんと一緒に考えていければ幸いです。

熊谷晋一郎さん https://www.ibm.com/blogs/think/jp-ja/mugendai-8758-interview-tojisha-kenkyu/

でもわたしはなんかしっくりいかない感じがした。
別の文脈でも「自立とは、依存先を増やすこと」と聞いたことがある。

ので、ChatGPTに聞いてみた。

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わたし
「自立とは、依存先を増やすこと」誰の言葉?
ChatGPT
この言葉は、経済学者である高橋洋一氏の言葉です。

わたし
どういう意味?
ChatGPT
この言葉の意味は、一般的な用語としての「自立」とは異なる解釈を示唆しています。通常、「自立」とは自己の力で物事を成し遂げることや他者に依存しないことを指す場合が多いですが、高橋洋一氏の言葉はそれとは異なります。

彼の言葉では、「自立」は単に自己の力で物事を成し遂げることだけでなく、他者との関係を築き、依存先を増やすことも含まれるとされています。つまり、自分だけの力でなく、他者との関係や協力を通じて、より多くの依存先やサポートを持つことが本当の自立であるという考え方です。

この視点から見ると、他者とのつながりや協力関係が自己の成長や成功に不可欠であると捉えられます。そして、他者への依存や支援を受け入れることで、自らの力を強化し、より豊かな人間関係や社会的ネットワークを構築することができるということを示唆しています。

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高橋洋一さんでもなかった気もするけど、
今日のところはここまで。


『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世界の解体書』 尾原和啓 幻冬舎 2017