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チャットGPTは敵かステキか

チャットGPTと教育について、なるほどと思った。

スタンフォード大学大学院で教育とICTを研究している中村柾さんに話を聞いた。
スタンフォード大学では、チャットGPTを「どんどん使いなさい」というスタンスだそうだ。

「ただし、3つの点に注意すること」。
①信用しすぎない
②使い方を考える
③質問の仕方を考える

つまり、チャットGPTというテクノロジーを否定するのではなく、
テクノロジーを使ってどんなクリエイティブなアウトプットを出せるのかが勝負になる。

たとえば
「30年後の日本について」
という問いか、
「30年後の日本について、ジェンダーの問題を中心に」
という問いか、
「30年後の日本について、地政学的に考えて」
という問いか。

それは、googleで検索をすることと同じだ、と。
どのような検索ワードを使ってより良い検索結果を出すか、
ということと、
どのような問いをたててチャットGPTを利用するかは根本的に同じであるいうこと。

これに対して日本では、まずは「チャットGPTを使うことのリスク」から考える。
たとえば、国立情報学研究所の佐藤一郎教授は、
「教育に根源的に支障をきたす可能性」
を主張する。

スタンフォード大学と日本の高校生たちとの比較は正しくないかもしれないが、
まずはプラスから考えるか、
まずはマイナスから考えるか。
長所を伸ばすか、
短所をなくすか。

学校教育だけでなく、企業の人材育成でも同じことがいえそうだ。



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「ずっとぶれずにやってきました。中学教師からスタンフォード大学、そして……」